昨日は、研究でお世話になったスマンディ先生を訪ねて、トゥンジュクまで行ってきました。お身体があまり良くないと聞いていましたが、元気そうでした。我々が、ランチをいただいているときに、スロンディンを演奏してくださいました。写真の一番手前が、スマンディ先生です。実は、スマンディ先生がSMKI(芸術高校)の校長先生をしていた時、タマンのワヤンさんは生徒さんでした。スマンディ先生からグンデル・ワヤンを習ったそうで、1992年に岡山で行われた国際民族芸能フェスティバルでも一緒に来日して演奏したようです。今回、岡山フェスティバルのときのビデオをいただきました。もう、ビデオデッキもないので、私が日本でDVDに落とすことを試みることにしました。ダビングできたら、ワヤンさんにも上げようかな..
さて、今日でバリでの生活は終わりです。今晩、21時5分の飛行機に乗って帰国します。長い間、お付き合いありがとうございました。
日本に帰ったら、大晦日ですね。たぶん、帰国してからもアップしますが、とりあえず、皆さま、良いお年をお迎えください。
一昨日、ワヤンさんのご自宅を訪ねたら、トラの新しい石像2体、購入されていました。前日に、バトゥブランへ行って買ってきたようです。好きですね。本当に...
これ、ひとつとても重いんですよ。50kgはあると思います。一人では持てません。実は、私も以前、家にひとつほしいなと思ったのですが、運ぶことを考えるとね..
写真左側に立っているのがワヤンさんで、右側に座っているのがワヤンさんのお父さんです。お父さんも昔はバンジャール・タマンのクンダン奏者だったようで、youtubeの古い写真に載っています。
http://www.youtube.com/watch?v=QF5Up_HZV4Q
手前右側のクンダン奏者がワヤンさんのお父さんです。
先日、バリの芸術大学(ISI)へ行ったら、2階建ての新しい建物がたち、上下階2つずつ、スタジオが4つできていました。出来てから数か月しかたっていないそうです。建築音響の専門家として、「このスタジオはガムラン音楽に対して、音響的にどうなんだ。」と、こちらの先生に意見を求められたので、ゴングの位置とか、吸音材の厚さ、床にフローリングを貼っている理由など、いろいろと説明をしてあげました。3隅に拡散体が設けており、一応、ゴングの音も考えて設計しているなと思います。
これも食べ物で作られたバロンそのものです。とても、面白いですね。
この儀式、前回は、1979年に行われたようです。30年ではなく、35年後ですね。いろいろな理由で5年くらいは延期されるみたいです。
中央正面に置かれているバロンのお面とガルーダをモチーフにしたお供え物です。すべて、食べ物で作られています。
30年一回行われるリニューアルの儀式が行われていたギャニャール・シダン(sidan)村におけるプラ・ダラム(死者のお寺)一番奥の境内です。お供え物を持って、地元の人々がお祈りに来ます。正装していないと入れません。
普段、境内には祠しかありませんが、この儀式の間、お供え物でいっぱい埋め尽くされています。とても面白いのは、食べ物で作られたバロンが祭られています。
ランダの登場です。最後のトランスに入るところをビデオに収めたかったので、このランダのプンガワ部分を一部カットしました。今から考えるとバロン・ダンスを3回1時間半もやったので、バッテリーのことを考えて、一回分カットすればよかったなとちょっと、後悔しています。まあ、とりあえず、だいたい5時間半、ビデオに収めました。
このシダンのチャロナラン劇、お葬式のシーンが出てきて、シダン村が持っているガムラン・アンクルンが運び込まれて演奏されます。ここのところが、今まで何回か見てきた他の村のものとは異なり、面白いところです。
なお、バロンおよびランダの役者さん、そして、伴奏で用いられるガムラン・ゴング・クビャールの演奏は、ボナ村の方々でした。ガムラン・ゴング・クビャールの演奏者は若い人たちで構成されていましたが、喜劇役者が踊るジャイポンガンの演奏も含めて、とても、すばらしい演奏でした。
チャロナランが出てきたところです。昨年夏に、トゥンジュクで見たチャロナラン劇と喜劇役者は男女とも同じ方々でした。チャロナランは、トゥンジュクではスアルジャナさんでしたので、違う役者さんでした。
昨晩から明け方まで、ギャニャールのシダン(sidan)のプラ・ダラムで、チャロナラン劇を見てきました。ギャニャールのシダン(sidan)のプラ・ダラムで30年一回行われるリニューアルの儀式のひとつとして行われました。一昨日のワヤン・チェンブロンも同じです。
昨晩は、21時20分頃から器楽曲のジャグルがはじまり、終わったのが、午前3時10分頃です。約6時間の上演でした。サヌールのホテルに戻ったのは、今朝の午前4時です。とても疲れました。
バロン・ダンスは3回1時間半も上演されました。写真は、最初に出てきたバロンです。
昨晩、ワヤン・チェンロンをギャニャール県シダン村にあるプラ・ダラムへ見に行きました。21時からということでしたが、始まったのは21時45分、終わったのは夜中の0時10分ごろ。ホテルにも乗ったのは、1時でした。さすがに眠い。しかし、やはり、ワヤンは言葉がわからないとだめですね。
さて、今晩は、同じ場所でチャロナラン劇です。22時スタートなので、今度はもっと遅いかな。
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