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神戸布引ハーブ園には、「ハンカチの木」があり、春先に白い苞(ホウ)を付けて、本当にハンカチを広げたような姿を見せてくれます。
花が咲くまでに10~15年の期間が必要な木ですので、なかなかお目に書かれる機会は少ないかと思います。
住宅街の植え込みに珍しい花を見つけました。
こちらは「ハンカチの花(コンロンカ)」です。
花のガク片の1枚が大きくなり白色花弁化して、まるでハンカチをヒラヒラさせているように見えませんか。
緑の葉に、白いガク片、そして花は星型の黄色です。
暑いこの時期、涼しげな色合いで楽しませてくれています。
<kito>さんを筆頭に、お花好きのブログル仲間が多いので、珍しい花でないとなかなか興味を引いてもらえないかなと、いつも心配してしまいます。
和食堂「まるさ」にお昼御飯を食べに行く途中、いつもと違う道を曲がりましたら、咲き誇っている【フクシア・レギア】の花を見つけました。
アカバナ科フクシア属のつる性常緑小低木種です。
3メートル程の高さで、枝ぶりも良く、下向きに咲く面白い形の花にしばし心を奪われておりました。
赤色の<蕚>と紫色の花弁の取り合わせは、いかにもブラジル原産の花の色合いです。
昨年12月半ばまで咲いていたご近所の 【セイヨウアサガオ(西洋朝顔)】 、この時期早くも咲きだしています。
ただただ、「はやぁ~」という驚きで、眺めておりました。
これから半年近く楽しめるのはありがたいことですが、それにしても恐ろしき生命力だと思います。
JR神戸駅前の自転車置き場にあります植え込みに、ようやく【ヒぺリカム ・ カリシナム】のつぼみが大きく膨らみ、一輪だけが咲いておりました。
舌をかみそうな長い名称ですので、覚えるのも大変です。
オトギリソウ科オトギリソウ属の常緑低木種で、ブルガリア、トルコ原産で、これから夏の間、黄色い大きな花で楽しませてくれます。
咲きそろいますと見ごたえありますし、雄しべの形も面白く、眺めていて飽きない花です。
見た目そのまま、ビン洗いのブラシそっくりの花が、神戸中央体育館の植え込みに咲いていました。
この時期の赤い花は珍しいと思いますが、とにかく面白い形ですので、覚えやすいですね。
オーストラリア原産で、フトモモ科ブラシノキ属の植物です。
実は枝に何年間も付いたままというのも珍しく、山火事などの時に一度にはじけ飛び、一番に咲き出すという習性を持っています。
葉が槇に似ていますので、別名「花槇」と呼ばれていますが、やはり【ブラシノキ】と呼ぶのがぴったくる名称だと思います。
本来神戸まつりで賑わう神戸の街も、「新型インフルエンザ」の感染者が神戸で確認され、メインのパレードが中止になってしまいました。
また、屋内の各種イベントもすべて中止となり、静かな一日でした。
エイズの時も神戸からの患者でしたので、国際観光都市という名前が皮肉に思えます。
どんよりとしたお天気でしたが、自然界は人様のドタバタ劇とは関係なく、ジャスミンの花が強い香りを漂わせてくれています。
生垣いっぱいに広がる白いジャスミンを眺めながら、神戸の経済が落ち込まなければと心配しておりました。
野草の中には、きれいな花を咲かせるのに「ママコグサ」や「イヌノフグリ」、また「ブタクサ」などというかわいそうな名前の植物たちがいますが、反面、いい名前を授かった植物もあります。
写真をみれば分かりますように、小判のような金色に輝く実が出来ることから、【コバンソウ(小判草)】(イネ科コバンソウ属)と命名された、なんだかありがたい名前の野草です。
<科>は違いますがよく似た名前の「オオバンソウ(大判草)」という植物もあり、1901年合田清教授がフランスから持ち帰り普及させたことから「合田草」とも呼ばれています。
「カネノナルキ(カゲツ:花月)」と同様、たくさん植えておけば、お金が貯まるかな。
鯉川筋の黄色い「イペ」の花も咲き終わりました。
残念に思い歩いておりますと、山手幹線の街路樹が奇麗な紅い花序をたくさん付けています。
セイヨウトチノキ、「マロニエ」といえば分かりやすいのかもしれませんが、これは同系列の「ベニバナトチノキ」です。
マロニエは白い花序ですが、こちらは名前のとおりきれいな紅色をしていて、とても鮮やかに緑の葉に映えています。
歩道を歩いている人は、気にもしないで通り過ぎていきますが、わたしは立ち止まり楽しませていただきました。
昨年4月28日は、神戸港からブラジルに移民した方々の100周年の記念日でした。
これを記念して、旧移民センターから移民船笠戸丸が出港したメリケン波止場を結ぶ鯉川筋に、ブラジルの国花である「イペ」の木が植えられています。
スイカズラ科の花ですので、大きな花弁が開き、見事な黄色の輝きを見せてくれています。
明るい陽光の日差しのもと、多くの方が足を止めて眺めておりました。
今が見ごろで、花が落ちると、見向きもされない青葉だけの木になってしまうのが、とても残念です。
リュックサックを背負ったハイカーが歩く山道の傍らに、ぽつんと「ニホンスイセン」が咲いています。
高山植物の持ち去りや、梅や桜の木を折って平気な輩がはびこる時代です。
この水仙の運命やいかにと通りがけにいつも眺めておりますが、風に揺れながら可憐に咲き続けてくれています。
中国の古典に「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」とあります。
仙人が宿る花、いたづらをするとバチが当たるかも知れません。
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