『ゆれる)(2006年) ・ <笑福亭鶴瓶>の初主演映画『ディア・ドクター』(2009年)の<西川美和>監督が、第153回直木賞候補作にもなった自著を自身の監督、脚本により映画化した『永い言い訳』が、2016年10月14日より全国で公開されます。
人気作家の「津村啓」こと「衣笠幸夫」(本木雅弘)は、突然のバス事故により、長年連れ添った妻を失いますが、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできませんでした。そんなある時、「幸夫」は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族と出会います。
「幸夫」と同じように妻を亡くしたトラック運転手の「大宮」(竹原ピストル)は、幼い「真平」(藤田健心)と「灯」(白鳥玉季)の2人の子どもを遺して旅立った妻の死に憔悴していました。その様子を目にした「幸夫」は、大宮家へ通い、兄妹の面倒を見ることを申し出ます。なぜそのようなことを口にしたのか、その理由は「幸夫」自身にもよくわかっていませんでした。
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