<グーグルロゴ>(202)「幸田文生誕116周年」
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<幸田文>、(1904年〈明治37年〉9月1日 ) 1990年〈平成2年〉10月31日)は、作家の<幸田露伴>、母<幾美(きみ)>の次女として東京府南葛飾郡寺島村(現在の東京都墨田区東向島)に生まれています。
清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘「玉」を連れて晩年の父<幸田露伴>(1867年8月22日〈慶応3年7月23日〉~1947年〈昭和22年〉7月30日)のもとに戻ります。<露伴>の没後、父を追憶する『雑記』、『終焉』、『父』、『こんなこと』などを続けて発表、たちまち注目されました。
1954年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。1956年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)、『崩れ』『包む』などの作品を残しています。1976年に日本芸術院会員となっています。
ちなみに一人娘<青木玉>(1929年11月30日~)は随筆家として、離婚後の母<文>と祖父<露伴>との生活を回想した1994年『小石川の家』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。<露伴>のひ孫にあたる 娘の<青木奈緒>(1963年4月14日)もエッセイストとして活躍されています。