「リーダーシップ」というものを思う時(10)「リーダーの果たす役割とは?」

「リーダーシップ」というものを...
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こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

先日、あるプロコーチからコーチング・セッションを受けました。そのコーチの方とはプロコーチではあるものの、定期的にお互いにセッションを提供しあう仲間。

お互いプロ同士で、気心が知れているからこそ、かなり踏み込んだ深いテーマを扱ったり、普通はしないようなきわどい「フィードバック」も必要に応じて出来るお相手。

そんな彼と、「リーダーシップ」をテーマで話をしました。するとそのセッションの中ほどでコーチから、こんな問い掛けがありました。

「それで、よしおさんは『リーダーの果たす役割』って、何だと思いますか?」

来たー!って感じ。

そして私は、頭に直観的に浮かんだ、こんな答えを返しました。

「そうですね、2つあるように思います。

一つは『先見性』。チームや組織を引っ張っていくには、世の中がこれからどんな風になっていくのか、その方向性をいつも注視して、ある程度見通しておくことが必要のような気がします。」

「それからもう一つは『決めること』かな?

情報はいくらでも手に入る時代。そしてその得た情報自体が正しいのか、最新なのかの判断が難しい現代。でもとにかく決めないと前に進めない。

やってみないと分からないことが多いので、早く決断してチームや組織を動かして行くことが必要。もちろん「実行しないと決める」という決断も重要ですね!」

実はこの答えを私は、前もって考えていた訳ではない。セッション中にコーチからいきなり出された問い掛けで引き出されたのだ。

「リーダーの役割」には、上記2つ以外にも果たすべきものは山ほどある。

しかし私はリーダーの端くれとして、少なくとも

「先見性」

そして

「決めること」

は肝に銘じて、活動して行きたい。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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「幸福であること」は目的なのか、それとも手段なのか?

「幸福であること」は目的なのか...
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こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

新聞や書籍で最近よく目にする

「ウェル・ビーイング」

という表現。

もちろん「幸せ」とか「幸福」というベタな言葉もあります。

そこで今日は、先日たまたまハーバードビジネスレビュー(HBR)という雑誌で見かけた記事を引き合いに、私の考える「幸福」について綴りたいと思います。

先ず、とっても卑近な過去の体験をお伝えします。

子供たちがまだまだ幼少の頃、幼稚園や小学校時代の思い出をビデオに収めたいと考え、妻と私は家電量販店へビデオカメラを買いに出かけました。

調査・分析好きな私は、量販店にあるメーカー数社のパンフレットをごっそり持ち帰り、早速「機種比較」を始めました。

当時はまだまだ昭和の時代。インターネットなどはまだまだ使われ始まったばかり。私は有名メーカーの機種を様々な観点で自ら比較表を作って、どれが良いのかを検討していました。

「なんだか、随分ご執心ね、ビデオカメラ選びに!」

妻からの、冷やかなコメントに怯むこともなく、

「いやいや、そんなに安いものじゃないし....折角撮るのだったら良いものがいいと思って!」

この後の展開は、今思い出しても恥ずかしい。

時間をしこたま使って比較して購入したビデオカメラを使って、沢山の思い出をビデオに収めた。

しかしあれだけ比較検討して、「この機能は良いね。絶対必要!」の考えて購入したビデオカメラだったが、子供たちの姿を収めていく内に、そんな想いは何処かに吹き飛んでしまっていた!

比較検討しながら感じた、あの時のなんとも言えない「幸福感」は何だったのか?

あれ以来私は、家電製品など物理的な物を購入することを感覚的に避けるようになったような気がする。

ここで思うのは、

何かを「獲得」することが幸せをもたらすのか?

それとも、

「ある状態」であることが幸せをもたらすのか?

そして、上記の「何か」とか「ある状態」とは何を指すのか?

ここで先に挙げた「ハーバードビジネスレビュー(HBR)」で見つけた論考の一節をご紹介します(2022年4月号)。
タイトルは

『「否定的な感情がない」ことが「幸福」ではない』

そこにはこんな記述がある。

・幸福についての誤解の一つは、いつも陽気で、喜び、満足しているのが幸福な人だという考えである。

・幸福ビジネスが犯している最大の考え違いは、幸福を手段ではなく目的にして、望みのものを得たら幸せになれると考えていることだ。

・私たちは「幸福であること」を最終的なゴールと見なしがちですが、本当に重要なのはそこに至るプロセスであることを忘れている。

なるほど!

どのビデオカメラを買おうかとワクワクしながら、様々なメーカーの機種比較や分析をしていた時。それが将に「幸福な」状態だったのだ。

そして一度、ビデオカメラを手に入れてしまうと、装備された多種多様な機能をこれっぽちも使わない。

物が身の回りに溢れる時代。我々は何に「幸福」を求めているのだろうか?

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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目標設定の技術(後編「やる気アップ編」)

目標設定の技術(後編「やる気ア...
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こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

昨日は

「目標設定」

について、SMARTというフレームワークを使って簡単にお伝えしました。

「SMART」は目標設定の際に明確にする5つのポイントを、英単語の頭文字を取ってまとめたもの。覚えやすく、使いやすいフレームワークです。

しかし私の個人的な感覚ですが、手法的にはシンプルで分かりやすい一方、

「立てた目標を達成しようという『やる気』が、なぜか盛り上がらない」

ような気がします。

そこでSMARTをより強化、実現可能性を上げるための、追加の手法を私なりに考えてみました。

題して

目標設定の技術「やる気アップ編」


このSMARTゴール設定に欠けているのは、目標達成のために活動する我々の

「気持ち」

です。このフレームワークが論理的なので、気持ちを挟む余地が無いように思います。

そこでSMARTに加えて

「SKK」

という要素を加えたらどうでしょうか?
(どこぞの化粧品ブランドみたいですね笑)

SKKとは、3つの要素、即ち

・S:社会・市場(顧客)
・K:価値観
・K:感情

を加えて、SMARTゴール設定を検討する、というご提案です。

それぞれを簡単に説明いたします。

(1)S(社会・市場)

ついSMART手法の従って目標を設定しますが、この目標を達成することで、どういう「社会的」な意義があるのか? 

目標を達成することで、市場(顧客)へどのような影響・インパクトがあるのか?

つまり目標達成することの、外側の視点による意味付けです。


(2)K(価値観)

価値観とは目標達成しようとする、あなた自身の「価値観」です。この目標を達成すると言うこと自体にご自身はどういう価値を感じているのか?

また目標を達成する過程において、あなた自身が大切にしたい「価値観」は何なのか?

これを確認しながら、SMARTによるゴール設定を検討すると、設定するSMART自体がどう変わるでしょうか?


(3)K(感情)

これは将に目標達成しようとするあなた自身が持つ「感情」です。その目標を達成したときに「ワクワク」するかどうか?逆に言うとワクワクするような目標設定になっているのか?

SMARTの「A」は達成可能という意味ですが、余りに楽勝では達成してもワクワクはしないでしょう。

あなた自身が持つであろう「ワクワク感」を想像した上で、SMARTゴール設定を検討して欲しいです。

「SMART」と「SKK」を相互に行ったり来たりしながら、目標設定を検討するとさらに達成の可能性が上がるように思います。


ここで私が実際に経験した、エピソードをお伝えします。

サラリーマン時代の私は、外資系企業で財務・経理の仕事をしていました。内勤の仕事で担当する業務は伝票処理から始まって、最終的には事業部の業績管理をしたり中長期経営計画を策定するような、いわゆる「経営企画」として役割も担当しました。

目標設定という観点では、人事部門や経理部門のような管理部門においては、部門として、そして個人としての目標設定が実は簡単ではありません。

営業部門のように顧客との接点が多く、かつ売上・受注など「数値化」できる指標がある部署は、目標設定の切り口は想像が付きやすいのですが、管理部門は正直言って難しく、毎年年度初め四苦八苦していました。

そんな時、ある上司がこんなアイディアを持ち出しました。

「我々『経理部門』の役割は、会社の経理データをタイムリーに正しく把握し、それを社内で活用して、意思決定に使ってもらうことだ。即ちは我々のお客様は『社内のビジネス・マネジャー』である。

「そして、そのビジネスマネジャーを経理的観点でサポートするためには、御用聞きのように、彼らからの要求にタイムリーに、適切に応える必要がある。従って、もっとビジネスの現場に近くなければならない。」

「いつもいつも自分のデスクにかじりついて『情報集計』や『データ分析』ばかりしていては、顧客ニーズに応えているとは言えない。」


そこで我々の目標の一つとして考案された指標は

「アウト%」

つまり自席を離れて、自分がサポートする事業部のビジネス・マネジャーと協業した時間数を集計することになったのだ。そしてそれを総労働時間で除した数字を「アウト%」としてモニターすることになったのです。

私はこの指標がいっぺんに気に入ったのだった。我々のお客様は「社内のビジネスマネジャー」である、というコンセプトも合点が行ったし、「ビジネス・マネジャーの近くで仕事」という発想も、現場の近くに座って仕事をしているからこそ耳に入る会話、臨場感・危機感が体感できる。

私は努めてこの「アウト%」を増やす働き方をしました。すると、

「困った時や、相談したい時、直ぐ近くにいてくれて有難い!」

そんなお客様!の声を聞きながら仕事をすることに、この上なく喜びを感じました。


いかがでしょうか?

「SMART」に「SKK」の観点も加えて目標設定をすることで、ゴール達成の可能性は高くなるように思います。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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目標設定の技術(前編「基本編」)

Setting Goal Setting Goal
SMARTゴール設定 SMARTゴール設定
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日のタイトルは

「目標設定の技術」

昨日、新聞の朝刊記事を引合いに「ゴール設定」についてお伝えしました。そういう意味では続編とも言えるかと思います。

「目標が設定されていない!」と批判することは容易いです。しかし目標設定は意外に難しかったりします。

今日は先ずは前編「基本編」から。

辞書を引いてみると、目標とは

「そこに行き着くように、またそこから外れないように目印とするもの」

とあります。つまり到達点にきちんと向かっているかどうかを、判断するための目印、ということですね。

従って、到達点との距離や差異を把握できることが、目標設定では条件となると想像されます。

そういう意味で、皆さんも良くご存知の

「SMART」

は、目標設定のポイントを分かりやすくまとめたフレームワークだと思います。

念のため、SMARTというものを簡単にお伝えすると、目標設定する上で必要な5つの観点を、英単語の頭文字で纏めたもの。つまり、

S:具体的に(Specific)
M:測定可能な(Measurable)
A:達成可能な(Achievable)
R:上位目標・全体目標と整合している(Related)
T:締め切りがある(Time-bound)

このSMARTゴール設定は様々なところで採り上げられ、解説も多いので、より詳細はそちらをご参照ください。

私の印象としては、企業やビジネス上の目標設定には、非常に使いやすいフレームワークだと感じます。

特にT(締め切りがある)やR(上位目標・全体目標と整合している)という部分が秀逸ですね!

蛇足ですが、このRはRealistic(現実的)やRelevant(適切な・関連した)というバージョンもあるようです。

このSMARTは、5つの観点で目標設定のポイントを網羅的に捉えていることは認めます。しかし個人的な感覚としては、この方法で目標を設定しても

「何となく、やる気が盛り上がらない」

という気がするのは、私だけでしょうか?

次回はこの部分に焦点当てて、SMARTをより強化する目標設定の方法を検討したいと思います。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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重要にもかかわらず、忘れがちな「ゴール設定」

重要にもかかわらず、忘れがちな...
重要にもかかわらず、忘れがちな...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今日の朝刊の一面から、こんな見出しの記事が飛び込んできた!

「国の政策、3割成果測れず
  事業終了時の目標なし」

あらら!

コーチングのセッションではクライアントに必ず、これらを訊くことにしている。

「今日は、何についてお話されますか?」
「いつまでに、どうなっていたいですか?」

つまり、話すテーマと「ゴール設定」を忘れない。

しかし一方、我々の日常を振り返ってみると、意外にゴール設定をせずに始めることが多いことに気付く。

成り行きだったり、勢いだったり.....

交わされる会話も「ゴール設定なし」が多い。

いつもいつもゴール設定が必要、という訳ではない。しかし、何かを成し遂げようとする時には、ゴールが設定されていることが望ましいことは自明である。

「私の日本語の生徒さん、都立高校に合格して4月から高校生!」

私の妻は外国から日本へ来た外国人の小中学校の生徒に、日本語を教える仕事をしている。いわゆる「日本語教師」。

「今は春休みでのんびりしているけれど、3年間はアッという間だよね。」

と妻は続ける。期待しつつも心配そうな表情が見て取れる。

「そうだね!でも学校では生徒に『3年後にどうなっていたいか?』なんて
問うことってあるのだろうか?」

私は思わずつぶやく。

今どきの高等学校はこういう問い掛けをしてくれるのかも知れない。

しかし、少なくとも私の高校時代は無かった。大学進学が前提にはなっていたが、高校3年間のゴール設定が大学進学だけか?

「この3年間で皆んなは、何を得ようとしているのか?」

こんな問い掛けがあったら良かったのに、と今感じる。

そう言えば昨晩、明日卒業式を迎える末娘との会話を思い出した。彼女は4月から大学院へ進学する。

「大学院の2年間が終わったとき、どんな風になっていたい?」

ありたい姿を描き、言語化した上で、4月を迎えて欲しいと願った父だった。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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#coaching #ありたい姿 #コーチ #コーチング #ゴール設定 #目標 #言語化 #銀座コーチングスクール

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久しぶりに実家の両親に会う!

久しぶりに実家の両親に会う!
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

コロナ感染の度合いが少しスローになってきたこともあって、久しぶりに実家を訪問、両親に会ってきた。

父は今年で89歳、母は84歳。そう、父は昨年「米寿」。コロナ下でお祝いの会も未だ出来てきない。

また両親は昨年、60回目の結婚記念日だったのだ。

高齢とは言え、両親とも「それなり」に元気。しかし。それは私が来ていたから、元気にしていたのかも知れない。

程なく、弟と妹も実家に来てくれて、元々の家族5人が集まった形である。

「こうやって5人みんな元気で、この実家に集まれるのは、あと何回だろうか?」

今年は何としても父、そして両親のお祝いをしたい。そう強く思った午後だった。

ではまた明日!
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「ICF合格勉強会」開催!「『何をやるか』より『誰とやるか』が重要!」

「ICF合格勉強会」開催!「『...
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こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

今年は一念発起して「ICF」のコーチ資格を取得しようと準備中です。これは一種の

「学び直し」

認定コーチになって今年で8年目。副業で始めたコーチングを本業に切り替えて、独立起業して4年目。再度「原点へ帰る」ことが必要と感じ始めていた時に閃きました。

ICFの資格を取ろう!

ICF、即ち国際コーチング連盟はグローバルなプロコーチの団体。その資格はグローバル・スタンダードなものと言っても差し支えないだろう。

そして、受検準備を進めるに当たって、一緒に学ぶ仲間を募って開始した

「ICF合格勉強会」

昨日はその第三回目でした。

私がお声がけした発起人ではあるが、私が一方的にリードするのではありません。私はある意味で「コーチ役」。そしてまたある時は

参加メンバーが「コーチ役」。

「どんな風に進めると、みんなの学びや気付きに繋がるのだろうか?」

このまま口に出すわけではないけれど、参加メンバー各人が、このマインドを忘れずに参画しているように感じます。

声に出さずともこのマインドを理解しながら、一緒に時間を過ごす素敵な「仲間たち」。この心地よさがたまらない。

ジム・コリンズ著「ビジョナリー・カンパニーZERO」の中の

「『何をするか』より『誰とするか』が重要」

という内容を思い出します。

そして昨日感じたことを、簡単に記しておきます。

【今日の学び】

1.「安心安全」の環境はとても重要である

(1)この仲間であれば「失敗」「恥ずかしいこと」「実験」が許される
(2)お互いに自分の気持ちに「素」でいられる。率直な物言いを求められる

2.各人がお互いの「学び」「探求」に対して貪欲である

(1)スキルやマインドを高めよるためにお互いに刺激しあう。
(2)そのために色々な方法ややり方を提案し、まずやってみようと言い合える

3.より良いものを創り出そう、という向上心マインドが高い

(1)より良いものには上限が無いことは分かっているが、それを常に追究する
(2)周りの環境との違いや変化に「オープン」である

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今日は34回目の大切な「記念日」

今日は34回目の大切な「記念日...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

34年か!

毎年巡ってくる今日、3月19日。

昔を振り返るのは実は、あまり好きではないのだが、今日はこんな内容から会話が始まった。

娘が我々と一緒にテーブルにいたこともあって、はぐらかしながら私が口火を切った。

「そう言えば、『なぜ結婚式をお彼岸にやるのか?』って、お父さんに訊かれたね?」

「そうだったわね!」と妻。

「その時は返答に困ったんだ!実は、お彼岸だなって全く考えていなかった、眼中になかったからね!」

「そうそう、『結婚式場とかを何となく調べてみる?』なんて言って、軽い気持ちでデパートの階上にある相談所みたいなところに行ってみたら.....」

そうしたら相談所の係の人に、式場やら日程やらを訊かれているいくうちに、あれよあれよと決まってしまっていたのだ。

日頃、私の意向を反対することはしない私の母も、さすがに

「あれれ、お彼岸に結婚式なのね?!」

と言ったのを思い出した。

「あんまり考えてなかったね。というか、自分たちのことしか見えてなかった!」

今になってみると、穴があったら入りたいくらい、恥ずかしいことだらけだが、時間の長さは有難いもの。あっという間の34年間が、色々なことを「笑い話」にしてくれる。

こうやって一緒に振り返って、笑っていられる相手がいることを、本当に有難いと思う。

来年の今日、35回目の記念日は、どんな気持ちで迎えるのだろうか?

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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今日は急遽、お墓参りへ

今日は急遽、お墓参りへ
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお、です。

私の住む東京三多摩地区は、急に冬に逆戻り。「寒の戻り」や「三寒四温」と表現される季節ではあるが

今日の最高気温が、昨日の半分!!!

昨日、昼間20℃まで上がった気温が、今日の最高気温は8℃。

そしておまけに、雨。結構降っている。

「やっぱり今日、行こうか?」と妻からのお誘い。

「え、行くって、お墓参りへ?」

「うん。だって今日は雨模様だから......」

普通は「???」という会話の流れ。しかし私には分かっていた。

「雨の方が花粉症が楽だから?」

こっくりとうなづく妻。

既に入っていたアポの延期を、お相手に無理にお願いして、出かけることに。

どうしてもこの「お彼岸」の時期に、行かなくても良い、という考えはある。

しかし一方、「お彼岸」だからこそ、きちんと時間を取ってお墓参りをする、ということに意味がある。

東京近郊にあるメモリアルパークにあるお墓に到着。そして既に亡くなってしまっている、妻の両親に会って、

「我々はお蔭様で、元気にやっています」

とだけ、静かに伝えた。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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佐伯夕利子著「教えないスキル」を読んで(Day6)「使うテーブルを『丸テーブル』に変える」

丸テーブルに変えると..... 丸テーブルに変えると.....
佐伯夕利子著「教えないスキル」...
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

最近、嵌まっている、というか正確に表現すると「研究対象」にしている

「メンタルコーチング」

私はこれまで、ビジネスパーソンを対象にコーチングサービスを提供してきました。従って、アスリート向けのコーチングは新たな領域。

プロコーチ仲間から、有難いことにお声がけを頂いたので、これも何かの「啓示」。

昨年は東京で、そして今年は北京でオリンピックが開催されていることもあり、コーチング業界としてはホッとな分野です。

しかし研究とは言っても、先ずは一人で出来ることということで、メンタルコーチングに関する書籍を読み漁っています。

今日は読了した書籍の中で、感銘を受けたものをご紹介していきます。

それは

佐伯夕利子著「教えないスキル」

タイトルもさることながら、この本の内容は「衝撃」です。

副題が

「7つの人材育成術」

とあるので、7つの育成術を一つずつ取り上げていきます。今日は、育成術の五つ目です。

なおその際、佐伯氏がこの育成術を確立していく過程で、メンタルコーチがどのように関わってきたのか? メンタルコーチの視点も含めてお伝えしていきます。


【7つの人材育成術】

5.丸テーブルに変える(equality)

(1)コーチから一方的に教え込むのではなく、選手同士が学び合う環境を作る。それこそが学習効果を高める。ひいては先輩と後輩、コーチと選手といった階層をフラットにすることになる。

(2)試合前のレクチャーは先輩選手がするようになった。コーチたちは教わる選手たちと同じようにベンチに座って、ファシリテーター(潤滑油)になり、選手間の会話をまとめる役を担う。

(3)指導者の役目は「失敗しないように導く」のではなく、失敗を恐れず踏み出せる子、失敗を糧に出来る子供を育てること。選手の話に耳を傾けられる大人たちがいる空間を、人材育成の現場で作り上げていくことが大切。

(4)「選手の学びの機会が増えたかどうか?」そもそも指導者自身のヒエラルキーが学びを阻害しているかも知れない。そこで使用するテーブルを四角いものから「丸テーブル」に変えた。

(5)「言葉はアクションを生む。アクションがパフォーマンスを生む。パフォーマンスは習慣化する。」だからこそ、言葉一つ一つを大事にしていく。

(6)テーブルを丸に変えると、やはり気分が違った。テーブルのこちら側のコーチが一方的に指示、命令する空気はさらに減り、より選手の話に耳を傾ける場面が増えた。

(7)日本では指導の現場に緊張感や切迫感を求めていないだろうか?コーチが使う言葉に「集中しろ」「気を引き締めろ」という命令が多い気がする。そもそも日本語は尊敬語・謙譲語・丁寧語といった敬語があり、ヒエラルキーが生まれやすい言語である。

(8)「指導者は、選手の学びの機会を創出するファシリテーターに過ぎない」、と捉えるとヒエラルキーは邪魔になるかも知れない。

(9)選手は支配されると練習時間が長くなる。意味ある学びを習得できる。こうした環境づくりこそがスポーツの競技力を左右する。つまるところ、練習を何時間行うかではなく「学習効果を高めるためのスポーツ環境づくり」という発想が必要。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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