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JR元町駅南側の花壇に、<ストロビランテス>が植え込まれています。
キツネノゴマ科ストロビランテス属の常緑性低木で、原産地はミャンマーです。
葉の裏側が暗紫色をしていますので和名では「ウラムラサキ(裏紫)」と呼ばれ、葉表は紅紫色がかった葉で、くっきりと葉脈が目立ちます。
葉の表面はうっすらと銀色でコーティングされた感じがあり、光が当たりますと金属光沢を帯び、とてもきれいな葉が楽しめます。
本来は葉を楽しむ観賞用の植物ですが、冬から春にかけて淡い紫色の長さ3センチ程度の花を、総状花序で咲かせます。
何とも複雑な形態の花を咲かせるつる性植物の <トケイソウ(時計草)> ですが、真っ赤に熟した「実」を見つけました。
大きさも色合いも、なんだか 「ヒメリンゴ」 にそっくりですが、名称も【レットアップル】といい、クサトケイソウ系の品種です。
一般的に<トケイソウ>類は確か他家受粉が必要で、なかなか実をつけない種として記憶があるのですが、丁寧にお世話されているかたの努力の賜物だとおもいます。
夏の強い日差しや乾燥に強い【ハナスベリヒユ】ですから、この時期花壇の定番の花です。
スベリヒユ科スベリヒユ(ポーチェラカ)属の多年草ですが、<一日花>として短命ですが、最近は改良されて花持ちの良い品種も出てきているようです。
花径は2~3センチ程度の5弁花で、 赤紅色 ・ 桃色 ・ 橙色 ・ 白色 ・ 黄色 ・ 紫色など多彩で、今回二色咲きの品種を見つけました。
性質的には丈夫で手のかからない園芸品種ですが、「スベリヒユ」と同様に生で加熱して食用になり、ωー3脂肪酸を多く含み、医学的にも効果が期待される植物です。
戦時中は、 「夏の七草」 として食用野草の中に数えられています。
花径3ミリほどの小さな花が集合していますので、遠目に見ると「ブロッコリー」かなともおもえる【オランダセダム】です。
ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属の多肉植物で、葉は楕円形で肉厚な緑色をしています。淡い紅色の小さな花は5弁花、萼片も5枚あり、雄しべは10本です。
原産地は中国、日本には遣唐使が持ち帰ったといわれ、古名では「イキクサ(伊岐久佐)」で漢字では「活草」とも書き、枯れない丈夫な草という意味があり、その強さを<武蔵野坊弁慶>になぞらえ、「ベンケイソウ(弁慶草)」とも呼ばれています。
ベンケイソウ科には33属があり、 <クローンコエ> ・ <キリンソウ> ・ <エケベリア> ・ <カランコエ> など、一見似ていない姿の植物が多く、驚かされます。
一般的に<ヒガンバナ>といえば赤色が主流ですが、白い花弁の<ヒガンバナ>もあり、改良された園芸品種かなと考えながら見ておりました。
わたしが確認した白色の<ヒガンバナ>は、長い<蕊>もやや赤く、赤色の<ヒガンバナ>の特徴があるようで、突然変異なのか園芸品種なのかわからず、保留にしておりました。
本日ブログル仲間の <Shibata> さんや <ProDoriver> さんが、白い<ヒガンバナ>をアップされ、わたし自身じっくり考察しなければと考えていたのですが、いささかあわててしました。
わざわざ新しい園芸品種を植えるような、手を入れた場所ではないと思える場所での白色の<ヒガンバナ>、園芸品種として名があるのか、悩んでしまいます。
品種名に「チョコレート」と付けられている花に、 「チョコレートコスモス」 や <スイートピー>の 「ショコラ」 などがありますが、同じ暗赤紫色の花弁を持つ【スカビオサ・チョコレート】です。よく似た色合いの品種に 「スカビオサ・メナディープ」 があります。
<スカビオサ>の花色は 青系 が主流でしたが、桃色や白花等の園芸品種も人気があり、一般的に流通しているのは「コーカシカ種」と「コルンバリア種」です。
<スカビオサ>は、花期が早春から晩秋まで長く、草丈20~60センチ、高性種は切り花によく利用されています。
和名の「マツムシソウ(松虫草)」は、昆虫の「マツムシ」が鳴きだす頃に咲き出すのが名の由来で、秋の季語でもあります。
黄緑色の葉がきれいな【リキシマ・ヌンムラリア】ですが、寄せ植え用の脇役として、またグランドカバーとして人気がありよく利用されています。
サクラソウ科リキシマ属ですので、初夏に花径2センチばかりの黄色い5弁花を咲かせますが、日当たりが悪いと花付きはよくありません。
葉は丸く重なるように対生、冬場には落葉しますが、また春先に新芽を出す丈夫な品種です。
<リキシマ>は北半球を中心に、アフリカ・アメリカ・オーストラリアなどに約200種が分布、日本においては「オカノトラオ」・「クサレダマ」など15種が自生しており、<茶花>として利用されています。
本種はほふく性の品種ですが、茎が直立するモノもあり、「ヌンムラリア」には黄金葉の<オーレア>という品種もあります。
とある駐車場の一角に、 【ハナトラノオ【花虎の尾)】 がきれいに咲き乱れていて、思わず足が止まりました。一面桃色の花穂で埋め尽くされ、見事な光景でした。
花期は8月~9月頃ですが、繁殖性に優れ、地下茎でよく増殖して、半野生化しているのも珍しくありません。
シソ科ハナトラノオ属の宿根多年草、北アメリカ・バージニア州が原産地です。
花は花穂の下から順に咲き上がり、桃色以外にも白色・紫色などの花を咲かせます。
花径2センチ程度の唇形で、花弁の内側に紅紫色の斑点があります。
山地の乾燥地から高山帯の岩場などに生育している、イネ科ウシノケグサ属の多年草です。
【ウシノケグサ(牛毛草)】という和名通り、茎と葉は細くて硬く、針のような感じで多数密生して株を作ります。
草丈は20~40センチ、基部から立ち上がり、葉は強靭で内巻きの毛菅状で、白緑色をしているところから、別名「ギンシンソウ(銀針草)」、あるいは学名的に「フェスッカ・グラウカ」とも呼ばれ、ガーデニングのアクセントに使われています。
成長すれば樹高20メートルにも達しますが、観葉植物として鉢物が人気のある【ガジュマル】です。
クワ科イチジク属の常緑高木で、幹は多数分岐して繁茂して褐色の<気根>を出し、垂れ下がった<気根>は徐々に地面に潜り込むか自分の幹に絡みつき、ねじれたような面白い姿に変わっていきます。
<気根>は太くなれば幹のように樹皮が発達、幹と見分けがつかなくなります。
観葉植物として人気のある「ベンジャミン」も、同じクワ科イチジク属ですので「葉」の形がよく似ていますが、こちらは枝が垂れた姿をしていますので、別名「シダレガジュマル」という和名がつけられています。
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