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突然変異で花弁(蕚)の色合いの変化が起こりやすい【オシロイバナ】の絞り模様の観察は、2011年8月30日の 4種類 から始まり、今回で38回目になりました。
年々観察していたあちらこちらの<株>も雑草扱いで撤去され、以前のように採集するのが困難な状況になり、今回の(18種類)を加えて、合計(250種類)と切りの良い数字になりましたので、一応最終回にしようと考えています。
絞り模様も色々な形態があり、斑点から面の色違い等同じ模様はないだろうと思いつつ、それでも200枚を超える模様をひとつひとつ見比べて確認する作業もそろそろ限界です。
(250種類)の模様の中でも、赤紅色と黄色の2色の色合いが <50:50> の花を見つけたときは、感無量になった思い出深い記録写真になりました。
黄色の「小菊」を使用した<懸崖造り>で、長さ1メートルほどの作品です。
前年秋の差し芽したものを、摘心を繰り返しながら、かまぼこ上に隙間なく花を咲かせるにはかなりの技術が求められます。
写真のように、滝のように崖から垂れ下がった形に仕立てるのが「前垂れ型」と、静岡県から始まった主幹を左右に曲げながら垂れ下がった形をつくる「静岡型」があります。
盆栽から発達した形だと思いますが、こまやかな世話が必要で作り手の苦労を感じながら眺めておりました。
みごとな花姿の「大菊」は、<管物(くだもの)>と呼ばれる形状の【泉郷 五色】です。
花弁が管状になり、直線的に放射線状に外側へと伸び、<玉巻>と呼ばれるように先が丸まっています。
管弁の太さにより、<太管・間管・細管・針管>の4種類に区分けされています。
昨日の<厚物>としての 「国華の印」 も豪華ですが、この<管物>も、見ていて飽きない花姿です。
花径20センチを超す立派な純白の<キク>が、鉢に「三本仕立て」で飾られていました。
江戸時代中期から栽培されている、<厚物>という品種群のひとつ【国華の印】です。
花径6寸(18センチ)以上の「大菊」のなかでも、太い管弁が数百枚集まってこんもりと盛り上がるように咲く形状を<厚物(あつもの)>と呼び、一番外側の花弁が長く突き出た姿の菊を<厚物>と区別して<厚走り>と分けています。
「大菊」は、半年以上手間と時間をかけて育て上げなければいけませんので、園芸店で見かけることはなく、菊愛好家の腕の見せ所の季節になりました。
よく目にする「マツボックリ」の大きさは、5~6センチほどの長さですが、この【オウシュウトウヒ(欧州唐檜)】の球果は15センチと巨大です。
マツ科トウヒ属の常緑針葉樹で雌雄同株、別名として「ドイツトウヒ」・「ヨーロッパトウヒ」・「ドイツマツ」などの名称で流通しています。
ヨーロッパ原産、アルプスなどの山岳地帯からスカンジナビア半島の代表種であり、ドイツの有名な「シュヴァルツヴァルト(黒い森)」の樹木として有名です。
スェーデンでは2008年にダラルナ地方で発見された本種(正確には根の部分)は、約9550年前とする報告がなされ、これは現在確認されている中で最古の樹齢です。
樹高15メートルほどに育つ常緑高木で、北アメリカに分布している【ニオイヒバ】が、実をつけていました。
ヒノキ科ネズコ属で雌雄同株、花はしっっぽい色をしています。
品種により香りの強さは違いますが、<鱗片状>で平たい葉はよい香りがあり、明治時代中期に公園の植え込みや街路樹として用いられてきました。
【ニオイヒバ】のタネには<翼>がありますが、よく似たヒノキ科の「コノテガシワ」にはなく、見分けるポイントになります。
花後にできる<球果>は、10月~11月頃になると朱色に熟して裂開、タネをまき散らします。
北アメリカ北部を中止に分布している【シンフォリカルポス】は、スイカズラ科シンフォリカルポス属の落葉低木です。
属には17種が分類、1種のみ中国に自生、16種が北アメリカ産です。
園芸的には白色の実をつける 【シンフォリカルポス】 をよく見かけ、その白い実の姿より和名では「セッコウボク(雪晃木)」と名付けられています。
写真の赤紫色のモノは<原種>で、おそらく「オルビキュラトゥス」という品種名だとみているのですが、断定には躊躇しています。
花は白色か淡い桃色で、夏に葉の根元から伸び花径7ミリほど、花冠は5つに分かれる小さな花を下向きに咲かせ、花冠には小さな紫色の斑紋が点在している【ヤブッコウジ(藪柑子)】です。
サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑低木ですが、樹高はせいぜい20~30センチ程度にしか成長しません。
正月の縁起物として使用され、 「センリョウ(千両)」 や 「マンリョウ(万両)」、「カラタチバナ(百両)」と同様に「十両」とも呼ばれています。
江戸時代より古典園芸植物のひとつとして多くの品種が栽培され、現在では約40種ほどが保存されています。
夏場の成長に比べて、やはり気温が下がってくると共に「葉」の成長も鈍化してきました。
先月 伸びていた「葉」の先がくるりんとねじ曲り(青矢印)、面白い形に成長しています。
今月は(赤矢印)の小さな「葉」が、1センチばかり顔出ししました。
明日から11月、気温も下がってきますが、なんとか頭を出してきているこの(赤矢印)の「葉」が、大きく成長することを期待しています。
沖縄・台湾、マレーシアなどの熱帯アジアからオーストラリアにかけて広く分布している【コウシュンカズラ】です。
漢字表記では「恒春葛」と表示、「恒春」は台湾最南端の地域名「恒春」により、「葛」はつる性植物から名づけられています。
園芸店では、「香春カズラ」の表示で流通しているのを見かけました。
キントラノオ科トリステラティア属の常緑性つる性植物で、属には約30種が分類され、属名の「 Tristellateia 」はラテン語の「 Tri(=3) + stellae(=星) 」からなり、花後にできる「実の形」からきています。
花は茎の先端に付き花径2センチ程度、鮮やかな黄色の5弁花で、見ごたえのある花序を形成しています。
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