17日、欧州中央銀行(ECB)はユーロ圏の金融政策を議論する定例理事会を開き、政策金利を(0.25%)引き下げることを決めています。
利下げは9月以来、2会合連続となりました。インフレの鈍化基調が鮮明となる中、欧州経済が減速していることを踏まえ、金融引き締めの度合いを一段と緩めることが適切と判断しています。
政策金利の一つで、民間銀行が(ECB)に資金を預け入れる際に適用する中銀預入金利を(3.50%)から(3.25%)に引き下げます。
(ECB)は6月の会合で、2019年9月以来4年9カ月ぶりとなる利下げを決定でした。7月は政策金利を据え置きましたが、
9月12日に再び追加利下げに踏み切りました。9月のユーロ圏消費者物価指数(確定値)が前年同月比(1.7%上昇)と、(ECB)が掲げる(2%)の伸び率目標を約3年ぶりに下回り、市場では今会合での追加利下げが確実視されていた。