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- 今年の読書(12)『筋読み』田村和大(宝島社文庫)
元女性タレントの<宮原千寿>が白骨死体で発見され、<山下貴一>が自首してきます。殺害現場で発見されたDNA型が<山下>と一致、捜査本部は起訴間違いなしとみていましたが、捜査一課の<飯綱和也>警部補は、状況から疑問に感じ異を唱えますが、神田署に飛ばされてしまいます。
神田署に赴任草々、車から飛び出した少年が後続の車に跳ねられる事故が起こり、少年は飛び出した車に乗っていた人物たちに連れ去られてしまいます。
不審に感じた<飯綱>は、サクラ・ウェルネスという遺伝子組み換えを主とする企業にたどり着き、行方不明だった少年を発見、病院に入院させますが、拉致されてしまいます。
驚くべきことに、殺人事件の<山下>と少年のDNA型が一致するということがわかります。
操作の要であるDNA鑑定にクローン人間・デザイナーベイビー問題をからめ、ヨミヅナこと<飯綱>の「筋読み」が冴える一冊でした。
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