帰りがけに顔を出します立ち飲み屋「福寿」に、お元気な御仁がおられます。
サカイさん、御歳96歳という人生の大先輩です。
毎日、カクシャクとして夕方の5時頃には、お店に来られます。
まずは、黒ビールとチーズクラッカー。その後は熱燗になり、その日の気分で酒のアテを注文されています。
週末以外の日課で、顔出しが遅い時には、「湊山温泉」にてのんびりと過ごされ、その帰り道と決まっています。
ご自宅は舞子なのですが、わざわざ山陽電車に乗られ、新開地まで一杯飲みに来られるという御仁です。
この立ち飲み屋「福寿」、新開地駅開通と同時に営業開始ですから、はや今年40年目をむかえます。わたくしもこの店では顔として、相当古参の方なのですが、おそらく開店当初からのお客さんは、サカイIさんだけではないでしょうか。
カウンターの向こう側の店員さん達も、50歳を過ぎた女性ばかりなのですが、サカイさんから見れば、まだまだ若い女性達です。混雑して忙しい時などに、お話し相手をしてもらえないと、少しばかり機嫌が悪くなりますが、まだまだお元気な印だと笑って見ております。
今晩も、「いつもおかわりなく、お元気ですね」と挨拶をいたしましたら、サカイさん曰く、「この頃、歳をとりまして」とのご返答。
わたくしを含め、周りの常連客は唖然としてしまいました。
「サカイさんが歳や言うたら、わしらはなんやねんなー」と、おっちゃん連中は苦笑しておりました。
100歳を迎えられた名古屋の姉妹、金さん・銀さんがおられました。
お祝い金を頂いて、「このお金、何につかわれます?」との質問に、「老後の為に貯金いたします・・・」と答えられておりました。
121歳で、元世界最長長寿の徳之島の泉重千代さんは。ギネスブックの訪問を受けた時に、「好きな女性のタイプは?」と聞かれ、「やっぱ年上かのう・・・」と答えられておりました。
お店の常連客達は、サカイさんが100歳で、来店される日を期待して待ってます。
いまだ杖も使われないほどの元気さです。たぶん大丈夫でしょう。
その時、サカイさんからどのような名セリフが飛び出すのか、今から待ちどうしくてなりません。
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Posted at 2008-01-31 14:58
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Posted at 2008-02-01 00:05
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Posted at 2008-02-01 04:44
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