< 「カッシーニ」(画像:アメリカ航空宇宙局) >
土星探査機「カッシーニ」は、1997年10月15日に「タイタンⅣ型ロケット」で打ち上げられ、7年かけて太陽系を横断2004年に土星へ到着。それから13年に渡り最新の機器でデータを収集し続けました。
20年に及ぶ長いミッションが終了し、2017年9月15日、「カッシーニ」は土星の大気に突入し燃え尽きました。なおこの方法は、本体に付着している可能性のある微生物を衛星等に持ち込まないための処置でした。
その間「カッシーニ」は45万枚以上の画像を撮影、635GBの科学データを収集した。それは我々がこれまでに見たこともない土星やその衛星の貴重な姿を記録しています。
地球は土星と太陽との間に挟まれているため、望遠鏡では土星の夜の姿を見ることができません。その姿を見るには探査機で裏側に回るほかありませんでした。
これから膨大なデーターの分析が行われていくのだと思いますが、宇宙の解明となる新しい発見に期待しています。
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