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- ファルコン昆虫記(1039)【ショウリョウバッタモドキ】
昨日は、(1038)バッタ目(直翅目)オンブバッタ科の【オンブバッタ】でしたが、今回は体長45ミリ程度で頭が尖がってよく似ていますバッタ目・バッタ科の【ショウリョウバッタ】かと最初は思ったのですが、尾部や頭部に赤紫色の部分があり、同じバッタ目・バッタ科の【ショウリョウバッタモドキ】と同定しました。
全身薄緑ですが体側及び背面に赤い部分を持つ個体もあり、メスのみ全身が赤い個体も希に観られるようです。出現時期は【ショウリョウバッタ】より遅く、7月下旬~11月頃です。
まず、【ショウリョウバッタ】と最も大きく違うのは、体の大きさで、【ショウリョウバッタ】は日本最大のバッタであるため、大きなメスでは10㎝近くになることもありますが、【ショウリョウバッタモドキ】は4~5センチ前後です。【ショウリョウバッタ】は頭が長く尖っているのが特徴ですが、【ショウリョウバッタモドキ】は【ショウリョウバッタ】ほど頭は尖っておらず、幅もあります。【ショウリョウバッタモドキ】は足が短く、そのため、跳躍力も劣ります。脚を体にぴったりとくっけているのが特徴です。
【ショウリョウバッタモドキ】は、やや局所的であり、生息地域では多く見られるけれど、それ以外ではあまり見られないといった傾向があるようです。多くの県で絶滅危惧種または準絶滅危惧種に指定されており、場所によっては滅多に見かけることができません。
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