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28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落し、前日比127ドル59セント(0.36%)安の3万4930ドル93セントで取引を終えています。新型コロナウイルスの「変異株(デルタ型)」の感染拡大による世界経済の先行き懸念から売りが優勢になりました。
米国ではフロリダやテキサスなど経済規模の大きい州で新規感染者の増加が鮮明となっています。経済活動の正常化の動きが遅れるとの見方が強まっています。
米連邦準備理事会(FRB)は、28日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融政策の現状維持を決めています。(FRB)の<パウエル>議長は会合後の記者会見でテーパリング(量的緩和の縮小)の開始に向けて「今後複数の会合で経済情勢の進捗を確認する」と表明。おおむね想定の範囲内だったため、株式市場の反応は限られています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、前日比102.008ポイント(0.7%)高の1万4762.584で終えています。前日に好決算を発表した銘柄が買われ、指数を押し上げました。S&P500種は、0.82ポイント下げ4400.64でした。
28日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落し、前日比388円56銭(1.39%)安の2万7581円66銭で取引を終えています。
新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感が強く、前日の米国の株式相場が下落した流れを受け、リスク回避姿勢が強まりました。値がさのグロース(成長)株に売りが目立ち、相場を下押しし、下げ幅は500円を超える場面がありました。
五輪開催中の東京都で27日に過去最多となる「2848人」の新型コロナウイルス新規感染者数が確認され、神奈川、埼玉、千葉の3県も緊急事態宣言の要請を検討するとも伝わり、経済活動の正常化が遠のくとの懸念が出てきています。
中国当局がネット企業への統制を強化していることをきっかけに、前日までに上海総合指数などが大幅安となっています。きょうも上海総合指数は軟調に推移しており、中国との関わりが強い銘柄には売りが目立ち、特にソフトバンクグループ(SBG)は343円安の6745円で年初来安値を連日で更新しています。
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は6営業日ぶりに反落し、終値は前日比85ドル79セント(0.24%)安の3万5058ドル52セントで取引を終えています。
前日まで連日で過去最高値を更新し、目先の利益を確定する売りが優勢でした。中国政府がインターネット企業への規制を強化する中、香港株と上海株が大幅安になったのも投資家心理の重荷となり、市場では中国でビジネスを展開する米国企業にも規制がかかる可能性があり、政治リスクが意識され始めたようです。
主力ハイテク株が総じて売られたのも相場を押し下げています。主力ハイテクは27日夕から決算発表が本格化しますが、決算期待で事前に上昇していた銘柄が持ち高調整の売りに押されています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落しています。前日比180.137ポイント(1.2%)安の1万4660.576で終えています。またS&P500種も前日比20.84ポイント下げ4401.46となっています。
27日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸し、前日比136円93銭(0・49%)高の2万7970円22銭で取引を終えています。
前日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価など主要3指数が最高値を更新となった流れを受け、東京市場でも買いが優勢となりました。
値がさ株のソフトバンクグループ(SBG)が、昨年11月26日以来となる8カ月ぶりの7000円割れとなっています。午前9時05分現在、東証1部で売買代金第1位となりました。この日の下げで3月16日に付けた年初来高値1万0695円からの下げ率は35%を超えたことも重荷となり、午後にかけては高値圏で膠着感を強めています。
日本では今週から4~6月期決算の発表が本格化します。米アップルなど大手IT企業の決算発表を控え、積極的な売買が手控えられた模様です。
26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は5日続伸しています。
終値は、前週末比82ドル76セント(0.24%)高の3万5144ドル31セントで取引を終え、過去最高値を更新しました。
朝方は、中国当局が26日、ネット企業を対象に独占禁止法の順守やデータの安全など4分野に関して集中的に取り締まると発表などの規制強化を懸念した売りが先行しましたが、主力ハイテク株を中心に米主要企業の決算発表が今週にピークを迎えるとあって、決算期待の買いが次第に優勢になりました。
前週まで市場予想を上回る四半期決算の発表が相次ぎ、今週発表を予定する銘柄についても好決算が株価を押し上げるとの観測が強まっています。
ハイテク株比率が高い「ナスダック総合株価指数」は152.394ポイント高い14836.991、多くの機関投資家が運用指標とする「S&P500種株価指数」も44.31高い4411.79と5日続伸し、ともに過去最高値を更新しています。
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前場終値は前営業日比383円78銭(1.39%)高の2万7931円78銭でした。
終値は、前週営業日21日より285円29銭(1.04%)高の2万7833円29銭で取引を終えています。
日本の4連休中の(7月23日)の米株式市場では主要株価3指数がそろって最高値を更新しています。東京市場でも投資家のリスク選好が高まり、幅広い銘柄に買いが入りました。日経平均が節目となる2万8000円を上回る場面もありましたが、主力銘柄に利益確定や戻り待ちの売りが出て上値を抑えています。
前週の米株式市場では4~6月期業績が好調な銘柄を中心に買いが集まっていました。日本では今週から4~6月期決算の発表が本格化します。
海外経済の回復で恩恵を受ける銘柄が日本株の上昇を支えていますが、国内の新型コロナウイルスの感染拡大への懸念は引き続き重荷として意識されています。
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4日続伸し、前日比238ドル20セント高の3万5061ドル55セントと過去最高値を更新して取引を終えています。
3万5000ドルを超えるのは初めてになります。経済活動の再開を追い風に市場予想を上回る好決算が相次ぎ、投資家心理が強気に傾きました。消費関連銘柄やハイテク株など幅広い銘柄に買いが入っています。
ハイテク株の比率が高い「ナスダック総合株価指数」は152.394ポイント高い14836.991、多くの機関投資家が運用指標にする「S&P500種株価指数」も31.79ポイント高い4411.79と4日続伸し、いずれも過去最高値を更新しています。
22日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反落して始まりました。朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して増加し、前日まで上昇が目立っていた景気敏感株を中心に利益確定売りを促しました。一方、主力ハイテク株は堅調で相場を支えています。
終値は、前日比25ドル35セント(0.073%)高の3万4823ドル35セントで取引を終えています。
週間の新規失業保険申請件数は前週比55件増の441件と市場予想(35万件)を上回っています。ただ、米債券市場で長期金利は(1・28%)前後と前日終値(1・29%)近辺で落ち着いており、景気への悲観論が高まったわけではありません。
新規失業保険申請件数の発表は、このところ上昇基調にあった景気敏感株に利益確定売りを出す引き金になりました。化学のダウや航空機のボーイング、石油のシェブロンの下げが目立ち、金融のゴールドマン・サックスとJPモルガン・チェースも値を下げています。
21日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸し、前日比286ドル01セント(0.83%)高の3万4798ドル00セントで取引を終えています。
前日に2月以来の低水準まで下がった米長期金利が大きく上昇し、投資家心理が改善しました。景気敏感株を中心に買いが広がり、好決算を発表した銘柄が買われたのも相場上昇を支えました。
21日の米債券市場で長期金利が一時(1.30%)と、20日に付けた2月以来の低水準(1.12%)から大きく上昇しました。最近は長期金利低下は景気減速の目印とみなされやすいだけに、金利上昇が株買いを誘いました。
航空機のボーイングや化学のダウ、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど景気敏感株が値を上げ、利ざや縮小の懸念が和らぎゴールドマン・サックスなど金融株も買われています。
21日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反発し、前日比159円84銭(0・58%)高の2万7548円00銭で取引を終えています。
前日まで5日続落し、その間の下落幅が1300円を超えていたため、短期的な戻り期待や値ごろ感からの買いが優勢になりました。
新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から急落していた米ダウ工業株30種平均が前日に大幅反発したのを受け、東京市場では輸送用機器や非鉄金属など景気敏感を中心に幅広い銘柄に買いが入り、日経平均の上げ幅は一時400円を超えています。
ただ、明日から4連休に入るのを前に見送り感があり、買いの勢いは続かず、相場の頭は重く終わっています。
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