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一目見て、まさに【嵯峨御流】の姿だとわかる<佐々木房甫>先生の作品でした。
この枝物をたわめる姿、 「松」 を代表に 「梅」 ・ 「イチイ」 など素材を替えながら季節感のある素材で生けられているようです。
枝の反り具合と枝先の方向性のバランスが、微妙に影響を与える生け方だと眺めておりました。
今回の板宿駅のご担当は、<秋田好甫>先生でした。
この時期らしく黄色の「菊」と、「葉物」(おそらく「ナンテン」の葉)の取り合わせです。
「葉物」も、しっかりと成長した枝と、新芽らしく色の淡い枝が合わさり、面白い景色を見せてくれています。
山野の草むらに自生している「菊」の雰囲気が漂う生け方で、自然なまとまりを感じさせてくれる姿だと眺めておりました。
今回の新開地駅のご担当は、<藤原スミ甫>先生でした。
名前のわからない手ごわい花材ばかりで、悩んでしまいます。
桃色の花が「コスモス」だとわかるだけで、あとの花材は初めて見る素材ばかりでした。
<生け花>としては、全体構成が第一番だと思いますので、使われている素材の形と共にじっくりと拝花させていただきました。
垂直に伸びる細い枝モノが、緑色の葉モノ類を引き立てるように伸びている姿に綾を感じていました。
今回の<佐々木房甫>先生の作品、鮮やかな緑色の葉物がきれいに映えている構成でした。
わかりにくいのですが、一番下には赤紫色の「リンドウ」が入り、色を合わせたかのように、同じ色合いの蕾を付けた枝がのびやかに方向性を確保しています。
黄色の花色と緑色の葉との対比が見事に生き、落ち着きのある景色を生み出していました。
昨日の高速神戸駅の <生け花>(167)【嵯峨御流】 も、水を入れた花器を使わずに、大皿に「かぼちゃ」を配置した作品でした。
今回拝見した山陽板宿駅の<柳田純美甫>先生も、横長のお皿に、秋の味覚が盛り付けられていました。
<毬栗・柿・かぼちゃ・茄子>をはじめ、芽が出た<サツマイモ>が生命力を感じさせてくれ、面白い景色を醸し出しています。
花材だけでなく時期的な素材での<生け花>、奥深い世界です。
神戸での開催期間は3日間と短いのですが、全国47都道府県を巡回している「第5回竹井友輝マンガ展」を見てきました。
マンガと言えば、白いケント紙にインクとペンでの表現だとばかり思っていましたが、作者は「エアブラシ」によるモノクロの世界を生み出していました。
白と黒のマンガで埋め尽くされた壁面は、奥行きある立体感のある構成で現実に飛び出してきそうな迫力を感じさせてくれます。
作者は新潟県新潟市(旧豊栄市)の出身で1984年5月生まれの30歳、パリでマンガ教室の講師をしながら「第1回マンガ展」を開催、今回で5回目になるようです。
山陽東須磨駅の<佐々木房甫>先生をはじめ、山陽板宿駅、新開地駅と【嵯峨御流】の先生方が交代で<生け花>を生けられています。
高速神戸駅にも【嵯峨御流】の先生が生けられているのですが、お名前の名札がありませんので掲載するのを控えておりましたが、今回、おもしろい形での飾り付けでしたので「これは!!」という感じでアップです。
「かぼちゃ」が大皿に盛られ、くるくると巻かれているのは「かぼちゃの蔓」だとみているのですが、自信がありません。
日本的な<生け花>ですので、歳時記的に冬至に食べると病気をしないという故事を思い出しますが時期的に早く、10月31日のアメリカの民間行事である「ハロウイン」を意識しているのかなと、悩ましく眺めておりました。
一応<生け花>を拝花させていただくときには、真正面を第一に観ていますが、角度を変えないと花材すべてがわからないときがままあります。
今回の<田中とき子>先生の作品は、季節らしく黄色の「菊」を中心に生けられ、「ナツハゼ」の枝と「ヘリコニア・ラティスパタ」という、熱帯アメリカ原産の植物が使用されているのですが、裏側に配置されており真正面からは見えていません。
鮮やかな橙色の「ヘリコニア・R」だけに、素人目にはわかりやすい位置に生ければいいのにと考えるのですが、なにか意味合いがあるのだろうと、眺めておりました。
今回の新開地駅の<生け花>のご担当は、<川邊フク甫>先生でした。
花材は「菊」のみで、「白色・黄色・紅色」の3色でまとめられています。
<寒露>も過ぎ、「菊」が旬の花材として使われています。
わたし的には、後ろに隠れた黄色の「菊」がかわいそうで、葉が多いのではないかと感じてしまいました。
今回の<佐々木房甫>先生の作品は、 前々回 ・ 前回 と同様に、赤い実の「ガマズミ」を骨格とした作品でした。
中心部に生けられている花材の生け替えだけで、ずいぶんとイメージが変わるものだと驚き、なるほどと勉強させていただくいい機会に恵まれました。
今回は、青い「リンドウ」から桃色の「カーネーション」になり、花器も取り換えられていました。
<生け花>は、花材の色ひとつの変化、花器の姿の違いにより、全体構成が変わる奥深い世界だと、改めて感じさせていただきました。
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