『メアリと魔女の花』(2017年・監督:米林宏昌)のスタジオポノックが、イギリスの作家で詩人の<A・F・ハロルド>による小説『ぼくが消えないうちに(The Imaginary)』を映画化し、少女の想像によって生まれたイマジナリーフレンドを主人公に、現実と想像が交錯する世界で起こる冒険を描いた長編アニメーション『屋根裏のラジャー』が、2023年12月15日より公開されます。
少女「アマンダ」の想像が生み出した少年「ラジャー」は、彼女以外の人間には見えない〈想像の友だち(イマジナリ)〉です。「ラジャー」は屋根裏部屋で「アマンダ」と一緒に想像の世界に飛び込み、喜びにあふれた毎日を送っていました。しかし、(イマジナリ)には人間に忘れられると消えていくという、避けられない運命がありました。「アマンダ」に忘れられれば、世界中の誰からもその姿は見えなくなり、消えていきます。
そんな自分の運命に戸惑いながらも、一縷の望みを抱いて歩み始めた「ラジャー」は、かつて人間に忘れさられた想像たちが身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」にたどり着きます。そこで「ラジャー」と仲間たちは、彼らの大切な人や家族の未来を懸けた冒険を繰り広げます。
「ラジャー」には、アニメ映画初参加の<寺田心>が担当。そのほか「アマンダ」役の<鈴木梨央>、アマンダの母「リジー」役の<安藤サクラ>をはじめ、<イッセー尾形>、<杉咲花>、<仲里依紗>、<山田孝之>、<高畑淳子>、<寺尾聰>が声を当てています。監督は、<高畑勲>作品の『火垂るの墓』から『かぐや姫の物語』までの全作品に携わるなどスタジオジブリ作品で活躍したアニメーターで、スタジオポノックのオムニバス『ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間』にも参加した<百瀬義行>が務めています。
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