重要にもかかわらず、忘れがちな「ゴール設定」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日の朝刊の一面から、こんな見出しの記事が飛び込んできた!

「国の政策、3割成果測れず
  事業終了時の目標なし」

あらら!

コーチングのセッションではクライアントに必ず、これらを訊くことにしている。

「今日は、何についてお話されますか?」
「いつまでに、どうなっていたいですか?」

つまり、話すテーマと「ゴール設定」を忘れない。

しかし一方、我々の日常を振り返ってみると、意外にゴール設定をせずに始めることが多いことに気付く。

成り行きだったり、勢いだったり.....

交わされる会話も「ゴール設定なし」が多い。

いつもいつもゴール設定が必要、という訳ではない。しかし、何かを成し遂げようとする時には、ゴールが設定されていることが望ましいことは自明である。

「私の日本語の生徒さん、都立高校に合格して4月から高校生!」

私の妻は外国から日本へ来た外国人の小中学校の生徒に、日本語を教える仕事をしている。いわゆる「日本語教師」。

「今は春休みでのんびりしているけれど、3年間はアッという間だよね。」

と妻は続ける。期待しつつも心配そうな表情が見て取れる。

「そうだね!でも学校では生徒に『3年後にどうなっていたいか?』なんて
問うことってあるのだろうか?」

私は思わずつぶやく。

今どきの高等学校はこういう問い掛けをしてくれるのかも知れない。

しかし、少なくとも私の高校時代は無かった。大学進学が前提にはなっていたが、高校3年間のゴール設定が大学進学だけか?

「この3年間で皆んなは、何を得ようとしているのか?」

こんな問い掛けがあったら良かったのに、と今感じる。

そう言えば昨晩、明日卒業式を迎える末娘との会話を思い出した。彼女は4月から大学院へ進学する。

「大学院の2年間が終わったとき、どんな風になっていたい?」

ありたい姿を描き、言語化した上で、4月を迎えて欲しいと願った父だった。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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久しぶりに実家の両親に会う!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

コロナ感染の度合いが少しスローになってきたこともあって、久しぶりに実家を訪問、両親に会ってきた。

父は今年で89歳、母は84歳。そう、父は昨年「米寿」。コロナ下でお祝いの会も未だ出来てきない。

また両親は昨年、60回目の結婚記念日だったのだ。

高齢とは言え、両親とも「それなり」に元気。しかし。それは私が来ていたから、元気にしていたのかも知れない。

程なく、弟と妹も実家に来てくれて、元々の家族5人が集まった形である。

「こうやって5人みんな元気で、この実家に集まれるのは、あと何回だろうか?」

今年は何としても父、そして両親のお祝いをしたい。そう強く思った午後だった。

ではまた明日!
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「ICF合格勉強会」開催!「『何をやるか』より『誰とやるか』が重要!」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今年は一念発起して「ICF」のコーチ資格を取得しようと準備中です。これは一種の

「学び直し」

認定コーチになって今年で8年目。副業で始めたコーチングを本業に切り替えて、独立起業して4年目。再度「原点へ帰る」ことが必要と感じ始めていた時に閃きました。

ICFの資格を取ろう!

ICF、即ち国際コーチング連盟はグローバルなプロコーチの団体。その資格はグローバル・スタンダードなものと言っても差し支えないだろう。

そして、受検準備を進めるに当たって、一緒に学ぶ仲間を募って開始した

「ICF合格勉強会」

昨日はその第三回目でした。

私がお声がけした発起人ではあるが、私が一方的にリードするのではありません。私はある意味で「コーチ役」。そしてまたある時は

参加メンバーが「コーチ役」。

「どんな風に進めると、みんなの学びや気付きに繋がるのだろうか?」

このまま口に出すわけではないけれど、参加メンバー各人が、このマインドを忘れずに参画しているように感じます。

声に出さずともこのマインドを理解しながら、一緒に時間を過ごす素敵な「仲間たち」。この心地よさがたまらない。

ジム・コリンズ著「ビジョナリー・カンパニーZERO」の中の

「『何をするか』より『誰とするか』が重要」

という内容を思い出します。

そして昨日感じたことを、簡単に記しておきます。

【今日の学び】

1.「安心安全」の環境はとても重要である

(1)この仲間であれば「失敗」「恥ずかしいこと」「実験」が許される
(2)お互いに自分の気持ちに「素」でいられる。率直な物言いを求められる

2.各人がお互いの「学び」「探求」に対して貪欲である

(1)スキルやマインドを高めよるためにお互いに刺激しあう。
(2)そのために色々な方法ややり方を提案し、まずやってみようと言い合える

3.より良いものを創り出そう、という向上心マインドが高い

(1)より良いものには上限が無いことは分かっているが、それを常に追究する
(2)周りの環境との違いや変化に「オープン」である

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今日は34回目の大切な「記念日」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

34年か!

毎年巡ってくる今日、3月19日。

昔を振り返るのは実は、あまり好きではないのだが、今日はこんな内容から会話が始まった。

娘が我々と一緒にテーブルにいたこともあって、はぐらかしながら私が口火を切った。

「そう言えば、『なぜ結婚式をお彼岸にやるのか?』って、お父さんに訊かれたね?」

「そうだったわね!」と妻。

「その時は返答に困ったんだ!実は、お彼岸だなって全く考えていなかった、眼中になかったからね!」

「そうそう、『結婚式場とかを何となく調べてみる?』なんて言って、軽い気持ちでデパートの階上にある相談所みたいなところに行ってみたら.....」

そうしたら相談所の係の人に、式場やら日程やらを訊かれているいくうちに、あれよあれよと決まってしまっていたのだ。

日頃、私の意向を反対することはしない私の母も、さすがに

「あれれ、お彼岸に結婚式なのね?!」

と言ったのを思い出した。

「あんまり考えてなかったね。というか、自分たちのことしか見えてなかった!」

今になってみると、穴があったら入りたいくらい、恥ずかしいことだらけだが、時間の長さは有難いもの。あっという間の34年間が、色々なことを「笑い話」にしてくれる。

こうやって一緒に振り返って、笑っていられる相手がいることを、本当に有難いと思う。

来年の今日、35回目の記念日は、どんな気持ちで迎えるのだろうか?

ではまた明日!
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今日は急遽、お墓参りへ

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

私の住む東京三多摩地区は、急に冬に逆戻り。「寒の戻り」や「三寒四温」と表現される季節ではあるが

今日の最高気温が、昨日の半分!!!

昨日、昼間20℃まで上がった気温が、今日の最高気温は8℃。

そしておまけに、雨。結構降っている。

「やっぱり今日、行こうか?」と妻からのお誘い。

「え、行くって、お墓参りへ?」

「うん。だって今日は雨模様だから......」

普通は「???」という会話の流れ。しかし私には分かっていた。

「雨の方が花粉症が楽だから?」

こっくりとうなづく妻。

既に入っていたアポの延期を、お相手に無理にお願いして、出かけることに。

どうしてもこの「お彼岸」の時期に、行かなくても良い、という考えはある。

しかし一方、「お彼岸」だからこそ、きちんと時間を取ってお墓参りをする、ということに意味がある。

東京近郊にあるメモリアルパークにあるお墓に到着。そして既に亡くなってしまっている、妻の両親に会って、

「我々はお蔭様で、元気にやっています」

とだけ、静かに伝えた。

ではまた明日!
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佐伯夕利子著「教えないスキル」を読んで(Day6)「使うテーブルを『丸テーブル』に変える」

丸テーブルに変えると.....
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

最近、嵌まっている、というか正確に表現すると「研究対象」にしている

「メンタルコーチング」

私はこれまで、ビジネスパーソンを対象にコーチングサービスを提供してきました。従って、アスリート向けのコーチングは新たな領域。

プロコーチ仲間から、有難いことにお声がけを頂いたので、これも何かの「啓示」。

昨年は東京で、そして今年は北京でオリンピックが開催されていることもあり、コーチング業界としてはホッとな分野です。

しかし研究とは言っても、先ずは一人で出来ることということで、メンタルコーチングに関する書籍を読み漁っています。

今日は読了した書籍の中で、感銘を受けたものをご紹介していきます。

それは

佐伯夕利子著「教えないスキル」

タイトルもさることながら、この本の内容は「衝撃」です。

副題が

「7つの人材育成術」

とあるので、7つの育成術を一つずつ取り上げていきます。今日は、育成術の五つ目です。

なおその際、佐伯氏がこの育成術を確立していく過程で、メンタルコーチがどのように関わってきたのか? メンタルコーチの視点も含めてお伝えしていきます。


【7つの人材育成術】

5.丸テーブルに変える(equality)

(1)コーチから一方的に教え込むのではなく、選手同士が学び合う環境を作る。それこそが学習効果を高める。ひいては先輩と後輩、コーチと選手といった階層をフラットにすることになる。

(2)試合前のレクチャーは先輩選手がするようになった。コーチたちは教わる選手たちと同じようにベンチに座って、ファシリテーター(潤滑油)になり、選手間の会話をまとめる役を担う。

(3)指導者の役目は「失敗しないように導く」のではなく、失敗を恐れず踏み出せる子、失敗を糧に出来る子供を育てること。選手の話に耳を傾けられる大人たちがいる空間を、人材育成の現場で作り上げていくことが大切。

(4)「選手の学びの機会が増えたかどうか?」そもそも指導者自身のヒエラルキーが学びを阻害しているかも知れない。そこで使用するテーブルを四角いものから「丸テーブル」に変えた。

(5)「言葉はアクションを生む。アクションがパフォーマンスを生む。パフォーマンスは習慣化する。」だからこそ、言葉一つ一つを大事にしていく。

(6)テーブルを丸に変えると、やはり気分が違った。テーブルのこちら側のコーチが一方的に指示、命令する空気はさらに減り、より選手の話に耳を傾ける場面が増えた。

(7)日本では指導の現場に緊張感や切迫感を求めていないだろうか?コーチが使う言葉に「集中しろ」「気を引き締めろ」という命令が多い気がする。そもそも日本語は尊敬語・謙譲語・丁寧語といった敬語があり、ヒエラルキーが生まれやすい言語である。

(8)「指導者は、選手の学びの機会を創出するファシリテーターに過ぎない」、と捉えるとヒエラルキーは邪魔になるかも知れない。

(9)選手は支配されると練習時間が長くなる。意味ある学びを習得できる。こうした環境づくりこそがスポーツの競技力を左右する。つまるところ、練習を何時間行うかではなく「学習効果を高めるためのスポーツ環境づくり」という発想が必要。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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第一回目の「作戦会議」終了!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

昨日は同じプロコーチの仲間と

「作戦会議」

をしました。

作戦?

ロシアによるウクライナ侵攻のようで、言葉の響きは余り宜しくはないですね。

今後の事業活動の「方向性」と「戦略」の擦り合わせ

と表現する方が適切です。

我々が提供するサービスで、どんなお客様の、どんな課題解決を図るのか?

平たく言うと事業・マーケティング戦略の立案。

その第一回目のオンライン打合せ。

事業戦略の構成要素は、単純で

1.誰に
2.何を
3.どのように
4.我々の「提供価値」は何か

を明確にすることです。

因みにドラッカーのかの有名な「5つの質問」は、

1.What is our mission?
(我々の使命は何か?)
2.Who is our customer?
(我々の顧客は誰か?)
3.What does the customer value?
(顧客は何に価値を感じるか?)
4.What are our results?
(我々の成果は何か?)
5.What is our plan?
(我々の計画は何か?)

ということで先ずは、以下のアクションを取ることに決めました。

1.我々それぞれが持つ「リソース」を共有する。
経験・スキル・提供出来そうなことを、各人がリストアップする。

2.我々の顧客となってくれそうな方々と出会う場を探して、人的ネットワークを創って行く。

(1)経営者団体に参加・加入する
(2)既に持っている人脈を活用する・掘り起こす
(3)経営者が集まりそうなセミナーや講演会などに参加する
(4)住んでいる地元の知り合いと親しくなる

3.顧客ニーズを把握する
(1)上記人的ネットワークから情報を入手する
(2)ネット情報などを活用する
(3)現状の顧客から情報を引き出す

さて今後、何が飛び出すか?創り出す楽しを感じながら、活動を進めて行きます!

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「予実管理」の目的は、「当事者意識」の醸成と「PDCA」の実践である!

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日は、とあるところで話題になった

「予実管理」

について、少しお話をしたいと思います。

企業で「経理部門」や「経営企画部門」に属している方々にとっては、当たり前のように実施されている「予実管理」。

しかし、これを実施されていない会社も少なからず存在します。

長年、経理・経営企画の仕事をしてきた私にとっては、「え、無しでいいの?」という感覚ではあります。

ではそもそも、なぜ「予実管理」をするのか? その目的とその効用について、原点に立ち返りたいと思います。

1.前提

(1)改めて予実管理とは、「予算」と「実績」との差異を分析して、その理由を解明した上で、次の「行動」を見極めることです。従って実績と対比させる「予算」があることが前提です。

(2)ここで言う予算とは、通常は年度予算、つまり12ヶ月の単年度予算を指します。

(3)そしてその単年度予算は、通常は3~5年間の「中長期経営計画」に基づいた、当年の年度予算、であることが望ましいです。


2.目的

目的は実は色々あります。

(1)年初の計画、つまり単年度予算を達成することは、中長期経営計画を達成することの第一歩なので、会社としては先ずは年度予算を達成することが求められます。

業務として経理・経営企画部門が所管していますが実は、予算というものは社内の全ての部門・社員のものなのです。

つまり予算達成とは、所管部門や経営層だけではなく、会社を構成している全員に課されているタスクなのです。

(2)「数字や金額の話は経理の仕事だろう?」とおっしゃる方がたまにいらっしゃいます。むしろ予算は経理のものではなく、社員皆様のもの。予算は現場も含めた社員一人一人の「羅針盤」のようなものです。

現状の事業活動がこの「羅針盤」の示す通りに進んでいるかどうか?これを確認する作業が「予実管理」なのです。

(3)つまり「予実管理」という手続きを通じて、自分たちの仕事の「PDCA」を回すこと。PDCAを回した上で必要な軌道修正を行いながら、事業活動を行っていくこと。これが「予実管理」の目指しているところです。

(4)従って予実管理の「予算」も「実績」も、両方ともオーナーは社員一人一人です。自分事としてその数字を捉えて、自分たちの事業活動をモニターする一つの道具として「予実管理」というものを捉えて頂きたいと思います。


3.効用

効用、もしくは副次的効果としては以下のものが考えられます。

(1)予算というと「数字」で作られ、語られることが多いです。しかし前述のように単年度予算は中長期経営計画に基づいていることから、計画が全て数字(定量的)である必要はありません。定性的な目標・計画もあってしかるべきです。

(2)ということは、単年度予算においても「定性的」なものがあっても全くおかしくありません。数字や金額は分かりやすく、扱いやすいので定量的な面だけを見てしまいがちですが、ぜひ事業活動による定性的な成果にも目を向けて欲しいとです。

(3)例えば、昨今話題の「働き方改革」。コロナ下でぐっと進んだ感はありますが、「働きやすい職場を目指す」という目標を中長期経営計画でうたっている企業は少なく無いと思います。その時「働きやすい」という目標をどう「予算化」して、かつ「予実管理」を進めて行くのか?

「予実管理」は経営の舵取りの道具というだけではなく、社員一人一人の事業活動をPDCAという視点で回していくためのツールと理解して頂くと、ぐっと「当事者意識」を持って頂けるようになると感じます。

ではまた明日!
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「コーチングを受けて『肩の荷が下りた』」コーチ探せる

Before.....
After....
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

「コーチ探せる」で、以前こんなタイトルのブログを、書くように勧められた記憶がある。

「コーチングを受けて○○になった」

そこで私が初めて「コーチング・セッション」を受けた時の衝撃!を
書こうと思う。題して

「コーチングを受けて『肩の荷が下りた』」

今日の簡単な流れ
1.コーチングとの最初の出会い・そして失望
2.コーチングとの再会
3.セッションで感じた「衝撃」
4.その後の展開

1.コーチングとの最初の出会い・そして失望

(1)コーチングとの出会いは実は結構早い。1990年代の終わりごろ。日本にコーチングなるものが輸入されてきて間もない時期。中小企業診断士の更新研修で学ぶ機会があった。

(2)当時、ある外資系企業で係長をしていた私は、部下マネジメントに困っていた。そこで、このコーチング・スキルを最大限活用しようと「質問」を多投することにした。

(3)しかし全く機能しなかった。部下からはそっぽを向かれることになった。今思えばスキルの使い方が間違っていた。しかし当時の私は「やっぱりアメリカからの輸入スキルは日本では機能しないんだ」と悪い印象だけが残ってしまった。(今思えは自分の浅はかさに赤面すること然り)


2.コーチングとの再会

(1)その後、20年くらい経過。帰国後の日本での最初に転職に失敗!転職後の新しい職場に全く馴染めず、2ヶ月で社長から「明日から出社に及ばず宣言」を受ける。

(2)お先真っ暗。藁をもすがる思い。誰かに相談しないと立ち直れないほど。しかし誰に相談したら良いのか? コーチング?、しかし、以前の苦い経験しかないコーチング。迷ったあげく取り敢えずプロコーチからコーチング・セッションを受けることにした。


3.セッションで感じた「衝撃」

(1)それまでの人生で、私は基本的に「他人に相談する」という発想がなかった。自分のことは自分で検討して、判断して、決定する。そういうものだと考えていた。思い込んでいた。

(2)しかし、2か月で馘!という事件に遭遇して、もうどうしようもなくなった。そんな気持ちで受けたコーチング・セッション。私にとっては「衝撃」だった。何故なら、そのコーチは私の話を延々と2時間くらい聞いてくれたのだ。

(3)私のこれまでの成功体験はもちろんだが、失敗は恥ずかしい思い。悔しく感じたこと、自分の卑しい部分。すべてをぶちまけた感じ。

(4)だんだんと話が広がり、そして深くなっていくうちに「なぜ転職が上手くいかなかったのか?」が見えてきた。コーチはそんな問い掛けは一切しない。私が自分で話をすることで自然に気が付いたのだ。それは取りも直さず「至らない自分」の姿。思い上がって、自分を大きく見せようとしたいたずるい自分。

(5)「 素の自分」が見えてきた。他人の目や評価では「自分の目で」自分を直視することが出来るようになった。そして、程なく次の転職先が決まる......


4.その後の展開

(1)その後も色々なことがあった。楽しいこと・辛いこと。そして私はプロコーチとして独立・起業することにした。

(2)これは私の「恩返し」の旅である。あれほどのどん底から救ってくれた「コーチング」。そして助けてくれた私のコーチ(文字通り私の「メンタルコーチ」)、そして私とここまで生かしてくれた社会への「恩返し」をしようと決心したのだ。

(3)どこまで出来るか分からないけれど、会社で職場で困っている人・悩んでいる人の助けになりたい。私がそうしてもらったように。

そんな思いで、クライアント一人一人に全身全霊で向き合おうと誓っています。

ではまた明日!
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「上質な会話」が人を動かす(Day1)「『1on1ミーティング』の究極のゴールは?」

立ち話
会議室での「1on1ミーティング」
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

最近にビジネス界では「1on1ミーティング」導入が花盛り。元々は米国のシリコンバレーにあるIT企業で導入され、それが日本へ「輸入」されたものだ。

私は外資系数社で働いた経験があるが、実は「1on1ミーティング」という名の、上司部下間の会議が、制度化されていた記憶はない。

むしろ私が勤務していた会社では、上司と部下、もしくは同僚同士での「立ち話」が、かなり頻繁に行われていた記憶がある。

高さが1m20cmくらいだろうか、少し低めのパーティションにもたれながら、

「確かにそういう課題はあるよね!それで、お客さんは何て言っているの?」

「課長、例にプロジェクトでちょっとやっかいなことがあって滞っているですけど、どう進めらたらいいのでしょうか?」

「そういえば、調査を頼んでおいた例の案件、今どんな感じ?」

今思い出すと、上司・部下・同僚同士、かなり自由に会話が行われていたように感じる。

それも「こそこそ」「ひそひそ」ではなくオープンで、周りの人たちが聞こえるくらいの声でだ。

もちろん「ヒト」に纏わる話題やプライベートなことは、状況を勘案して会議室で話されていたはずだ。

「分かりました、課長。その方向で検討してみます。また進捗を連絡します!」

「いやー実は、まだ調査は進んでいないんです。今週末の時点で、取り敢えず分かったことだけですが、ご報告します。」

課長や部長、そして役員までが参加?する「立ち話」だが、上長たちがどんな言葉がけや問いかけ、また助言や指示などをしていたのだろうか?

私が20年間勤務していた米国系企業には、いくつか会社の会社運営に関するポリシーがあった。その中で印象に残っているpolicyの一つ(今となってはうろ覚えで英語的には???だが)は、

Employee oriented, Manager supported

つまり、

・社員が主体者、マネジャーは支援者
・環境を用意すれば、社員は自らの意思で行動を起こす
・マネジャーの仕事は「環境を創る」こと

従って、マネジャーは、細かい指示や命令をすることより、部下の意向ややりたいことを聞いた上で、それを実行するための支援をする、と考えられていたのだと思う。

「1on1ミーティング」の究極の到達点は、きちんと2週間に一度50分、上司部下が定例的に会議室で話をすることではなく、

上記のような短いながらも「上質な会話」が、オフィスの至るところで、組織の様々な階層間で、行われるようになることだと強く信じている。

「1on1ミーティング」自体は、その実践するための「前段階」の制度の一つと理解したい。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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