< 1号車(東京寄り)の外観イメージ(画像:JR東日本) >
JR東日本は、2019年5月の落成を目指して開発中の新幹線試験車両「E956」のデザインと開発状況を発表しています。愛称は「ALFA-X(アルファエックス)」で、「Advanced Labs for Frontline Activity in rail experimentation:最先端の実験を行なうための先進的な試験室(車)」という意味が込められています。
研究開発のコンセプトとして、「さらなる安全性・安定性」「快適性の向上」「環境性能の向上」「メンテナンス性の革新」の4つを掲げ、試験最高速度は400km/h程度、営業運転の最高速度は360km/hを見据えています。
試験車両は10両編成で、先頭車両には東京駅寄りの「1号車」と新青森駅寄りの「10号車」で異なるエクステリアデザインを採用しています。東京駅寄りの1号車はE5系とほぼ同じ先頭長(約16m)としながら、トンネル突入時の圧力波を抑えることと、室内空間を確保することの両立を目指しています。
新青森駅寄りの10号車はE5系よりも長い先頭長(約22m)にして、トンネル突入時の圧力波を抑え、環境性能を追求。先頭部は台車部を覆うせり出した造形、運転士を包み込む造形、後方に向けてなめらかにつなぐ造形の3つの造形から構成されています。
カラーリングは、周囲の色を取り込む明るいメタリックのボディに、自然と都市間における人々の活発な行き交いを表わした爽快感のあるグリーンの帯を合わせ、清々しさを感じる色彩とし、「ALFA-X」によって人々や情報が、より親密に行き交う様子ををクロス状の側帯で表わしているといいます。
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