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本日10月25日は、<パブロ・ピカソ>(1881年10月25日~1973年4月8日)のお誕生日です。
スペインアンダルシア地方のマラガ市で生まれ、のちフランスで活躍、<ジョルジュ・ブラック>とともに「キュビズム」の創始者として知られ、絵画のみならず素描、版画、挿絵、彫刻、陶芸等幅広く制作し、もっとも多作な美術家として、『ギネスブック』に登録されています。
<バラ>の【ピカソ】は、1971年イギリス(その後ニュージランドに移転)の<マグレディ社>が作出しています。
花弁の表が赤朱色、裏側が白色、花弁の縁に白いかすり模様が入る花姿を持ち、<バラ>の園芸業界では「ハンド・ペイント」と呼ばれる世界初の品種です。
その斬新な花姿を、<パブロ・ピカソ>の偉業をたたえての品種名だとおもいます。
今回の高速神戸駅に飾られている<生け花>は、秋を代表する「菊」のみで構成されており、落ち着いた佇まいを醸し出しておりました。
「イエギク」は1500年前に中国で「チョウセンノギク」と「ハイシマカンギク」を交配させて作られたのが始まりとされ、日本では約350種ほどの野菊が自生しています。
平安・鎌倉時代を通じて菊作りが行われ、江戸時代にはさらに育成が進み、「古典園芸植物」として多数の品種が生み出されています。
「菊」だけのあしらいですが、<菅物>と言われる花弁が管状の長いモノから小菊まで、また大輪から小輪までと、多彩な「菊」が楽しめる景色でした。
市内の某公園内に、ご近所の方がお世話をされている花壇を見つけ、何か珍しい草花がないかと見て回りました。
コンクリートブロックの穴を使い、 【マツバボタン】 を栽培されているのには驚きました。
しかも咲いているのはきれいな「絞り模様」の花弁で、花径5センチと大きく、見ごたえがありました。
【マツバボタン】は、朝方に花弁を開き昼過ぎには閉じてしまう一日花ですが、近年は品種改良され、長く咲き続ける品種も出てきているようですが、このような絞り模様が一日限りの楽しみとは、残念でなりません。
春先から11月頃までと花期の長い「マンデビラ」は、キョウチクトウ科マンデビラ(チリソケイ)属のつる性植物です。
原産地はメキシコ~アルゼンチン周辺で、100種ほどが自生していますが、園芸品種も多く、以前は桃色が主流でしたが、白色の 「マンデラ・ボリビエンシス」 や 赤色の 「マンデビラ・サンパラソル・ジャイナント」 などをよく見かけます。
園芸業界では旧属名の「デプラデニア」で流通しており、また品種が多いので属名の「チリソケイ」の表記も見受けられます。
花径10センチ前後、長さ7~8センチ程度のラッパ型で、先端が大きく開いて5枚の花弁に分かれています。
プランターに咲いている花を順番に眺めていましたら、「ん?」という花弁の花と遭遇しました。
【ジニア・リネアリス】は、アメリカ南西部からメキシコ北部にかけて自生しているキク科ジニア属の植物です。
本種の和名は「ホソバヒャクニチソウ(細葉百日草)」で、茎は直立し、葉は細長い紡錘形で対生しています。
「ヒャクニチソウ(百日草)」は、草丈が60~100センチになりますが、本種はこんもりと横に広がり、草丈は30センチ前後です。
頭花は単生、花色は非常に豊富で赤・橙・黄・白・桃色・藤色等がありますが、花弁(舌状花)に黒斑のブロッチが入る品種は初めてで驚きました。
花色は白色ですが、熟した果実は黒紫色になる【ビバーナム・ティナス】です。
スイカズラ科ガマズミ属、地中海沿岸を原産地としています。
ガマズミ属はほとんどが北半球の温帯に分布、日本には「ガマズミ」をはじめ、「ヤブデマリ」や「サンゴジュ」など15種ばかりが自生しています。
春に白色または淡い紅白色の小さな花を集散状に咲き、ひとつの花序の径は7センチ以上になり、花には芳香があります。
植木鉢が小さいのか、こぼれるように花序が垂れていました【クレロデンドロン・ウォリキー】です。
クマツヅラ科クサギ属の植物で、インドのアッサム地方からヒマラヤが原産地、開花時期は10月~12月です。
緑色を帯びた白い花を下垂して咲かせ、合弁花で花冠は5つに裂け、裂片は横に開き3~4センチ程度の花径、長い雄しべが突き出した形をしています。
属名の「 Clerodendrum」はギリシア語の「cleros(運命) + dendron(樹木) 」からなり、スリランカにあった同種の2種を「幸運の木」と「不運の木」と呼び分けていたことに由来しています。
秋から初冬にかけて、赤~青紫色の大きな花を咲かせる【ノボタン(野牡丹)】が咲いていました。
花付きがよく、次々と花を咲かせていきますので、花色も濃くよく目立ちます。
【ノボタン】は厳密にいいますと「ノボタン科ノボタン属」の花全般を指し、特定の品種を指す言葉ではなく、日本では4属7種が分布しています。
栽培種として人気があるのが 「シコンのボタン(紫紺野牡丹)」 はシコンノボタン属ですが、こちらは<蕊>が全部紫色をしており、【ノボタン】は真ん中の <蕊>が黄色 なのですが、写真の種はすべての<蕊>が白っぽく見えています。
よく似た名称に 「キツネノボタン(狐の牡丹)」 がありますが、こちらは、キンポウゲ科キンポウゲ属の植物でノボタン科の仲間ではなく、頭の整理が追いつきません。
白色や桃色の大きな 「コスモス」 が揺れている隣には、黄色の花が咲き、蕾をたくさんつけた<カッシア>の鉢がありました。
マメ科カッシア属、成長すれば樹高2~3メートルになる落葉低木種で、原産地は南アメリカのブラジル・アルゼンチンです。
8月~11月にかけて、濃い黄色の5弁花を咲かせます。
<カッシア>は2品種あり、葉が丸くて小さな「小葉のセンナ」と、葉は細く先端が尖る園芸品種の「アンデスの乙女」が知られ、偶数羽状複葉の2枚の葉は、夜になると閉じる特性を持ちます。
植木鉢の中で、きれいな2唇形の花を咲かせている【オタカンサス】を見つけました。
ゴマノハグサ科オタカンサス属の多年草で、原産地はブラジルです。
青紫色の上下に広がる花弁の真ん中に白色の斑が入り、「猫の眼」を連想さえることにより、「ブルーキャッツアイ」という別名を持っています。
また、ブラジル原産の「 snapdoragon = 金魚草 」ということで、英名では「Brazilian snapdoragon」です。
花期は8月~11月ごろですが、夏の高温多湿には弱い植物です。
茎頂付近に花が付き、茎を伸ばしながら次々と花を咲かせていきます。
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