韓国映画『シュリ』を4Kデジタル修復されました『シュリ デジタルリマスター』が、2024年9月13日より全国で公開されますが、ラストが切なくて悲しみにあふれる韓国映画の感動の名作だと思います。
本作は朝鮮半島の南北対立をめぐるスパイアクションとラブストーリー。要人暗殺事件を捜査中の韓国情報部員「ユ・ジュンウォン」と「イ・ジャンギル」は、犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡していきます。その過程で、強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いて、南北両首脳をターゲットにしたテロの脅威が迫っていることを知ります。
本作は、1999年に韓国で公開された際『タイタニック』を超える621万人を動員。2000年の日本公開時には、当時の韓国映画としては空前のヒットとなる興行収入18億円を記録しています。しかしその後、韓国の出資会社側の事情で上映権が宙に浮く事態となり、長らく劇場上映・配信などができなくなっていました。再上映の熱い声が上がり続ける中、<カン・ジェギュ>自身が粘り強い権利交渉を重ね、韓国での公開から25周年となる今年、劇場再上映が実現しています。
『八月のクリスマス』(1998年・監督:ホ・ジノ)の<ハン・ソッキュ>が「ユ・ジュンウォン」、
『パラサイト 半地下の家族』の<ソン・ガンホ>が「イ・ジャンギル」に扮しています。また『告白、あるいは完璧な弁護』の<キム・ユンジン>が「ユ・ジュンウォン」の婚約者役、『オールド・ボーイ』の<チェ・ミンシク>が北朝鮮特殊部隊隊員役で参加。監督は『ブラザーフッド』・
『ボストン1947』の<カン・ジェギュ>が務めています。