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Brog of Jazz Saxophone

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ティオラポン・タイ古式マッサージスクールのホームページです。

ご自宅がスクールになります。

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◆チャーリーパーカー

チャレンジングクラブ◆

 


◆ Charlie Parker Challenging Club ◆


(通称”CPCC”) は、チャーリーパーカーの演奏を学び、自己の音楽表現を向上させようというサックスプレーヤーの集まりです。

2005年3月12日に石森管楽器地下ホールで発足会を行ない産声を上げました。

参加はサックスをこよなく愛し、チャーリーパーカーを学びたい方ならどなたでも大歓迎です。

CPCCに興味のある方はHPで詳細をご確認ください


→ CPCC HP ←


◆ お世話になっているサックス販売・修理専門店 ◆


→ 高橋管楽器 ←



→ 石森管楽器 ←


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CDやDVDの検索、曲名、ミュージシャン名を入力してください。

Amazonで検索ができます。




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復刻版 ストラップのこと

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ストラップのお話しです。

これは2004年9月18日のブログを見直したものです。

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今日は、ストラップのいろいろなお話をしたいと思います。

● ストラップで音質に影響するって本当?

これ、意外に知られていないと思いますが ”本当” です!

なぜかといいますと、サックスを下げるわけですから、その重みの一部がストラップをかけた首にかかります。

そうすると、首に掛けているストラップが、喉を絞めちゃうんですね。

喉が締ると、息が出てくる気道が圧迫されて細くなります。

折角、喉を開けるように吹いているのに、ストラップによって喉の開きが狭められてしまうんです。

その結果、もっとよい音が出るのに、ストラップが邪魔をしてしまうんですね。

だから音質に影響するんです。


● ストラップの種類は?

大きく分けると、首から掛けるタイプと肩に掛けるショルダータイプのものがあります。

作っているメーカーも、BG、デジャックス、オレグ、レイハイマン(セルマー)、ウッドストーン(石森管楽器製)、プラネットオエーウ、ブランチャー、ネオテック、ヘリン、レーベン、ASもちろんヤマハ、ヤナギサワなど、たくさんのものがあります。

首に掛ける部分も、革製で厚手のものだったり、巾があったり、スポンジでできていたりして、たくさんの種類があります。

他にも、ストラップに棒を付けて、首に負担がかからないようにストラップを広げるものもあります。

フックの部分も、引っかける部分が長いものやロック式になってるものなど、落下防止に工夫しているものもあります。


● お勧めストラップは?

幅広のものがよいと思いますが、首に負担をかけなくて、喉を絞めないタイプを、好みで選ぶとよいと思います。

各メーカーとも工夫したものを作っていますので、インターネットで検索してみてください。

キーワードは、”ストラップ サックス”です。

ストラップが痛いと感じたら、応急処置として楽器を磨く布やタオル・ハンカチを首に当ててもよいと思います。 汗をかいたらちゃんと洗ってくださいね。 楽器ケースに入れると楽器が錆びてしまいます。(笑)


● ストラップで注意すること

フックが樹脂製のものは折れる可能性もありますので、絶対に油を付けないでください。

樹脂は油が付くと、分子構造が破壊されて、もろくなります。

長い時間たつと空気中の成分の影響で同じように、もろくなってきます。

寿命がありますので、何年か使ったら楽器を落とす前に交換しましょう。

実はバリトンの人が、この樹脂フックが割れてバリトンサックスを落としたことがあります。

フックがロック式になっているものも、注意が必要です。

大体のものは、内蔵されているバネの力を使っていますので、そのバネが壊れるとロックされなくなります。

過信して使っていると、楽器を落としてしましますので、バネが壊れたらすぐに交換しましょう。

私は、これで楽器を落としたことがあります・・・(泣)

途中からひも式のものや、ひもを使っているものは、時々チェックしてあげましょう。

ひもが痛んで、切れることがあります。

私は、自分で登山用の細いロープを買ってきて付け替えています。


● ストラップの改造

アルト・テナーサックス用は、共用のものがほとんどですので、アルトサックスの場合、長すぎることがよくあります。

そのまま使っていると、首が絞められるようになりますので、ストラップを縫いつけたりして、短い状態に改造することをお勧めします。

ソプラノサックスの場合も同様です。

ストラップが付けられない、ソプラノサックスやクラリネットでも、厚手の皮に穴を開けて、ストラップを掛けることもできます。

BGにクラリネット用がありますが、ソプラノ用は自作するしかないかもしれません。


● ストラップで首の骨が曲がる?

これは私の話ですが、楽器を初めて3年くらい経った頃、プロがとてもスマートなレイハイマンを使っていたのを見て、レイハイマンに変えました。

それから10数年経ったときに、頭がボーットするので医者に行ってレントゲンを撮ってもらったら、下から2番目の首の骨が凹んでいたんです。

それからは、ショルダータイプのものを使っています。

ブレザーなどの衣装を着ると格好悪いのですが、首や喉に全く負担がかからないので手放せませんね。

*何十年も毎日、細いストラップで吹いているプロもたくさんいますので、これは、私だけかもしれませんが、首に違和感を感じたらショルダータイプに変えてみるのも良いかもしれません。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 お腹から息を出す方法 その2

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お腹から息を出す方法の2回目 確認方法です。

これは2004年9月17日のブログを見直したものです。

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呼吸がお腹から出て、喉が開いているか確認してみましょう。

● お腹から息を出す方法 (確認方法)

では、呼吸を確認するのと一緒に、喉も開いているかやってみましょう。

息を出すときに、力を入れるからと言って、体を硬くしてはいけません。

『お腹に力を入れてしっかり出して』 と言うと、たいがいの人が喉を絞めて無理に出そうとします。

これは、音もチャンと出ないので、ダメなんですね。

喉は大きく開けるんです。 ← これはとても大切です!

では、しっかり息を吸って、実験開始です。

実験1 ストローをくわえたつもりで、ほっぺたを凹まして、おちょぼ口で【フー】と、細く強い息を出すようにしてみてください。

実験2 ほっぺたを膨らませて、風船を膨らますように、【オー】という感じで太く強い息を出してみてください。

どうですか? 実験1だと、喉に力が入って体がこわばってしまいませんか? 実験2だと、1よりも喉が開いたようにならないですか?

次に、もう少し分かりやすい方法で、やってみましょう。

左手を首を絞めるように、当ててください。 力は入れないように・・・ 入れると息ができなくなって死んじゃいます。(笑)

実験1のストローをくわえたつもりで、ほっぺたを凹まして、おちょぼ口で【フー】と、細く強い息を出すようにすると、喉が前に出ませんか? 【フッフッフッ】と短くやった方が分かりやすかな?

実験2だと喉が横に広がると思います。

この口で吹いた方がよいと言うことではありませんが、喉を開けることが少し分かって頂けたと思います。

喉を開いた方が、体に力が入らないし、豊かな音が出ると思います。

プロの中には、顔よりも首の方が太くなる人がいます。

特にトランペット奏者の首は凄いので見てみてください。

ここで問題になってくるのが、ストラップです。

サックス奏者は、ストラップが必需品ですが、喉を開くためにも影響してきますので、それは次回お話しします。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 お腹から息を出す方法 その1

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通常の生活では無意識にしている呼吸ですが、楽器を吹くとなるとチョット違います。

吹奏楽器で音楽的な表現を行うためには、呼吸はとても大切だと思います。

呼吸のことを考えてみました。

これは2004年9月16日のブログを見直したものです。

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お腹から息を出す方法についてのお話です。

● お腹から息を出す方法 (呼吸)

息を出すには、息を吸わないといけないです。

まず、楽器を吹くために息を吸うのは、普通に意識しないで吸っているのとは違ってきます。

息を吸うためには、

1.リラックスして、たくさんの息を吸いましょう

息を吐くときも、お腹が膨らんだ状態を保ちます。 (普通に呼吸している状態では、息を出す圧力が不足してサックスが鳴ってくれません。 お腹が膨らんだ状態というのは、お腹の力や背筋で、吐き出す息に勢いをつけてあげるためです。 これを、圧力をかけると言います。)

お腹が膨らんだ状態が分かりやすいのは、仰向けに横になって呼吸をするとお腹が膨らむでしょ この状態です。 重い本やサックスケースなどを乗せてやるとよく分かります。

2.息を吸うというのは

・ 鼻から息を吸います。 (たくさん吸うときは、口からも吸います)

・ 肋骨が広がり、横隔膜が下がります。

・ 肺に空気が入ってきます。

・ お腹が膨らんできます。 (下腹部あたりでしょうか)

・ 鎖骨が少し上に上がって、肺にたくさんの息が入ります。

このような感じでしょうか・・・

3.息を吐くというのは

・ 膨らんだお腹の力を使って、圧力をなくさないように息を吐きます。

・ 息を吐くときは、お腹の力が必要ですが、背筋でも息を支えます。

・ できるだけ風船を膨らませたような状態で支えましょう。 (風船が大きいときは、出てくる空気も勢いがあるでしょ この風船の大きい状態を、腹筋や背筋で作ってあげるんですね)

・ ルー・タバキンさんも話していた、暖かい息・ウォームエアーを出しましょう。 (吸った息を肺からすぐに出すのではなく、お腹から出すようにするんです。 息は肺から出ていますが、腹筋や背筋を使って、ホー っていう感じで出すことです。)

・ 息は吐ききらずに、いつも残っているようにしましょう。 (息を出し切ると、次に息を吸うのが早くできないことと、体を悪くするからです。)
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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KING Super 20 Silver Sonic

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10月11日の土曜日は朝から雨模様です。

早めに起きて練習場に先週手に入れたスーパーウェポンを持って電車で行きました。

スーパーウェポンというのはパーカーやキャノンボールアダレイが使っていたキング社製のKING Super 20 Silver Sonicというモデルのアルトサックスです。

入手した経緯は、CPCC会長より先週電話があり『サブパソコンの設定に来て欲しい、新しい楽器も入ったから是非吹いて欲しい』と言うことで先週の日曜日に伺い、この楽器を紹介されました。

とても綺麗なシルバーソニックで一目惚れです。

アメリカのミュージシャンが使っていただけあって、良く吹き込まれている感じです。

自分でじっくり吹き込んでみないとポテンシャルが分かりませんが、まだまだ良く響いてくれそうな楽器だと言うことは分かりました。

セルマーとは違う響きで、明るくて艶っぽい感じですね。

このキング シルバーソニックというモデルは、キング社がトロンボーンで成功した技術をサックスに応用したもので、サックスの場合はベルとネックが純銀でできていてベルの内側がゴールドウォッシュになっている、とても手の込んだ楽器です。

写真を撮っていないので、CPCCのHPに掲載している、同系統のスーパー21という希少な写真をご覧ください。

→ KING Super21 Silver Sonic ←

さてさて、練習で使いましたが使い慣れたセルマーとは特に左指の中指薬指が近かったり、オクターブキーが深かったりと、違和感がありますが、慣れれば何ともないレベルです。

出したい音のニュアンスがうまくできませんが、雨の影響でスタートが2時間遅れのため、個人練習ができ響きも少し分かったので本番で使用することにしました。

昨日書いた実験とはセルマーとは違う楽器でどのような音で録音されるかと言うことだったんです。

結局本番は、1時間半遅れで始まり、録音も無事できました。

なかなか艶っぽい音で高い音も痩せないで出ています。

フラジオのポイントがつかめていないので、音が出ないこともありましたが、これも吹き込めば大丈夫でしょう。

暫くは、キングを楽しんでみようと思います。

しかし、昨年正月の14万番台アメセルにしても今回も、ひょんなことから入手してしまいました。


ジャズプロムナードの演奏が終わると三軒茶屋にCPCCに参加するために行ってきました。

終了後の飲み会でミッシャ・マイスキーさんの話をしたら、会長の他にも知っている人がいて、やはりかなりの有名人で巨匠だということでした・・・

CPCC会長いわく、彼の使っている楽器は、若い頃にある婦人に才能を認められて、あなただったら亡くなった主人の使っていたチェロを弾いても良いと言われ、使っているものだそうです。

300年も昔の楽器のようで、サックスのビンテージとは較べものにならないくらい高い楽器なんでしょうね。
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チェロの巨匠ミッシャ・マイスキー 明日はジャズプロ

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チェロの巨匠ミッシャ・マイスキ...
今週火曜日に東京オペラシティで行われた、チェロの巨匠ミッシャ・マイスキーさんのチェロリサイタルに行ってきました。

ミッシャ・マイスキーさんとパーヴェル・ギリロフさんのピアノとのデュオです。

ミッシャ・マイスキーさんのことを全く知らないで聴きに行きましたが、調べるとラトヴィア(旧ソビエト連邦)出身の60歳、ファンクラブのホームページも出来るくらい有名な方のようです。

私にはラモス似の感情を揺さぶられる演奏をする素晴らしく良い音を出す音楽家だという感想です。

演奏曲目は
ブラームス:歌曲(チェロ編曲版)/チェロソナタ第1番ホ短調op.38

・ラフマニノフ:歌曲(チェロ編曲版)/チェロソナタト短調op.19

などを19時から21時まで途中休憩を挟んで演奏してくれました。

滅多に聞かないクラッシックですから、始めて聴く曲ばかりです。

始めてチェロの音を聞きましたが、天井の高い大きなオペラシティを素晴らしく良く鳴っているチェロの音が包んでいました。

鳴りやまない拍手にアンコールは、なんと4曲も汗だくで演奏してくれました。

クラッシックは全く分かりませんが、チェロの素晴らしい音色を堪能した2時間半でした。

さて、明日は横浜ジャズプロムナードで12時から演奏です。

明日はあることを実験してみようと思っています。

音色がどのようになるか、音は遠くまで届くのかどうかの実験です。

40分ほどの演奏ですが、終わったらCPCCがあるので三軒茶屋のスタジオにダッシュします。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 ルー・タバキンクリニック のお話その6

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もう4年も前になりますが、ルータバキンさんのクリニックに行ったときの話その6です。

今回演奏についての考えかたです。
やはりトッププロは違いますね。

これは2004年9月16日のブログを見直したものです。

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● ルー・タバキンさんのクリニック 今日は、演奏についての考えかたです。

いつも気分がよいわけではない。 気分はよいときも悪いときも人間ですからあります。 ステージに立ったら、観客を見渡します。 眠そうにしている人や、このプレーヤー誰だろうというような人もいます。 それとは違って、とても良いエネルギーを与えてくれる観客もいます。

演奏というのは、双方向のコミュニケーションなのです。

その良いバイブレーション(波動)とエネルギーを交換すると、演奏は更に良いものになります。

言ってみれば、観客は30%くらい影響しています。

ジャズは、エンターテイメントとは言えないかもしれない。 ジャズマンの仕事は、バイブレーションの交換を通じて、その空間が少しだけ特別なものになると言うことだと思います。 日本に来るビザには、エンターテイナーと書いてありますが・・・

ミュージシャンが高いところから見下ろすのではなく、観客と同じ高さ・目線でバイブレーションを交換するのがジャズだと思います。

そのために必要なのは、自分自身が演奏したことを自分自身が聞くことが必要です。 これはコールマンホーキンスも言っていたことです。

これが、タバキンさんの演奏についての考え方です。

ルー・タバキンさんのクリニックの話は、これで終わりです。


私にとっては、とても得るものが多いクリニックでした。 皆さんはいかがだったでしょうか?

20数年前に教わったオーバートーンが、音色を良くするきっかけになったので、ルー・タバキンさんにはとても感謝しています。 その成果を本人に聞いてもらい、良い音だと褒められ感激でした。 サックスを長くやっていて良かったとあらためて思います。

亀のスピードでもよいから、長くやっていると、少しずつ前進します。 皆さん一緒にサックスを楽しみましょう!

とルー・タバキンさんの演奏についての考え方 のお話でした。 

ルー・タバキンさんのクリニック のお話その6 最終回でした。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 ルー・タバキンクリニック のお話その5

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もう4年も前になりますが、ルータバキンさんのクリニックに行ったときの話その5です。

今回は練習方法です。
プロは、一瞬の音楽表現のために練習という準備をたくさんしています。
イチローも滅多にない外野フライを捕るために、外野の壁に勢いよく登る方法を練習しているそうです。
やはり練習ですね。

これは2004年9月15日のブログを見直したものです。

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● ルー・タバキンさんのクリニック 今日は、練習方法についてです。

1.オーバートンシリーズを一通りやります

2.ある決まったインターバル (詳細不明)

3.呼吸法

4.スケール

5.曲とコードチェンジ

どのようなメロディが、どのようなコード・ハーモニーに適合しているか、とにかく時間がかかります。

ハーモニーの独自の解決法を研究しました。

1オクターブは12の音しかないので、その組み合わせを、トニック−ドミナントの関係を、何万・何億通りもあるものを実験しました。

練習というのは、演奏に向けての準備であり、ちょうど宮本武蔵の哲学に習うところが多かった。

宮本武蔵は、できるだけの準備をして、果たし合いに望むが、果たし合いのときは、無になるように心がける。

演奏の場合は、ハーモニーやテクニックをたくさん勉強しますが、演奏の時は全て忘れて、真っ白になる・フリーになる そのために普段練習をしっかりやります。

練習も大切だが、実際に演奏することも、とても大切なことです。

これが、タバキンさんの練習方法です。


= 思うこと =

一流のプロでも、基礎練習と表現力を上げるためのテクニック練習は欠かせないようです。

現代最高のフュージョン・アルトサックスプレイヤー、デヴィッド・サンボーンは、来日したとき石森管楽器に必ず顔を出します。 そして、本番までの空き時間は、石森管楽器の地下で延々と来日するたびに練習していたそうです。 (石森管楽器が移転する前の話なので、最近はどこで練習しているかは聞いていません)

“聖者”コルトレーンと呼ばれる、ジャズテナーサックスに偉大な痕跡を残したジョンコルトレーンも、日々信じられぬほどの膨大な時間を練習にあて、その音楽に対する求道的な姿勢が、『ジャズを通して“神”に近づいた男』 と、ミュージシャン仲間から言われていた由縁です。 (コルトレーンの音楽を聴きたい方は、癒し系で”バラード”、”ジョニーハートマンとジョンコルトレーン”、テクニックを聞きたい方は、”ジャイアントステップ”が聞きやすいと思います。)

ソニーロリンズも、音楽シーンから行方をくらませたとき、仕事中にエレベーターの中で練習していてクビになったと言われています。

オーネット・コールマンも最初のレコードを出すまえに、ロサンジェルスにある百貨店倉庫部のエレベーター係をやっていて、そのエレべ−ターが用なしで止っているときは、なかで音楽の理論書を読んでいたという話もあります。

このように、見えないところでたくさん練習し、追求しているから素晴らしい音楽ができるのですね。 まだまだ修行が足りません・・・

ルー・タバキンさんのクリニック今日は練習方法 のお話でした。 

次回は、また基本に戻って 息の出し方とルー・タバキンさんの演奏 のお話です。

ルー・タバキンさんのクリニック のお話その5 でした。
#TV #ドラマ #ビデオ #映画 #音楽

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復刻版 ルー・タバキンさんのクリニック その4

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もう4年も前になりますが、ルータバキンさんのクリニックに行ったときの話その4です。

今回はアドリブのお話し
なかなかうまくいかないアドリブですが、自分の感性とテクニックを磨くのが大切なんでしょうね。
これがなかなかできない・・・

これは2004年9月14日のブログを見直したものです。

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● ルー・タバキンさんのクリニック 今日は、アドリブについてです。

まず、1度にたくさんの音を使わず、1つの音からやってみる (ここでバンドメンバーベースとドラムが入り、ブルースを演奏)

テナーキーでCのブルースを、1コーラス目は、Cの音1つで演奏する (1つの音でも見事なアドリブ演奏!)

2コーラス目は、2つの音だけでアドリブ、3コーラス目は、3つ と徐々に音数を増やしていきます。

たくさんの音を使う勉強をしてない方は、1つの音、そしてまた別の音、それらの音がどういう場所で、どのように使えば効果的か、ということを体で分かると、非常にパワフルな演奏ができます。

違う方法では、本を買ってきて、例えば Bb7のスケール、コードを見て勉強することもよいでしょうが、それはあまり美しくないですね。 若いプレーヤーは、スケールを使って上から下までいろいろなバリエーションで吹きますが、まず1つの音を吹いて、次に何の音が使えるか、何の音が聞こえてくるか、そのような音のレパートリーを、外から習うのではなくて、自分の中で、内なる声を聞くやり方でいてほしいと思います。

そして、いろいろなもの、高度なものに挑戦していただきたいし、勉強していただきたいのですが、そのようになっても、一番大切なのは、内なるフィーリングを忘れないで頂きたいと思います。

そして、自分がプレイしたフレーズ、次のフレーズ、それらの間に会話のようなつながりを持つような組み立て方に挑戦してほしいと思います。 フレーズ間に、脈略のある文脈を作ってほしいと思います。 プレイ中は、さっき自分で何を吹いたか、次のプレイをする前に聞くという訓練をしてほしいと思います。


= 思うこと =

アドリブは、自分の思い・感性・フィーリングが一番大切だと、あらためて思い知らされました。 内なる声を聞くには、たくさんの音楽を聞くことも必要ですが、いろいろな経験をして、自分を磨くことも大切なことだと思いました。 もちろん頭に浮かんだフレーズが瞬時にできるテクニックも磨かなくては表現できませんが・・・

これが、タバキンさんのワンポイントアドリブレッスンです。

ルー・タバキンさんのクリニック のお話その4 でした。
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復刻版 ルー・タバキンさんのクリニック その3

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もう4年も前になりますが、ルータバキンさんのクリニックに行ったときの話その3です。

今回はサックス奏者の悩みの種、リードについてですが、良い解決策はなさそうです。

これは2004年9月13日のブログを見直したものです。

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● ルー・タバキンさんのクリニック 今日は、リードについてです

これがタバキンさんのリードの管理方法です。

まず、リードを1箱買ったら、水に全て漬けて、1日経ったら全部吹きます。

指でこすったり、また水に漬けたり、乾かしたりしますが、上手くいくときと行かないときもあります。

いろいろな所に行くので、湿度が変わったりするため、密閉できる袋に入れて持ち運んでいます。

いままでいろいろやってみたが、うまくいかない。

ニューヨークで買ったバンドレンのガラス板を使って、サンドペーパーでリードを削ったり、すりガラス面でリードの裏側を綺麗に磨いたりしています。

サックス奏者は、誰でもリードに苦労していますね。


リードの豆知識です。

リードというのは、ケーンという、イネ科の植物アルンド・ドナックス(Arundo donax L)あるいは「ヨシタケ」の一種で、繊維質の多年生植物なんですね。

リコーもバンドレンもフランスで収穫したケーンを使用しています。 収穫するのは、12月末から2月半ばにかけての、最も寒い冬の季節に行われます。

リードになるまでには、3年間育成したケーンを収穫し、2年間かけて、乾燥、日干し、ならしの3段階で進められます。 なんと完成まで5年間もかかるんです。 日干しは普通5月あるいは6月の夏の季節に始めて、支柱の先を根っこから地上2ー2.5mのところで切り落とし、鞘は取り除き、ポールを洗って、ポールをひとつずつ長い水平の乾燥ラックのいずれかの側に交互に寝かせ、毎日1/4ずつ回して均等に日干しができるようしているんですね。 大変な作業です。

先日、リードは高すぎる、とリコーの方にお話ししましたが、このような手のかかる作業を行っているので、高いのも分かるような気がします。 原価もけっこう高くて、利益も薄いらしいですよ。 でも、リードメーカー全体で年間100億円くらい売れているそうですから凄いですね。

ルー・タバキンさんのクリニック今日はリード のお話でした。 リードの豆知識もありましたね。

ルー・タバキンさんのクリニック のお話その3 でした。
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復刻版 ルー・タバキンさんのクリニック その2

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もう4年も前になりますが、ルータバキンさんのクリニックに行ったときの話その2です。

特にテナーサックスでは重要な音の太さをどのように出したらよいかという、質問に的確に答えています。

とても大切な内容ですので、読んでみてください。

これは2004年9月11日のブログを見直したものです。

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● ルー・タバキンさんのクリニック

まず、ルー・タバキンって誰? っていう方も多いと思いますので、タバキンさんのご紹介です。

ジャズプレーヤーでテナーサックスとフルート奏者です。 (テナーはゴールドプレート、フルートは総金製です。)

タバキンさんは、1940年3月26日フィラデルフィア生まれですから、68歳ですね。

フィラデルフィア音楽院で学んで、1965年以降ニューヨークで、メイナードファーガソン、サド・ジョーンズオーケストラに参加し、1960年代後半には、フィラデルフィアで自己トリオ活動にくわえて、ドナルドバード、ローランドハナ、エルビンジョーンズらのグループでも活躍 1968年以降は、バークレーで学んだ秋吉敏子さんとともに行動し、1970年初めに秋吉さんと結婚(離婚しちゃいましたが)、1972年にはロスアンジェルスに居を移し、1973年『秋吉敏子・ルータバキンビックバンド』を結成し、世界中をツアーし精力的にソロ活動をしながら、自己のグループでも様々なジャズフェスティバル、ライブハウスで演奏。 テナーサックス奏者としては勿論、フルーティストとしても世界中で非常に高い評価と支持を得ている方です。 (WOODSTON PRESS Vol.1より抜粋)


では、Q&A形式クリニックの内容です。

Q : 音を太くするときは、どうしたらよいのでしょうか?

A : 暖かいサウンドは、ウォームエアーで、ウオームサウンドを出す。

お腹から寒いときに息を出すように、暖かい息を ”ハー” と出す。

息を吸うときは ”ハッ” という感じで、瞬間にお腹を膨らませる。

ブレスを胸ではなく、お腹で素早く吸い、 息は ”ビュー” ではなくて ウォームエアーを ”ハー” っと出す。

音は、エッジが立った爆発的な ”ビャー” じゃなくて ”ヴォ−” という感じ

タンギングせずに、ウォームエアーで LOW Bb の最低音を出してみてください。 (これはけっこう難しいですよ)

トランペットの偉大なるクラークテリーは、高齢で病気をしていても、完璧な呼吸法を身につけていた。

それ以外の筋肉を使わずに、楽に効率よく演奏していた。

喉はリラックスして、前屈みの姿勢にならない。

よくコルトレーンのようなサウンドを出す人は、ストラップを下げていますが、ストラップをもう少し上げて、喉をリラックスさせましょう。

効率的なよい呼吸法を身につけて、喉を広げると、色々なサウンドが出せるようになります。

一番始めに聞いたのがドンバイアスだったが、とても速いテンポで大きい音で美しいサウンドで演奏していた。

どうしたら、あのように出せるか研究した。

そして発見したのは、下唇をリラックスさせることと、お腹を使ったたっぷりとした息 であった。

練習方法は、ウォームエアーで、お腹の力を使って、低音G(ソ)から半音下がって、F#(ファ#)からF(ファ)・・・・ と下がっていく、この方法で上から下までやる。

これはそんなに簡単にできるものではないし、腹筋運動のようだが、ウォームエアーで、お腹の力を使って、これを何年もかかって毎日やると効果が出るが、ほとんどの人がこれに耐えられなくなる (笑)

− 聞いていて思ったこと −

タバキンさんが20数年前に来日されたときのクリニックでは、オーバートーンの話がメインでしたが、今回のクリニックでも話された、ウォームエアー、お腹から息を出す、喉を広げる ということも話されていたのを思い出しました。 『大切なことは、変わらない』 と改めて思い知らされたクリニックでしたね。 明日から、またいろいろと試して勉強していきたいと思います。

ルー・タバキンさんのクリニック のお話その2 でした。
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