7日午前の東京株式市場で日経平均株価は小幅に続落し、午前終値は前日比38円09銭(0.11%)安の3万6122円57銭でした。前日の米半導体株安や外国為替市場での円高・ドル安が重荷となり、売りがやや優勢となりました。朝方に下げ幅は一時200円を超え「3万5906円32銭」の安値を付けています。半面、トヨタなど好決算を発表した銘柄の一角には買いが入り、指数を下支えしました。
6日の米株式市場では、エヌビディアなどが下げ、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は(1.13%)安で終えています。7日の東京株式市場でも東エレクなど関連銘柄の一角が下げ、指数を押し下げました。
日経平均は上げに転じる場面も出ています。6日に2024年3月期の業績予想を上方修正したトヨタは一時(7%)高となり、連日で上場来高値を更新しました。6日に金額ベースで最大5000億円を上限とする自社株買いを実施すると発表した三菱商も一時(10%)高となっています。
後場寄り直後には海外短期筋とみられる株価指数先物への売りで下げ幅は300円を超え「3万5854円63銭」の安値を付ける場面がありました。
終値は小幅に続落し、前日比40円74銭(0.11%)安の3万6119円92銭で終えています。