ダウ平均株価(5月26日)@終値3万2637ドル19セント
May
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前日午後に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は市場の想定内の内容と受け止められ、無難に通過したことに伴う買いが続いています。小売企業が市場予想を上回る四半期決算を相次いで発表し、消費関連銘柄が上昇しました。
米連邦準備理事会(FRB)が発表した5月3~4日開催分の議事要旨では、委員らが「今後数回の会合で通常の2倍の0.5%の利上げが適切になる」との認識で一致しています。市場では金融引き締めに積極的な「タカ派」姿勢をより強めるとの警戒感が出ていただけに、想定の範囲内の内容だったのを受け、幅広い銘柄に見直し買いが入っています。
ダウ平均株価は取引終了にかけ強含み、上げ幅を600ドル超「3万2774ドル14セント」をつける場面もありました。5月に入ってからの相場下落で、月末にかけ年金基金の資産配分見直しに伴う買いが入るとの観測もあり、買いを後押ししています。
終値は、前日比516ドル91セント(1.61%)高の3万2637ドル19セントで取引を終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、前日比305.909ポイント高の1万1740.650で終えています。