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- ダウ平均株価(11月9日)@終値3万3891ドル94セント
9日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げ観測が後退しており、株式相場を支えています。
ただ、判断材料が乏しく方向感のない展開となり、9日午後に<パウエルFRB議長>の発言機会があり、内容を見極めたいと買いを手控えようとする雰囲気が強く、ダウ平均は小幅に下げる場面がありました。
前週発表の米経済指標が景気減速や労働需給の緩和を示し、市場の一部で(FRB)の利上げ局面が終了したとの見方が広がっています。9日朝発表の週間の新規失業保険申請件数は21万7000件と、市場予想(22万件)を下回っています。一方、前週分は上方修正され、労働需給の引き締まりへの警戒を高めるほどの内容ではないと受け止められています。
米長期金利は一時、前日終値は(4.49%)でしたが(4.6%台半ば)に上昇する場面があり、米財務省が午後に結果を公表した30年物国債入札の結果が「低調」と受け止められ、米国債の需給懸念が強まりました。国際通貨基金会議での<パウエルFRB議長>の発言を受け、金融引き締めの長期化観測が改めて意識され、利益確定売りを誘い米株相場は下げ幅を広げています。
終値は2営業日続けて続落し、前日比220ドル33セント(0.65%)安の3万3891ドル94セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比128.97ポイント(0.094%)安の1万3521.45でした。 S&P500種は、前日比35.43ポイント (0.81%)安の4347.35でした。
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