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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(26)『パスコースがない?じゃあ、つくればいい。』小柳ルミ子(東京書籍)

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今年の読書(26)『パスコース...
スペイン・サッカー1部リーグの「バルセロナ」を今季限りで退団し、5月24日にJ1の「ヴィッセル神戸」に完全移籍した <アンドレス・イニエスタ> 選手に関して、歌手<小柳ルミ子>が解説しているのに、なんで?と驚きました。

彼女が熱烈なサッカーファンで、海外プロリーグを中心に年間2000試合を観戦していることなど知りませんでした。気づいた点をくまなく「ルミ子・サッカーノート」に記録、本書はそのノートをから導き出したサッカー論・人生論をまとめたものになります。

「サッカーは人生の縮図、社会の仕組みと同じ。パスも仕事も、他人から信頼されていないと回ってこない。」は、本書のタイトルと合わせ、説得力のある言葉だと感じました。
#ブログ #単行本 #読書

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「蜘蛛の巣を払う女」@ソニー・ピクチャーズ

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< リスベット<=クレア・フォ... < リスベット<=クレア・フォイ>(画像:ソニー・ピクチャーズ) >
映画『ドラゴン・タトゥーの女』シリーズ最新作『The Girl in the Spider’s Web(原題)』の邦題が「蜘蛛の巣を払う女」に決まり、2019年に全国公開されることが8日、ソニー・ピクチャーズより発表された。

本作は、世界的ベストセラーとなった小説「ミレニアム」3部作(  ・  ・  )を手掛けたスウェーデン作家<スティーグ・ラーソン>さんの死後、執筆を引き継いだ作家<ダヴィド・ラーゲルクランツ>によるシリーズ第4弾「ミレニアム 4 蜘蛛の巣を払う女」を映画化した作品です。天才ハッカーの主人公<リスベット>の壮絶な過去がある人物によって明らかにされていく。自らの裁きで悪を正そうとする<リスベット>に対し、「皆を助けるのに、なぜあの時……私だけを助けてくれなかったの?」と意味深な言葉を投げかける謎の女<カミラ>。凄惨な過去と秘密を背負った<カミラ>と<リスベット>の関係をひもときながら、ジャーナリストの<ミカエル>と再びタッグを組んだ<リスベット>が新たな犯罪組織の陰謀に迫るさまが描かれています。

前作でメガホンを取った<デヴィッド・フィンチャー>監督は今作では製作総指揮を手掛け、監督には『死霊のはらわた』のリメイクで脚光を浴び、盲目の老人が強盗に入った若者を狩るホラー『ドント・ブリーズ』も話題を集めた<フェデ・アルバレス>が抜てきされました。キャストも一新されており、<リスベット>は<ルーニー・マーラ>からNetflixドラマ「ザ・クラウン」などの<クレア・フォイ>、<ミカエル>は<ダニエル・クレイグ>からスウェーデン人俳優<スベリル・グドナソン>に変わっています。<リスベット>の過去の真相を握る<カミラ>役は、『ブレードランナー 2049』の<シルヴィア・フークス>が務めています。

劇中写真や予告編も公開され、パンク風の個性豊かな容姿が健在の<リスベット>が制裁する様子や、スタイリッシュなアクションなどを垣間見ることができます。
#ブログ #映画 #読書

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今年の読書(25)『ヴィジュアル・クリフ』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(25)『ヴィジュア...
被疑者のしぐさや言動から嘘を見抜く行動心理捜査官<楯岡絵麻>シリーズは、第1作目の 『サイレント・ヴォイス』 に始まり、前作 『ストレンジ・シチュエーション』 に次ぐ第6作目が本書です。

既刊はだいたい4章からなる連作短編形式ですが、本書は珍しく一話の完結です。

高齢者に対して高額な商品を売りつける会社の社長が殺され、売上金が奪われる事件が発生。別件で指名手配されている男が現場付近で目撃されたという情報が上がりますが<楯岡>は違和感を覚えます。

新たに捜査線上に上がってきた人物<卜部>は、<楯岡>が行動心理学を学んだの大学時代の恩師でした。お互いの手の内を知り尽くす二人のやり取りは、なかなかの迫力で楽しめました。

今回も多くの心理学用語が登場、第4作 『サッド・フィッシュ』 にての部下の<西野>のキャバクラ通いも、うまく生かされた構成になっており、大いに楽しめた一冊でした。

#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(24)『ストレンジ・シチュエーション』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(24)『ストレンジ...
被疑者のしぐさや言動から嘘を見抜き事件を解決する通称「エンマ様」こと<楯岡絵麻>を主人公とする<行動心理捜査官>シリーズは 『サイレント・ヴォイス』 に始まり、前作 『サッド・フィッシュ』 に次ぎ本書で5作目になります。

本書は4章からの構成ですが、第1章の事件が各章につながっていく連作短編となっています。

第1章で、派出所勤務の警察官<宮田>が拳銃自殺を起こし、のちに<江口>夫婦殺害強盗事件に絡んでいることが判明、共犯者が自首してきますが、殺害したのは<宮田>だと言い張ります。<楯岡>は自主犯が殺人の主犯であることを見破り事件は解決したように思えましたが、<宮田>と同期の<綿貫>刑事は、<宮田>の行動が納得ができません。

女子大生の失踪事件・アイドルの他殺体事件と捜査一課として忙しく動き回るさなか、<綿貫>はひそかに<江口>家に残された兄妹に接触していきます。

事件の背景に10年ほど前に起こった一家殺害事件が浮かび上がり、<綿貫>は<宮田>の企みに辿りつき、余韻を残す結末でした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(23)『サッド・フィッシュ』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(23)『サッド・フ...
第1作目の『サイレント・ヴォイス』 で始まりました、被疑者のしぐさから嘘を見破る行動心理捜査官<楯岡絵麻>は、その仕事ぶりから「エンマ様」と呼ばれ、『インサイド・フェイス』 に次ぐシリーズ第4作目の本書では四つの難事件を解決します。

人気歌手の死は本当に自殺なのか。老婦が殺された原因はご近所トラブルによるものなのか。SNSを巡る事件の裏には何が隠れているのか。捜査に勤しむ<絵麻>のもとに、かって恋人だった公安の男<塚本>が姿を現す。彼に頼まれ、絵麻は国際テロ組織にスパイとして潜入していた女の行方を追います。

<楯岡>と部下の<西野>組と、<綿貫>と<筒井>組のキャラの対立も面白く、事件の構成もシリーズとして安定感がでてきた感じですが、「エンマ様」を騙る<西野>のキャバクラ狂いには驚かされました。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(22)『インサイド・フェイス』佐藤青南(宝島社文庫)

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今年の読書(22)『インサイド...
しばらくチェックしていない間に、『サイレント・ヴォイス』 に始まる<楯岡絵麻>シリーズがたまっているようで、『ブラック・コール』 に次ぐ3作目が本書です。

主人公の<楯岡絵麻>は、警視庁捜査一課巡査部長。「行動心理操作感」との副題がついているように、習慣や仕草、行動パターンから相手の嘘を見破る行動心理学を駆使して被疑者を追い詰める美貌の刑事。取調べの腕はピカイチで、絵麻という名前から「エンマ様」と呼ばれている。過去に経験したとある事件がきっかけで刑事になった。

本書では4つの事件があつかわれており。一つ目の事件と4つ目の事件がリンクしていて読みごたえがありました。

「ビグマリオン効果」・「ハロー効果」・「なだめ行動」・「マイクロジェスチャー」などの行動心理学のいろづけもよく、部下の<西野圭介>都のコンビも楽しめる要素に構成されていました。

#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(21)『爆裂通貨』濱嘉之(文春文庫)

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今年の読書(21)『爆裂通貨』...
『完全黙秘』 で始まりました「警視庁公安部 青山望」シリーズも、前作 『一網打尽』 に続き本書で第11作目になります。

ある事件が起こり、その背景として韓国・中国マフィアの登場、世界の政治的流れを取り入れるとの構成は、読者としてお馴染みですが、元公安部勤務の著者の目線は、いつもタイムリーな話題で楽しませてくれます。

ハロウインで賑わう渋谷の交差点で、スーパーマリオの仮装をした集団が見事な更新を見せた後、ATM爆破とその場でマリオの仮装をした銃殺体が発見される事件が連続して4件起こります。その後同様の事件がハワイでも発生、国際照り事件の予兆かと思わせます。

調査の結果、ハワイ銃殺された死体は中国の偽造パスポートをしようした無国籍の人物たちで、事件の解明にてこずります。
DVDで出生を届け出れない子供たちの無国籍状態が問題になっていますが、犯罪の手先に使われるという設定は小説の中だけでなく現実として受け止めなければならない社会問題だと感じました。
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今年の読書(20)『あの日から君と、クジラの骨を探している』古矢永塔子(宝島社)

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今年の読書(20)『あの日から...
本州最北端の田舎町で、無気力に生きていた金髪の高校生<蒼>は17歳の春、気まぐれに立ち寄った心霊スポットの廃病院で、凜という地縛霊の少女と出会う。凜は、30年前に病死した永遠の16歳。儚げな容姿と芯の強さを併せ持つ。

将来の夢もなく、生きることが面倒だと言う<蒼>に、「バカッ!!」と本気で怒る<凜>。その瞬間、<蒼>の中で何かがスパークし、あっという間に心を奪われ、<凜>に告白する。<蒼>は<凜>の中に、本気になれる何かを見つけようとする。一方の<凜>は、生きることに投げやりな蒼の態度に不快感を抱く。しかし、ストレートに「好き」をぶつけてくる<蒼>に対して、<凜>の心はしだいに惹かれていく。

<凜>が住む廃病院には、水死したフランス人の<ボビー>、自殺した元女優の<明日香>、スーツ姿で元高校教師の<高田>さん、事故死した元大学生の<吉澤>君という、個性的な幽霊仲間がいる。彼らの間では、生きている人間さながらのやりとりが繰り広げられる。

<蒼>の右手首には、<蒼>が霊感体質になる原因となった、祖母の形見の黒数珠がはめられている。何度外そうとしても、外せない。<蒼>と<凜>をめぐり会わせたその数珠には、2人の絆に関わる秘密がありました。

無気力に生きる少年と、真面目に、でも死んでいる幽霊少女が、互いに心を揺さぶられ、鼓動を感じ合う恋をする。大切な人とともに生きていること、触れられることは、生きていると、つい当たり前に思ってしまう。その前提がない2人の恋のゆくえは。
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今年の読書(19)『武道館』朝井リョウ(文春文庫)

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今年の読書(19)『武道館』朝...
小さいころから唄うことと踊ることが好きだった<愛子>は、高校生になり、6人組アイドルグループ「NWXT YOU」のメンバーとして活動しています。

本書はその<愛子>の視線で、武道館でのライブ開催をめざすアイドルとは何かの問題定義を投げかけた構成でした。

他の夢を追い求めグループから「卒業」してゆくメンバー。CDの売り上げを伸ばすため特典商法での握手会の戦略、恋愛禁止といったアイドルを取り巻く環境が丁寧に描かれていて、芸能界の裏面を覗き見ることができます。

現実世界のアイドルグループを思い浮かべながら読み進みますと、アイドルの仕事の実態が身近に感じられるかもしれません。
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今年の読書(18)『最低。』佐倉まな(角川文庫)

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今年の読書(18)『最低。』佐...
本書『最低。』の著者<佐倉まな>さんは、木更津工業高等専門学校に在学中の18歳のときに]『紗倉まな AVDebut』でAV女優としてデビュー。その体験をもとに本書の1章「彩乃」編で、その事実が家族や学校にばれる「身バレ」の恐怖を切実に書いています。小説の中では釧路から東京の美容専門学校に通う女性が主人公となっています。

あとがきによりますと、在学中にAV出演していることが学校中に知れ渡って、教師にほくろの位置や歯並びまで指摘され、「これはあなたですよね、いったいなにをしているんですか?」と詰問されたという。著者はひたすら別人説で否定し続けたが、まわりから浴びせられる好奇な視線に痛みを感じたそうだ。

AVに出演した女優が週刊誌のグラビアに載ることはあっても、また<永沢光雄>の『AV女優』(文春文庫)や<中村淳彦>の『職業としてのAV女優』(幻冬新書)などの著作がありますが、女優自らの文章で体験を語ることはほとんどありません。

登場する業界人や男のいいかげんさに比べて、女性のたくましさには驚かされます。家族に黙って女優活動を続ける<彩乃>。愛する男とともに上京した札幌・ススキノの女<桃子>。夫のAVを見て出演を決意した専業主婦<美穂>。AV出演歴のある母親を憎む少女<あやこ>。4人の女優をめぐる連作短編小説の構成になっています。
#ブログ #文庫本 #読書

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