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近所の空き地、毎年伸びきった雑草を8月頃にはきれいに刈り取られているのですが、今年は猛暑と長雨の影響でしょうか、そのままで放置されています。
刈り取られずに無事に成長したようで、運良く【イタドリ(虎杖)】の雄花が開花していました。
タデ科ソバカズラ属の多年草ですが雌雄異株で、雄花はオシベが花弁の間から長く飛び出しており、雌花はメシベよりも花弁の方が大きい形をしています。
晩夏から秋にかけて、花径3ミリほどの小さな白色か赤味を帯びた花を多数咲かせます。
花後には3枚の翼を付けた種子が熟し、風により散布、路傍や空き地にまた新しい芽を吹き出していきます。
秋に多くの昆虫や蟻(写真にも一匹います)が集まる代表格の花ですので、珍しい昆虫と出会えればいいなと眺めておりました。
多彩な葉の色で目を楽しませてくれる【ハゲイトウ(葉鶏頭)】です。
ヒユ科ヒユ属の一年草で、初めは緑色の葉ですが、夏の終わりごろから色付き始め、上部から見ると中心部より 赤色・黄色・緑色 等の色合いになり、寒さが増すほどに色が鮮やかになっていきます。
「ケイトウ(鶏頭)」が花を観賞するのに対して、葉を観賞するケイトウという意味で、「ハゲイトウ」の名がありますが、属は違います。
属名の「Amaranthus」は、「色が褪せない」という意味があり、園芸店では<アマランサス>で流通しているのを見かけます。
路傍や空き地などでよく見かける、北アメリカ原産の帰化植物【アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)】です。
マメ科ヌスビトハギ属の多年草で、草丈1メートル程の高さに育ち、葉は3小葉からなり、葉の表面には硬くて短い毛が多数生えています。
9月頃から長さ6~9ミリの赤紫色の花を咲かせ、開花後の果実は扁平で3~6個に分かれ、間にはへこんだ節を持つ形状をしています。
果実の鞘の表面には鉤状に曲がった毛が密生しており、熟すと節からちぎれて衣服や動物の毛などに絡みつき、子孫繁栄の生存戦略として働きます。
俗に言う「ひっつき虫」ですが、近頃の子供は空き地で遊ぶこともなくなり、衣服に付けて帰宅することもなく、お母さんに叱られることもなさそうです。
今年は、なかなか【オシロイバナ】の絞り模様が採集出来ません。
何ヶ所か絞り模様が期待できる植え込みがりますが、ことごとく刈り取られる運命のようで、残念です。
猛暑の影響もあり、例年に比べて【オシロイバナ】の成長が早く、株が大きくなりすぎたのかもしれませんが、なんとか6種を追加することが出来ました。
今年中には、絞り模様も200種を超えると期待していたのですが、この時期となり厳しい目標になりました。
昨年は、20回の報告で(117種類)が紹介出来ました。
今年は5回目の報告になりますが(42種類)にとどまり、合計(175種類)になりました。
夕方に咲き出し、朝方にはしぼんでしまう【オオマツヨイグサ】ですので、朝寝坊にはきれいな花姿がなかなか写せません。
原種はアカバナ科マツヨイグサ属に分類される北アメリカ原産の植物ですが、ヨーロッパにおいて<グランヂフローラ種>と<エラタ種>を交配させた園芸品種です。
日本には1870年代に渡来していますが、その後逸脱して空き地や路傍に咲く帰化植物となっています。
黄色い花弁はハート型の4枚から成り立ち、マツヨイグサ属として最大の大きさで、花径は8センチばかりになります。
花の真ん中には柱頭が4つに裂けたメシベがあり、その周りに8本のオシベが取り囲んでいます。
メキシコを原産地とする、サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物が、【ゲッカビジン】です。
日本で流通しているクジャクサボテン属は園芸品種の交配種が多く品種名も覚えられませんが、本種は原産地からそのまま導入された原種です。
「葉」は帯状でやや厚みがあり昆布を思わせる形状で、縁がところどころ浅くくびれて緩やかな波状になっていますが、これは「葉」ではなく、<茎節(けいせつ)>と呼ばれる「茎」の変化したものです。
日本の気候では6~11月が花期で、蕾は最初は垂れ下がっていますが、開花直前になりますと上を向いて膨らみ、夜8時頃から芳香を漂わせながら純白の薄い花弁を重ねた上品な花姿を見せてくれます。
花径は10~13センチ、長さは20~25センチ程度の大きさで、翌朝にはしぼむ<一日花>で、受粉しなければ散ってしまいますが、開花中の花やしぼんだ花は食用にでき、咲いている花は焼酎につけておくと保存ができます。
一枚の葉の色が、緑色と桃色との二色を持つ、【イレシネ・リンデニー・ピンクサファイヤ】です。
ヒユ科イレシネ属の多年草で、一般的な「イレシネ・リンデニー」はエクアドル原産、全体的に濃赤紅色の葉の色をしていますが、本種はその園芸品種にあたります。
葉の先端が丸い<ヘルズスティー>種は、形状から「マルバヒユ」四呼ばれていますが、本種は葉の先端が尖っていますので見分けることは容易です。
緑色と桃色の織混ざった眺めは、なんとも不思議な趣きが漂っています。
ヒガンバナ科ハマオモト属の【ハマユウ(浜木綿)】の花期は夏で、葉の間の真ん中から太くて真っ直ぐな花茎を伸ばし、先端に多数の白色の花を散形に咲かせます。
花序ははじめは<苞>に包まれており、開花時にはこの<苞>は下に垂れ下がります。
花は短い柄の先にあって、白色の細長い6枚の花被を持ち、先端部はバラバラに反りかえっています。
【ハマユウ】の開花の 観察記録 を紹介していますが、スズメガ等の働きで受粉後、花被筒と融合した子房が肥大して径4~5センチばかりの歪な球形の果実が実ります。
熟しますと裂開して、コルク質の厚い種皮に覆われた種子が数個落とします。
浜辺に自生していますとこの種子が海流に流され、たどり着いた新天地の浜辺にて芽吹くことになります。
二日前にも「桃色の<苞>が美しい」ということで 「エクメア・ファシアータ」 を紹介しました。
今回も同じパイナップル科の着生植物で、多年草の【ハナアナナス】です。
パイナッププル科ハナアナナス(ティランドシア)属に分類され、南アメリカを中心に400種以上が分布する、パイナップル科最大の属です。
属名の「Tillandsia」は、スェーデンの植物学者「Elias Til-Landz」に因んで付けられました。
草丈25センチ程度、葉は直立しますが反りかえり幅1センチ程度の細さです。
花茎は短く、その先端に桃色の大きく目立つ団扇のような<苞>を二列互生に付け、その脇から6弁花の青紫色の花を咲かせますが、外花被片は小さくて3弁花にしか見えないこともあります。
花は短命ですが、<苞>は2~3ヶ月は色あせず、花よりもこの<苞>を観賞する【ハナアナナス】です。
春先に赤紅色の5弁花で目を楽しませてくれた 【カリン】 の花ですが、青い実が実のっていました。これから、黄色く熟していきます。
バラ科ボケ属の落葉高木種で、マメ科の「カリン(花梨)」とはまったくの別種です。
語呂合わせで「金は貸すが借りない」という縁起担ぎで、庭の表側には「カリン」を植え、裏側には「カシノキ」を植えると商売繁盛に成ると言われていました。
熟した実は香りがよく、のど薬として有名な「カリンフェノール」成分を含んでいて生薬として用いられています。
酒呑みとしては、やはり焼酎に漬け込んだ「カリン酒」が一番体いいいのではと、枝先に実のっている「カリン」を羨ましく眺めておりました。
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