神戸：ファルコンの散歩メモ

２３日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比１円４５銭円高・ドル安の「１ドル＝１５５円５０〜６０銭」で取引を終えています。円の高値は『１ドル＝１５５円５６銭」、安値は「１ドル＝１５６円２５銭」でした。対主要通貨での円の売り持ちを巻き戻す動きが目立ちました。

 

円の下値の堅さが意識されていることなどから、対ドルや対ユーロで積み上がった円の売り持ちを解消する動きが強まったと、みられています。

 

米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が９月に利下げを開始するとの観測に加え、日銀金融政策決定会合が来週３０日～３１日に開かれる予定で、日銀の追加利上げが近いとの見方も意識されているようです。日米金利差が縮小に向かうとの見方も円を支えました。

 

２２日に米民主党が１１月の米大統領選の党候補者に＜ハリス副大統領＞を指名する方針を固めています。＜ハリス副大統領＞は、＜バイデン＞政権の政策を継承するとみられ、民主党の候補者選びが想定以上に早く決着したことなどもあって、共和党候補の＜トランプ前大統領＞が勢いを強めるとの見方がやや後退しています。＜トランプ前大統領＞が再選された場合の米インフレ圧力の高まりなどを織り込む円売り・ドル買いが低調になっているのも円の支えとなっています。