体長20ミリを超える大型の【ミナミトゲヘリカメムシ】が、「クレマチス」 の花にとまっていました。
目にしたときには、「オオクモヘリカメムシ」だと思いました。
頭部や前胸部が緑色ではなく全体的に茶褐色、それでも細長い体形や触角の第四節の色の切り替えなどの特徴がみられ、変異個体かなと悩んだのですが、胸部左右の突き出した「トゲ」により【ミナミトゲヘリカメムシ】だと同定しました。
本来は南方系のカメムシで、1973~1975年ごろ鹿児島県のミカン畑で発見され、その後大分県・高知県・和歌山県などで発見されてきており、地球温暖化の影響でしょうか、徐々に日本列島を北上中のようです。
「オオクモヘリカメムシ」はかなり強烈な臭いを放ちますが、おそらく同じヘリカメムシ科の仲間として、本種も強烈な臭いの防衛機能を持っているはずです。
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Posted at 2016-05-14 19:48
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Posted at 2016-05-14 20:31
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