- Hashtag "#花" returned 2102 results.
花弁の中心にある<花托>の形状を蜂の巣に見立てて、「ハチス(蜂巣)」と呼ばれていたのが転訛して【ハス(蓮)】になりました。
ハス科ハス属のインド原産の多年草で、地下茎は野菜として一般的な「蓮根(レンコン)」です。
地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出し、水面よりも高く出て草丈は1メートル程になりますが、 「スイレン」 は水面以上に茎を伸ばして葉を出すことはありません。
花期は7~8月頃で、白色または桃色の花を咲かせ、夏の季語になっています。
早朝に花を咲かせ、午後3時ごろには花を閉じてしまいます。
花の開閉を3回繰り返し、4日目には花弁を散らす不思議な開花を見せてくれる【ハス】です。
空き地から、はみ出すように枝を伸ばした【ノブドウ(野葡萄)】に、たくさんの実が出来ていました。
ブドウ科ノブドウ属のつる性落葉低木で、日本全国の藪や草原、都会の空き地などでも見つけられます。
葉はブドウ属の「ブドウ」や「ヤマブドウ」に似ていますが別属で、特に果実と葉とが交互に付くブドウ類とは異なります。
果実は熟すと光沢のある青や紫色から空色に色付きますが、食味はよろしくありません。
きれいな空色の果実ですので、切り花などにして生けますと、残念ながらすぐに色褪せてしまいます。
【ノブドウ】の名前らしく、やはり「野」にありての植物のようです。
住んでいます団地の入り口手前の道路脇を利用して、お花が好きな方が色々なお花を植えられています。
その中に、高さ3メートル近くに伸びた【ルコウソウ(縷紅草)】があり、赤い花をたくさん咲かせているのが目にとまりました。
ヒルガオ科のつる性多年草で、「アサガオ」と同じサツマイモ(イポメア)属の植物ですが、非耐寒性ですので日本では春巻きの一年草として扱われています。
原産地は熱帯アメリカ、日本には江戸時代初期の1634(寛永11)年に渡来しています。
葉は細く羽状に付き、花は花径2センチばかりの星型で、基部は筒状で細長く、花色は白色・赤色・桃色が一般的です。
かっては「カラムシ」と同様に、茎の植物繊維から糸を紡いで布を織っていた【ヤブマオ(藪荢麻)】です。
「カラムシ」の別名が「マオ(荢麻)」と呼ばれていましたので、「藪」を冠した和名が付けられています。
イラクサ科カラムシ属の多年草で、学名が「Boehmeria japonica」ですので、日本固有種です。
茎は枝を分けずに直立し、高さは100センチ程になります。
葉は長さ10~20センチの鋸歯のある卵円形~卵状長楕円形で、先は尾状に尖り、仮面には短毛が密生しています。
花期は8~10月頃で、葉の脇から穂状花序を出し、穂の上の方では雌花を、下方では雄花を咲かせる雌雄同株ですが、雄花を咲かせない個体も多く見受けられます。
【ザクロ(石榴)】の赤い実が、青々とした緑の葉の中でも特に目立つことにより「紅一点」の語源だと、前回の <蕾と花> のときに書きましたが、赤色から黄色にと変化してきています。
花も咲き終わり、近所の【ザクロ】の実が大きくなり膨らんできています。
日本に輸入されている製品は、イラン産かカリフォルニア産で、日本のモノに比べてかなり大きな【ザクロ】です。
大きく膨らんだ実の中には、タネが多くあることから、アジアでは昔から子孫繁栄、豊穣の象徴でした。
実に残る帽子状の<蕚>の部分は王冠に似ており、権威を表すモチーフとして、ソロモン王の宮殿の柱頭のデザインに採用されています。
「シロツメクサ」 の花環と同様に、女の子の遊びの一環として【ジュズダマ(数珠玉)】を使った腕輪作りなどがありましたが、これも見かけることは無くなりました。
インドなど熱帯アジアを原産とする、水辺に生育する大型の植物で、イネ科ジュズダマ属の一年草です。
根元で枝分れした多数の茎が束になり、茎の先まで葉を付け、花は茎の先の葉の付けに多数できます。
葉鞘から花茎の先端に丸い雌花が付き、その先から雄花がのびるという、面白い花序をもち、実らしく見えるのは苞葉が変化したもので、この苞葉の先端には穴が開いており、雌花から伸び出したひも状の柱頭がそこから出ています。
雌花は熟すと表面が堅く黒くなり表面に艶が生まれ、熟すと根元から外れ落ち、乾燥させれば長く色と形を保ちますので、糸を通せば数珠や腕輪作りに適した材料で人気がありました。
道路脇の側溝の底から、桃色の【フヨウ】の花が、元気に顔を出していました。
アオイ科フヨウ属の落葉低木種で、中国・台湾・日本に自生しており、日本では西日本から九州・沖縄にかけてが多いみたいです。
桃色や 白色 の花径10~15センチの大きな花を咲かせますが、<一日花>で朝方咲き出し、夕方にはしぼんでしまいます。
蕾をたくさんつけますので、途切れることなく長期間咲き続けて、目を楽しませてくれます。
美しくしとやかな女性に対して<芙蓉の顔>と賛美する言葉がありましたが、最近では耳にすることもなく、このような<ど根性な植物>を目にしますと、しとやかさとは程遠い感じです。
花径1センチばかりの小さな花ですので、【キツネノボタン(狐の牡丹)】は「狐の釦」だと勘違いしていました。
若い根生葉が、花の大きな「牡丹」に似ていて、咲くと小さな花ですのでだまされたということで「キツネ」の名が付けられました。
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
5~8月頃、分岐した葉の先に黄色い5弁の花を咲かせ、花弁には光沢があります。
花後には、コンペイトウのような角のある果実を実らせ、果実は集合果で、角状の突起一つ一つが実です。
馬も喰わない 「センニンソウ」 と同様に、キンポウゲ科として有毒物質(ラヌンクリン)を含みますので、茎葉の汁が皮膚につきますと炎症を起こしますので要注意です。
本日8月16日は、アメリカ合衆国ミシガン州出身のシンガーソングライター<マドンナ・ルイース・ヴェロニカ・チッコーネ>のお誕生日で、1958年生まれです。
長い本名ですが、日本において「マドンナ旋風」を巻き起こし、セックスシンボルとしての<マドンナ>と呼ぶ方が分かりやすいかもしれません。
「マドンナ」はイタリア語で「我が淑女」という意味であり、狭義では<聖母マリア>を指し、転じて美しい女性を表します。
1978年ニューヨークでダンサーとしてデビュー、下積み生活を経て歌手となり、『ライク・ア・バージン』で一躍音楽界を席巻しました。
「プリティー・リーグ」や「エビータ」などの映画に出演したり、チャリティーコンサート・アフリカの孤児を養子にと社会貢献活動も精力的に行っています。
<マドンナ>の名言の中に、《勇気があるというのは、無条件に誰かを愛すること。見返りを求めたりしないで》というのがありますが、正にこの【恋するマドンナ】の花姿が、代弁してくれています。
8月15日、今日は終戦記念日で、戦争を知らない戦後生まれの最年長者も68歳を迎えます。
<ジローズ>が、1970年に大阪万国博覧会で歌いました『戦争を知らない子供たち』の曲も、ベトナム戦争真っ最中の時期であり、日本もアメリカ軍の基地として利用されていたため、反戦運動が華やかりし時代でした。
広島平和記念資料館には、「焦土に咲いたカンナの花」というモノクロームの写真が、本館の隅のコーナーに飾られています。
原爆の影響で75年間は草本が生えないと言われていましたが、わずか一ヶ月にして、爆心地から800メートル離れた基町(中区)にて、朝日新聞の松本栄一カメラマンが、瓦礫の中で咲く赤色の<カンナ>を見つけて写しています。
赤色の<カンナ>は<平和の花>として広島の象徴であり、東日本大震災の被災地でも、復興のシンボルとして植えられていると聞いています。
普段と変わらない一日が過ぎ去りますが、改めて平平凡凡に感謝をしたい終戦記念日です。
- If you are a bloguru member, please login.
Login
- If you are not a bloguru member, you may request a free account here:
Request Account