絶対失敗したくないんです。
コーチングセッションで何度も
聞いている言葉です。
失敗って怖いですよね。
私ももちろん失敗したくないです。
私が失敗したと思ったのは職業選択。
だいたいナースになる人は
お母さんがナースだとか、小さいときに
自分が病気になったときに勇気づけて
もらったからとなんらかの接点を持っています。
ところが私はずっと健康で病院にお世話に
なることもないし、家族も元気でした。
進路を決めるとき、なぜか小さいときから
人の役に立つ仕事がしたいと漠然と
思ってました。
医療職なら手に職もつけるし
これはロボットには取って代わられない
仕事だと思ったからなのですが
白衣の天使という言葉にも
憧れてました。
しかし、病院には白衣の天使はいなかった!
実習に行ってビックリです。
こんな怖い人ばっかりがいる世界なんて知りません。
もちろん、新人ナースでも学生には超怖い!
資格が取れてからもダメ出しの連続。
経験がないのですからダメなのは
わかっていますが、人格否定まですること
ないじゃない。
私も成長したらあんなふうになるの?
絶対なりたくない。
どうして対人の仕事をしているのに
わからないのだろう。
どこに行ってもやたら人にきつく
当たることが愛だと思ってる人がいる。
心を鬼にして教育をしていると言う人もいる。
鬼になる必要なんてないのに……。
だからこそ、コーチングの世界に
惹かれたんだと思います。
ダメ出しも否定も全くしなくても
人が成長することを目の当たりにして
衝撃を受けました。
たぶん、とっても優しい職場だったら
コーチングなんてスルーしていたでしょう。
医療って本当にいろんなバックボーンを
持った人と接する職種です。
赤ちゃんからお年寄りまで。
いざとなると人間の本質までも
よく見えます。
人はウソをたくさんつくことも学びました。
人の話を鵜呑みにして、どれほど
叱られたことやら。
もちろん、医師のいうことだって
鵜呑みにしたらダメなんですよ。
人は誰でも間違いますから。
対人の仕事の経験がなかったら
プロコーチにはなれてないと思います。
それほど、いろんな人と接することが
今の仕事の基礎となっています。
失敗かどうかなんて
そのときにはわからないです。
私が今一番良かったと思うのは
ナース友達とも話すのですが
自分や家族が病気になったとき最新の知識じゃなくても
知識があると心強い。
あの時代は辛かったですが
今の人生には生きています。
人を育てるのに、恐怖や人格否定はいりません。
でも、その方法がわからないとお悩みならば、
SBTメンタルコーチ資格に講座へお越しください。