月探査機の着陸想像図(画像:アイスペース提供)
宇宙ベンチャー企業アイスペース(ispace・東京)が開発し、昨年12月11日(現地時間)に打ち上げられた探査機が26日未明、月面への着陸を試みましたが、予定時刻を過ぎても探査機との通信が確立できず、着陸の成否が確認できていません。同社は状況を詳しく調べています。
同社は26日午前2時すぎ、「現状、探査機からの通信が確認できていない」と説明。「推定では、月面着陸が完了できていない可能性がある」としています。通信は着陸直前まで維持されていましたが、その後、失われたといいます。
探査機は26日午前0時40分ごろ、月の上空約100キロから降下を開始。月の周りを航行中に時速約6000キロだった速度を、エンジンを噴射して徐々に落とし、月面までの距離を測定するなどして位置を把握し、約1時間かけて同1時40分ごろに、月の「氷の海」と呼ばれる地域にあるアトラスクレーター付近に着陸する予定でした。
成功すれば、民間開発の探査機としては世界初となり、着陸船は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが開発した変形型月面ロボットや、アラブ首長国連邦(UAE)の探査車など計七つを運び、月の砂の撮影などにも挑む予定でした。
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Posted at 2023-04-25 14:47
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Posted at 2023-04-25 14:52
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