ひょうひょうとしたとぼけた味わいや人気タレント<明石家さんま>さんの師匠としても親しまれた、上方落語界最長老の落語家<笑福亭松之助>(本名・明石徳三:1925年8月6日~2019年2月22日)さんが、亡くなられています。93歳げした。
喪主は長男の落語家<明石家のんき>(本名・明石弘之=あかし・ひろゆき)さん。
神戸市湊西区(現兵庫区)生まれ。1948年に<五代目笑福亭松鶴>に入門、<二代目松之助>を名乗る。<五代目松鶴>がすぐに他界したこともあって、演劇の分野にも進出。宝塚新芸座や吉本新喜劇で喜劇役者として舞台を踏んだほか、<明石光司>のペンネームで脚本や新作落語なども書きました。
一番弟子の<さんま>さんが落語家よりもタレントに向いていることを見抜き、活動しやすいよう、「笑福亭」の亭号を返上させる代わりに、自分の本名から「明石家」の家号を授けています。
落語の得意ネタは「三十石」「らくだ」「野崎詣(まい)り」。俳優としてはNHK連続テレビ小説「まんてん」「わかば」や映画「学校の怪談4」「パッチギ!」などに出演。90代を迎えてからも、半生をつづった「草や木のように生きられたら」(ヨシモトブックス)を出版。
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