〈アリ〉かなと何気なく見ていますと、見過ごしてしまいます体長8ミリ程度のクモ目ハエトリグモ科アリグモ属の【アリグモ】です。 〈蟻〉に擬態する〈蜘蛛〉の中では広く知られる属であり、形態・行動ともアリによく似ていますが、脚が8本、顔つきや、触覚がないところを観ますと、昆虫ではなく間違いなく〈蜘蛛〉の特徴です。 ふだんの動きは全くアリそのものですが、危険を察した時や、獲物を捕らえる場合など、いざという時には、跳んだり、糸を引いたりするので、まさに〈蜘蛛〉の行動です。 前回登場の〈餌〉を食事中の【アリグモ】の時に比べ、きれいな姿を捉えることができ、いつも〈アリ〉を観察し続けた成果が実り、楽しく編集ができました。