May
5,
2022
メンタル・コーチングでの気付き
知り合いのプロコーチからのご紹介で、有難いことに携わることになった
「アスリート向けのメンタル・コーチング」。
まだ始まったばかりだが、多くの気付きがある。
セッションのテーマや内容に関しては「守秘義務」があるので、触れることは出来ない。しかし、貴重な経験なので、ここまでで感じたことや気付きを、書き留めておきたい。
表現が曖昧になってしまうことをご容赦ください。
【1.アスリートとのセッションで感じること】
(1)一つの事に打ち込んで来ているだけに、アスリートの課題意識は強い。一種「危機意識」と言っても良い。自分を追い詰め、物事を切羽詰まって考えている。
(2)考える時間軸が短いかも知れない。ビジネスマンは比較的職業人生は長いが、一方、アスリートはそうではない。
(3)ビジネスパーソンへのセッションで扱うテーマや内容は、自分の経験に引き当てて、ある程度は想像がつく。
しかしアスリートが遭遇する事象は、私自身に全く経験が無いこと。これはセッションを進める上では正直、怖さに繋がる。しかしこの怖さにコーチとして対峙するためには、取りも直さず自分の「自己基盤」に挑むことになる。
(4)持てるものを一度、手離すことの重要性を痛感。私自身に経験が無いということは「持てるもの」が無いので、自然に手放すことに繋がった。それがセッションの成果に繋がった気がする。
(5)コーチが手放し、一方、課題意識が強いクライアントが、真の意味で自らの課題に向き合うことで、セッションがお互いに「火花が出る」「スパーク」するような感覚を得た。
研ぎ澄まされた状況下で、お互い全身全霊向き合って、何を創り出そうとする感覚でわる。
【2.メンタル・コーチングの役割】
(1)コーチングの基本に改めて立ち返り、「認める」「聴く」この2つのスキルが真髄。
(2)アスリートの話や説明、特に置かれた微妙な立ち位置や、ジレンマ、コンフリクトを想像し、理解し、その気持ちを「言語化」する手助けが必要。
(3)辛さや苦労に共感しつつも、入り込まない・巻き込まれない。
第三者としての立ち位置を堅持し、ネガティブな状況からクライアントが、いかに脱却できるのか?という視点を持ち続ける。
(4)同じ境遇でも選手ごとの感じ方がかなり異なる。それを丁寧に取り扱う必要がある。
【3.他のセッションへの影響】
(1)ビジネスパーソン、特に経営者へのセッションの時に、ある程度想像がつくテーマや内容の時には要注意だ。訳知り顔は必要ない。
(2)「知っている」ということより、「知らない」ということを大事にする。「それはどういうことですか?」とシンプルにクライアントに問う。
(3)コーチとして、もっと我慢強くなる。もう一瞬、クライアントからの反応を待てるようになれる。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
May
3,
2022
自分のキャリアを、自ら「主体的」に考える時代へ!
今日の日経新聞の朝刊に、こんなコラム記事を見つけました。
「自分を支えるセルフコーチング」
人材育成の支援されている専門家のコラムである。
今回はセルフコーチング、ではなく、この記事で触れらている環境変化、特に会社や組織の「働き手」を取り巻く環境変化について少し触れたい。
ここで挙がっている環境変化は、例えば
・テレワーク
・ジョブ型雇用
・リスキリング(学び直し)
・専門性
そして、
「会社に行けば、自然と仕事を覚え、キャリアップしていく時代は過去のものとなった。」
「自らのキャリアに責任を持ち、環境変化に対応しながらキャリアを練り直し歩んでいく。これが働き手に求められる姿だ。」
つまり、
「人材育成は大事だが、会社はこれまでのような丁寧な対応は出来なくなっている。」
働き手は、会社や上司頼みのキャリア構築ではなく、キャリア構築のために会社を「活用する」という発想が必要である。
一方、これは取りも直さず、会社や上司は、そういう主体的な働き手を応援・支援する、という姿勢が必須ということも意味している。
相互依存ではなく、対等な「パートナーシップ」関係。会社と社員の関係が、大きくパラダイムシフトしていく予感がする。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
May
3,
2022
GW、旧交を温める!
今日、天気は晴天、湿気も低く、過ごしやすい日。
そんなことで
旧交を温めることに(?)!
もう40年近くの付き合いになる、会社時代の友人と会うことに。
「対面で会うのって、何年ぶり?」
コロナ前だから3年は経過している。しかし、その時間を一瞬にして飛び越える。
「実は昔、この辺りに住んでいたんだ。会社の借り上げ社宅に。」
彼の言葉に大きく反応する。
「え、それっていつごろ、何年くらいの話?」
「1995年から98年の3年くらいの話だよ。」
ということで、彼の住んでいたアパートを見に行くことになった。
「いやー、全く変わっていないなー」
築50年は超えているかと思うが、それなりの風貌を保っている。
「あっという間だね!」
我々はそれぞれ、自分たちが20代の頃にタイムスリップしていた。
そしてその後は、近くの「井の頭公園」へ行って、二人でビールを開けて、二次会が始まったのだった。
新緑の緑が目に眩しい、休日の午後でした。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお。
May
1,
2022
顎が痛い!「50年の歳月を経て」
実は2ヶ月前くらいから
顎が痛い!
食事中に当然、顎を上げ下げするのですが、何か違和感が。
嚙むたびに顎の右側が
「ごきごき」「ぎしぎし」
するような感触。
そんなわけで歯科医、正確に言うと「口腔外科」を見つけて通院を始めています。
「うーむ、レントゲンの結果によると、顎の関節の軟骨がズレ落ちてしまっているようですね。」
え、顎の軟骨?
いつ頃から痛みがあるか?の意思の問診に
「2~3ヶ月前くらいからですが。」
その返答に歯科医師は、不審そうな視線を返す。
「そうですか!軟骨のズレは、かなり前からのように思われるのですが.....」
と診断されて、ふと思い出した。それもずーっと昔、子供の頃、小学生の頃の記憶だ。
食事中か、おやつを食べていた時に
「ごきっ!」と顎を少し外してしまったことがあったっけ。
でもその時は、暫くすると「何となく」治ったように思っていた。
その時の記憶シーンから現実に戻って、医師に伝えたところ、
「なるほど!その時から軟骨が、ズレ始めていたのかも知れません。」
え、あれから「50年の歳月」を経て、この度発症?
これ以上、医師への質問や説明を止めた。どうせ、こんな診察結果が下されるのがオチだからである。
「いやー、加齢のせいですね!」
最近、病院にかかると医者から、こんな診断が多くなってきたような気がする。
還暦を迎える段になると、仕方が無いとは思うが、まるで長年使った後に、スムーズに稼働しなくなってしまった機械に
「これは、経年劣化が原因ですね!」
と言われているようなもの。
でも、これが現実かな?
今日は月一回の通院日。口腔外科の医師に「マウスピース」の具合や経過状況を、何と伝えようか?
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
30,
2022
雑談の勧め(Day4)「関係構築の武器かも?」
「雑談の勧め」というタイトルで書き綴っています。
今日はDay4、
【4.雑談は人間関係の構築ツール】
職場の部下たちの「仲間入り」するために、私が試みたのは
「部下一人一人の話を聴く」
ということだ。
当たり前?
と感じるかも知れない。
部下たちの話、というのは仕事に関する話だけではない。いやむしろ
仕事とは無縁の雑談、世間話
を丹念に聴く、ということである。
通勤電車の車内での出来事、天気の話、昨晩観た歌舞伎の話、お隣さんのごみの出し方について........
女性部下たちはこういう話が好きだ。
「こういう話をする意味や目的は何か?」
と私は何回となく考えた。
しかし当時の私には、どう考えても意味や目的を見つけられなかった。後からやっと分かったこと、それは、
「話をすること自体」に意味や目的があるからだ。話をしてその成果として何かを得ようとしているのではない。話す行為自体に目的がある。
これは後々、コーチングを学ぶことでなお一層、腹落ちした事実だ。「オートクライン」という現象である。
そして、この理論を理解することで、仕事から帰って妻とする会話で、喧嘩になる頻度が激減する、ということもその後、体験することになる。
よく妻から
「いやいや、私はそんなことは訊いていない!」
と返答された。
「え?だって困っているというから、疲れている頭をフル回転させて、こうした方が良い、あういう方法で解決できるかも、って提案してあげているのに!」
こういう会話は妻と結婚して以来、何万回となく繰り返されてきたのだ。
それが激減したのだ。
従って、部下たちとの雑談を「楽しむ」ためには、こちら側も心構えと工夫とが要る。
・「えー、そんなんだ!」
・「うんうん、その後は何が起きたの?」
・「今度、また教えてね!」
・「そうじゃなくて、こうなんじゃない?」
・「そういう時は、こんな風に対処すればいいんだよ!」
・「俺なら、こんな風に理解するな!」
どうだろうか?前半3つが適切な反応・返答、一方、後半3つはNG対応。
違いが分かりますか?
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
29,
2022
雑談の勧め(番外編)
「雑談は無駄だと思っていませんか?」
こんなテーマでブログを纏めようと考えています。そこで全体の流れや章立て、伝えたいポイントを纏めてみようと思います。
1.伝えたいポイント
(1)雑談は無駄ではなく、「有用な」関係性構築ツールである。
(2)効果を考えて、戦略的に取り組むべきコミュニケーション方法
2.全体の流れ・起承転結
(1)起
①雑談というもの
②コロナ下における影響
(2)承
①自分の苦い体験をエピソードとして伝える。
(3)転
①エピソードから学んだこと・気が付いたこと。
②「雑談」の戦略的活用法
(4)結
①基本は「お互い」を知る・関係構築のツール
②戦略性も大事だが、相手に対する「興味」の重要性
③雑談を「楽しむ」という発想が必要
3.留意点
(1)何気ない世間話にも「導線」を配慮する
(2)継続するためにはテーマ選定に配慮が必要。関係性を少しずつ「広げる」「深める」テーマを提示することが必要
(3)他人の話ばかりを聞き出さない。お互いフェアな関係構築のために、自分からの自己開示も積極的に!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
28,
2022
ガーデニングはしないけど....今朝、気付いたこと
何気なく目をやると、知らないうちに色々な草花が元気になっている。
私の妻は「ガーデニング」好き。
花も野菜も何でも手掛ける。どんなに忙しくしていても、毎朝必ず庭へ出て「何か」手入れしている。
そのお陰で我々家族は、目を楽しませてもらったり、そして、お腹も!楽しませてもらっている。
有難いこと!
人は自分の関心事に、周りの人が関心を持ってくれないことを、寂しく感じたり、残念に思ったりするもの。
私は自分の仕事のコーチングの話を、妻には余りしない。それは恐らく関心が無いだろうな、と感じるから。他人に何かを押し付けたりするのは私は好きではない。
一方、妻はガーデニングの話を頻繁にする。
私は関心が無いわけでは無い。優先順位が妻と異なるだけだ。
でも、これは「自分視点」の理由、言い訳に過ぎない。
賑やかになってきた我が家の、いや妻の庭、を眺めていて、こんなことを感じた朝であった。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
27,
2022
今日のランチは、レトロな店で「オムライス」
今日は昨日とは打って変わって、カラっとした晴天。蒸し暑い昨日とは違って、吹く風が涼しく心地よい。
という訳で、思わず散歩に出かけ、おまけにランチは久しぶりの外食。
最近はコロナ下ということもあって、仕事も自宅。従って昼食も、自宅で済ますことがとっても多くなった。
実は一度、行ってみたいと思っていた店が、自宅近くにあるので、そこに立ち寄ることにした。
昭和の匂いがまだ残る、ここは「漫画喫茶」か「学生街の喫茶店」か?
「マスター、初めてこの店に来たのですが、お勧めは何ですか?」
空かさず訊いてみると
「オムライス!みんな、よく注文してくれるよ!」
との返答。
ということで食したのが、この写真のオムライス。
全く奇をてらっていない、その名の通りのオムライス。
良くも悪くも「癖がない」味。
でも、昭和の味を堪能しました。
そして味わったのは、店の雰囲気だけではなく、煙草の匂いも!
今どき、店内で煙草を吸って良い洋食屋やお店は珍しい。
私は吸わないですが、愛煙家には堪らない溜まらないだろうな、食後の一服。
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
26,
2022
雑談の勧め(Day3)「コトでは無く『ヒト』に目線を向ける」
「雑談の勧め」というタイトルでシリーズで綴っています。
私の体験をエピソード化してお伝えしております。今日は前回からの続き、
【3.女性部下の仲間になるためには】
です。
私のコーチとの関係や会話を思い出しながら、私はふと気が付いた。
「なぜ私はコーチに、あれほどまでに自分の色々な話が出来たのか?」
私はそれまでは自分の悩みや愚痴を他人に話すことは嫌いだった。それは一種の「敗北」だと感じていた。
弱みを見せることは自分の無能さや至らなさをさらけ出すことで、職場でのリーダーとして、家庭の大黒柱として、そして立派な大人として、自分にとってはあり得ない選択だと強く思っていたのだ。
そんな自分が「赤の他人」であるコーチに、後悔や残念な気持ちをあれほどまでに吐露できたのは何故なのか?
それは
コーチが「私と言う人間」に興味を持ってくれたから。
一方、今の私はどうか?
職場で忙しそうに立ち働く部下たちに、入社早々、
「この経理処理は、どのような根拠でしているのか?」
と、ぶっきらぼうに問うた新参の経理課長。彼女たちにはどう映ったのか?
もちろんこれは仕事だ。職場における上位からの指示で動いている業務だ。そんなことは彼女たちは重々承知のはず。
しかし、そういう時限とは異なる話。
「そうだ、まずは部下たちの話を聞こう!彼女一人一人を知ろう!」
そこから私の仕事が始まった。職務記述書には全く書かれていない「新たな業務」が。
次回、【4.雑談という名の強力なアプローチ】に続きます!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
Apr
25,
2022
雑談の勧め(Day2)「私のドキドキ初コーチング体験」
【2.私の初コーチング体験】
その会社に転職が決まる時期に前後して、私はクライアントとしてプロコーチからセッションを受けていた。
「コーチング」なるものを受けるのが初めてだったこともあって、最初は緊張、というか「身構えていた」と表現した方が良いだろう。
どんな風に取り扱われるのだろうか?自分はどうなるのだろうか?質問になんて答えれば良いのか.....
こんな心配は、セッション開始後の10分で吹き飛んだ!
自然体で良いのだ。何を話してもコーチは私の話を聞いてくれる。それも単に聞いているだけではない。最大限の興味や関心を持ってだ!
そして、良いことばかりではない。
失敗や自分の至らない点、恥ずかしい部分・残念無念に思っている話も含めて、さらけ出して大丈夫という雰囲気。
その時私が、コーチングから得た感情は
「肩の荷が下りた」
だった。
他人からの期待やこうなっているべき、などの虚像を自分のありたい姿だと思って、思おうとして進んできた。
そうではなく、もっと「自分らしく」あって良い。
「それで、砂村さんはどうありたいの?」
最初はなかなか答えられない問いに、段々と少しずつ、答えられるようになってきたのだった。
職場で楽しそうにおしゃべりをしながら働く女性の部下たちをぼんやりと見ながら、私はコーチとの会話を思い出していた。
「それにしてもあの時コーチは、私の話をとことん聞いてくれたな!」
セッションが2時間に及ぶことはざらだった。気が付くと私が殆ど話していることに気付く。
「どうしたら彼女たちが新参者の私を『仲間』だと思ってくれるのだろうか?」
この問いが頭の中をぐるぐるしていた。
次回【3.女性部下たちの「仲間」になるには】に続く!
ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお
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