中国国家宇宙局は3日、 月面へ1日に軟着陸した無人探査機「嫦娥(じょうが)5号」 が、2日夜までに月の土壌サンプルの採取に成功したと発表しています。 サンプルを収納した機体が3日深夜にも月を飛び立ち、上空約200キロの軌道で待機する別の機体と合体する計画です。 「嫦娥5号」は11月24日に打ち上げられ、月の軌道上で切り離された着陸機と上昇機が12月1日午後11時(日本時間2日午前0時)すぎに月の表側に着陸。ドリルやロボットアームを使い約19時間かけて、2キロのサンプルを自動で採取し、真空の金属容器に収納しています。