22日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前日比205円87銭(0.62%)高の3万3560円01銭でした。朝方は
前日の米株安などから下げて始まりましたが相場の先高観は強く、下値では押し目買いが入り上昇に転じています。
主要企業の堅調な2023年4~9月期決算や米長期金利の低下傾向を背景に、海外短期筋などが株価指数先物に断続的な買いを入れ現物株指数を押し上げたようです。イスラエルがパレスチナ自治区ガザでの戦闘を4日間休止すると伝わったことも地政学リスクの後退を意識させました。
朝方には一時170円超え安の「3万3182円99銭」となる場面がありました。米半導体大手のエヌビディアは日本時間22日朝に2023年8月~10月期決算を発表し、材料出尽くしの売りで米市場の時間外取引で下落しています。前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が軟調だったことも影響し、東京市場でも半導体関連株を中心に売りが出ています。
終値は反発し、前日比97円69銭(0.29%)高の3万3451円83銭で終えています。