体長10ミリほどの【オナシカワゲラ】です。カワゲラ目(襀翅目)オナシカワゲラ科オナシカワゲラ属には国内で30種以上が分類されていますが、一種を見つけました。3~5月ごろの早春に出現します。成虫は、苔や花の蜜などを餌とするようです。 「カワゲラ」は、幼虫の期間を水中で過ごし、成虫になると水中から飛びたちます。水生昆虫の多くは春に羽化しますが、「カワゲラ」の中には、冬に成虫になって、雪の上を歩き回る変わりものも知られています。 和名の由来は「カワゲラ」の特徴である腹部の先に生える1対の尾が大変短く、前翅に隠れて見えないことから名付けられています。