「シカ」の化石@アルゼンチン・ブエノスアイレス
Jan
9
化石の正確な年代はまだ特定されていませんが、背骨や四肢、歯など、「シカ」の全身の約7割の部位が見つかっています。同じ発掘地からは、哺乳類や爬虫(はちゅう)類の化石がこの17年間で24体分見つかっています。
この「シカ」の骨格は、歯や脊柱がほぼ完全に揃っているだけでなく、肋骨(ろっこつ)20本以上、骨盤骨、後肢の骨、大腿(だいたい)骨の一部などが含まれています。
「シカ」は、モレネラフスの一種で、体重が最大で200キロに達した可能性もあります。この種の「シカ」ではこれまで断片的な化石しか見つかっていません。
今後、化石の年代を特定するための検査が実施される予定。この種の動物は約250万年前から1万2000年前まで続いた更新世に生息していたと推測されています。