“となり町の里山”《森羅・/・万象19-70》

立派な長屋門が入り口に鎮座している。
ガガイモ(ガガ芋) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Metaplexis japonica
面白い植物名。カガミ芋が変化してガガ芋となった!?!
野原や河原などに蔓を伸ばして繁殖する。
崖上になっていた柿の実が、落ちて他の茎に刺さって熟していた。
コマツナギ(駒繋ぎ)  マメ科(Fabaceae)
学名 : Indigofera pseudotinctoria
和名の由来は茎が馬をつなげるほど丈夫という意から。
茎は斜上し伏毛がまばらにある。葉は奇数羽状複葉。総状花序で淡紅紫色の花。
花が下から咲くため、花序は円錐状に見える。
石垣から顔を出していた。
メハジキ(目弾き) シソ科( Lamiaceae/Labiatae) 
学名:Leonurus japonicus
特段珍しい野草ではないが、益母草(やくもそう)という漢方薬草でもある。
茎を曲げても弾力があり、まぶたにはさんで遊ぶことで、目弾きと名前づいた。
別名: ヤクモソウ(益母草)
背丈が2メートルもある、驚きのメハジキ群。
ハラアカヤドリハキリバチ  ハキリバチ科 (Family Megachilidae)
学名:Euaspis basalis (Ritsema, 1874)

メハジキに集まり蜜を吸っていた“赤い蜂”
(画像は、websiteで借りました)
キクイモ(菊芋) キク科《Compositae(Asteraceae)》???
学名:Helianthus tuberosus
別名: ブタイモ(豚芋)、アメリカイモ(亜米利加芋)
キクイモモドキ 、いぬきくいも (犬菊芋)か???識別不明。
キツネノカミソリ(狐の剃刀) ヒガンバナ科 (Amaryllidaceae)
学名:Lycoris sanguinea Maxim.
地味なオレンジ色で ヒガンバナ ほど名を馳せていないように思う。
キツネノカミソリ名は、芽ぶいた直後の葉の形からといわれている。
リコリスと呼ばれるシロバナ種は、 タヌキノカミソリ(狸の剃刀)
何とも優美に踊っている!!狐の剃刀。歌姫にも見える。

《時節・_・襍感⇔“久し振りに訪れた座間市谷戸山公園”》
ホムグランド!!の泉の森から数キロしか離れていない座間市の谷戸山公園。
植物相が薄いと思っていたこともあって、余り訪れない里山である。
なんとはなしに8月の下旬、摩耶蘭を探しに訪ねてみた、が見つからない。
森林浴のつもりで歩いているとキツネノマゴを懸命に撮影している青年がいた。
マイパートナーもしゃがみ込みシャッターチャンスを狙っている風だった。
近寄ってみると青年が「青い蜂を見たことありますか?」と!!
「青い蜂はキツネノマゴが好きなんですよ!!」と解説されていた。
谷戸山の環境に精通している若者か??それより此処にそんな蜂が。。。?
一寸驚いたことだった(無知・無関心)。同時にありがたく認知出来たこと。

《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名Ⅱ!?!”》
谷戸山公園には、他にも労働寄生して子育てをする蜂がいるのを教わった。
ハラアカヤドリハキリバチ(地元の人々は赤い蜂と呼んでいた)がその蜂。
学名:Euaspis basalis、体長約15 mm、体は黒色で腹部第1節後縁以下が赤褐色。
しばらく前までは「ハラアカハキリバチヤドリ」と呼ばれてきた由。
オオハキリバチ(Chalicodoma sculpturalis) に労働寄生する労働寄生蜂。
赤い蜂と呼ばれる蜂は、メハジキの蜜を好むらしい(谷戸山では)。
傍にいた谷戸山を精通してるご婦人が二人も加わって植物談義。僕は傍観。
一般的に園内は、勝手に林内を自由に歩けない(入るには管理組織に入らないと)。
谷戸山公園は、その点かなり自由に歩き回れる事を忘れていた。
植物好きしか入らないだろう所に赤い蜂が好む「メハジキ」が群立していたのだ。
自宅に戻って、調べ始めると驚嘆であった。食物連鎖・自然界の定めを再認識。
素晴らしい「メハジキ」群にご案内頂いたご婦人、お二人に感謝申し上げたい。
脇にキクイモ(菊芋)か、キクイモモドキか、いぬきくいも (犬菊芋)か???
判別しがたい植物が咲いていた。菊芋は、空き地などに群生する帰化植物。
根に芋ができるのでキク芋と呼ばれる。戦時中は食料として栽培されていた。
最近は高血糖を押さえる効能で、注目を浴びている。
キクイモは、茎には毛があり葉は下の方は対生、上の方は互生。
キクイモモドキは、花の中心部分が大きく盛り上がり葉は対生でギザギザが目立つ。
ヒメヒマワリという名称で流通している。園芸店で目にする。
イヌキクイモ(犬菊芋)は、カナダ等北米大陸に自生する植物で渡来植物。
きくいもにきわめて似ているが、地下部に芋をつくらないのが「いぬきくいも」。
茎や葉には粗い毛が生えざらつく。黄色い花は、「きくいも」との区別は難しい。
区別する判断材料は、鋸歯が小さいことと総苞がより長くてあまり反り返らない。
キク科ヒマワリ属の多年草で、学名は Helianthus strumosus。
仔細な実地検証していないので???

他にも興味深い花を目にできた。感慨深い散策が出来、今後が楽しみ。

「2019/8/24座間・谷戸山公園」
#ブログ #植物

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“野菜の花”《森羅・/・万象19-69》

チョコレートチェリー 、    ナス科(Solanaceae)
学名:Solanum
別名: エアルームトマト、チョコレートトマト、トスカーナバイレット
(画像がチョコレートチェリーの花か否か不確実)
《時節・_・襍感⇔“首都圏直撃の台風!?!”》
強烈な台風15号が首都圏を直撃、上陸直後の中心気圧は960ヘクトパスカル、
中心付近の最大風速は40メートル、関東を直撃した台風では、統計史上最強だった由。
我が家周辺ではさしたる被害はなかったが、近隣の皆さんお見舞い申し上げます。
昨日の昼間、のんきに里山を散策したが、突然の豪雨、その後の晴天の繰り返し!?!
真夏の夕立を思い起こしたが、極端な変移は台風特有のことと思った。

《時節・_・襍感⇔“思い出した野菜の花!?!”》
台風の接近とあって雑用の手を休めPCに向かっていたら友達から小包が届いた。
配達人に礼を述べ、中を開けるとミニトマト??僕は、苦手だ、生トマト。
送り主は、当然知っているが、皆さんでドーゾ・・・とあった。
送り主のビニールハウスも台風の影響下にあると案じ先ほど連絡してみた。
幸い被害はないとの事で安堵。先週、送り主の家で宴を持っていたので。
趣味で農業をし、それらを使って宴を催す粋人。異国の友は、驚きを隠さない。
そんな彼が、以前、チョコレートトマト??の花を見せてくれた事があった。
ブラックトマトの改良品種。実は、酸味が強く料理の付け合せに向くと!!
花は 、 ミニトマト と同じくらいの大きさだったと記憶している。
トマトの花が咲いたら自然に受粉し着果する植物だとも教わった。
画像が、そのトマトの花か否か不明だ(色々な花を撮らせてもらったので)。
トマトってナス科なんですね!!道理で花形が似てます。




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“昆虫と植物の共存”《森羅・/・万象19-68》

ミソハギ(禊萩) ミソハギ科(Lythraceae)
学名:Lythrum anceps (Koehne) Makino
別名: ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)
ナミルリモンハナバチ(ブルービー) ミツバチ科(Apidae)
学名:Thyreus decorus

《時節・_・襍感⇔“知らなかった蜂の名!?!”》
ミソハギ(禊萩)、 ボンバナ(盆花)、ショウリョウバナ(精霊花)、ソビソウ(鼠尾草)。
別名の様にお盆頃によく見かける花。湿地などに自生する植物。
田圃で昔はよく観た記憶があるが、最近は見なくなった。
身近の里山では、普通に見られる花。この花の蜜を吸いに蜂がよく止まっていた。
昆虫に余り関心を持たない僕は、蜜を吸っている蜂の名を調べたことがなかった。
ごく普通の蜂(昆虫)程度にしか思っていなかったのだが!!
先日、座間市の谷戸山公園で希少な種類の蜂であることを教えて頂いた。
そんな蜂が、この周辺、2箇所で見られるとは、貴重な事、ラッキーである。
ブルービーと呼ばれていた蜂(ナミルリモンハナバチ・波瑠璃紋花蜂)。
蜂と云えば黄色やオレンジの縞模様のイメージが強いが、鮮やかな青色であった。
美しい青の体色と希少性で、童話になぞらえて「幸せを呼ぶ青い蜂」と呼ぶそうだ。
正式名の波瑠璃紋花蜂とは、波状で瑠璃色(鮮やかな青)紋様をもったハナバチの1種。
ハナバチであるブルービーは、花の蜜や花粉を主なエサとするミツバチの仲間。
赤系統の鮮やかな花に集まる青色のブルービー、このコントラストに魅入るらしい。
ブルービーは、全身が真っ青ではなく、黒い身体に羽毛のような青い毛が生えている。
ブルービーには、今ひとつ独特な生態があると資料にあった。
ブルービーは、自分の巣を作らず他の蜂の巣に卵を産み付け子育てを任せてしまう。
他種が行う子育て巣造りといった「労働」横取りする「労働寄生」と呼ばれる生態。
ブルービーは、最小限の労力で最大の効果を上げる野生の生存戦略に長けている。
しかしてブルービーが「幸せを運ぶ蜂」として伝えられる背景は悲惨だ。
ブルービーは他の蜂に労働寄生して子育てをする。裏を返せば???
ブルービーはほかの蜂がいない限り自力で子育てができないということである。
ミツバチの生育場所が限られ、人間の生活環境内では駆除される環境にある。
不幸にも人間に寄って減少してるのに「幸運を運ぶ蜂」と呼ばれる、皮肉である。
自然界での共存共栄を真摯に考えないといけないと感じた。

「2019/8/20泉の森」
#ブログ #植物

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“面白くも不思議な色・形の植物”《森羅・/・万象19-67》

斑入ミズキ(園芸種) ミズキ科(Cornaceae)
学名:Cornus controversa‘Variegata’
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata Siebold var. involucrata
ヨウラクタマアジサイ(瓔珞玉紫陽花)アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrate var. multiplex
別名:クスダマノキ 、伊豆大島原産
ツボミが割れ花軸を伸ばしてガク片が段咲き状になり八重花を咲かせる。
(2017年12月撮影画像)

《時節・_・襍感⇔“魅せる植物!?!”》
暦のうえでは、凄辰⇔秋の日、に向かい流れ進んでいる。早、9月。
晩夏を彩る紫陽花に「玉紫陽花」があり、大取りの瓔珞玉紫陽花は、これから。
灼熱、炎天下で強烈に自己主張している樹葉を観た。“斑入りミズキ”だ。
はっきり、クッキリ、斑入り葉は美しい(Cornus controversa‘Variegata’)!!
炎天下であっても葉は傷まず綺麗だった。英名は、wedding-cake treeだそうだ。
ミズキの園芸品種。“陽樹”全体が華やかで明るい、洋菓子の様な姿に映った。
そして残暑期になって玉紫陽花が静かに咲き始め、両性花が淡い紫色で魅せる。
蕾の頃「タマアジサイ」を実感出来るが、開花すると可憐な乙女のようだ。
扨、これから令和元年の 瓔珞玉紫陽花が開花する。迫力・重厚な姿が!!
#ブログ #植物

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“稀少植物考!?!”《森羅・/・万象19-65》

ヒマワリ(向日葵) キク科(Asteraceae /Compositae)
学名:Helianthus annuus L
別名: ニチリンソウ(日輪草)、ヒグルマ(日車)
帰化種で種子を食用や油採取(サンフラワーオイル)用に栽培される。
ドローンを飛ばして遊んでいる人も見かけた。

《時節・_・襍感⇔“向日葵を見ながら思ったこと”》
酷暑も峠を越えようか!?と感じる気圧配置。健康もなんとか保っている。
暑さにはめっぽう弱く出不精だが、頑張って出掛けた先でヒマワリ畑を見かけた。
健気に、、キラキラと輝き咲いている向日葵達だったが、どこかむなしく映った。
何故、其処に数万本ものヒマワリだけを植えるのか??種を収穫する為なのか??
昨今の花の見せ方、1種類を多数を植え見せる。そこに「画一的貧化」を感じるのだ。
見掛けた所は、畑の間作で油採取が目的?周りは、稲作田やビニールハウスがあった。

先に記した絶滅危惧Ⅱ類より危惧が軽い準絶滅危惧(NT)種というランクがある。
“現時点では絶滅危険度は小さいが、
生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種”
湿原や湿地が減り、湿性植物も減少している。尾瀬の湿原が保全されたは奇跡だ。
以前、ブログルに掲載した朱鷺草。湿原に咲く花で再度撮影したい。
八甲田山麓の「田代平湿原」。7月上旬に、似てるサワラン共々隣り合わせで咲く。
楚々と咲くが、減少の一途をたどる自生種。何とかこの先も生きつづけてほしい。

都市圏には、色々な公園があるが公園内に湿地等の多様な花を植栽すべきだ。
日本固有種・自生地・園芸種等々、言葉の定義をしっかりと示し教えて頂きたい。
見かけた向日葵は、鑑賞も兼ねた一石二鳥で魅せる花でもあったが!?!
土地活用で色々と試行されている。自然植生を活かす事を行政も提案してほしい。
日本は園芸大国だが、基となる自然との共存を忘れてはなるまい。
そして、農業との共生(無農薬)、稀少植物をも考え浮かんだ向日葵見物であった。
「2019/08/18川崎市麻生区」

#ブログ #植物

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“稀少植物~~!?!”《森羅・/・万象19-64》

イズカモメヅル (伊豆鴎蔓) キョウチクトウ科(Apocynaceae)
学名:Vincetoxicum izuense
Vincetoxicum izuense T.Yamashiro
(画像は、別場所のもの)
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓) キョウチクトウ科 (Apocynaceae)
学名:Vincetoxicum sublanceolatum
Cynanchum sublanceolatum (Miq.) Matsum.
Vincetoxicum sublanceolatum (Miq.) Maxim. var. sublanceolatum
(画像は、別場所のもの)

《時節・_・襍感⇔“記録しておくべき事 etc!!”》
終戦の日に台風が、、、本州を横断。ブログルの各位、お見舞い申し上げます。

大自然の中で植物にも災いがあったかもしれない。
“絶滅危惧種!!”と指定されている植物がいる。希少性でランク付けもされている。
絶滅危惧Ⅱ類 (VU)⇒絶滅の危険が増大している種、と云うランクがあって。。。!
このVUに指定されてる小さな花、1と月の間に同属2種類を見かけた(多分?)。
其の一、 コバノカモメヅル の変種で南伊豆の海岸周辺で見られるイズカモメヅル 。
コバノカモメヅルより葉は丸く葉質が厚い。見かけた所は、伊豆高原??
其の二、コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)。都会の公園でも存在は確認されている。
旧ガガイモ科に属していたが、キョウチクトウ科に包含分類された。
茎は蔓状でよく分枝して他の木や草に巻きつく。葉は対生し、披針形で先が尖る。
仔細は別として、花は直径7~15㎜の暗紫色。花冠は、星形に5裂する。
同属にアズマカモメヅル(小葉の鴎蔓の白花品種か?)。花は、厳密には緑白色。
又、別種にコカモメヅルがある(小鴎蔓、学名:Tylophora floribunda Miq.)。
葉が三角状卵形で、基部が浅い心形。花序が長く花が小型で花冠の裂片が短く三角状。
内面に白い毛があり副花冠に微毛がある。偶然訪れた所で見かけた(荻野野草園)。
どちらの場所も手にとって見れる場所ではなかった。
場所は、覚えた。来年、再度確認しに訪れたい2箇所である!?!

*     *     *     *     *     *     *

動植物、自然と接していると、ほおっとする。日々の喧騒も一瞬だが忘れる。
「咲くも無心 散るも無心。花は嘆かず 今を生きる」
花々と向き合っていると、其の花々を撮り記録に残そうと強く思う。
処すべき何かが朧気に浮かんでくる。単に趣味だが、自生種の確認と記録!!
其の気になった要因の一つが、カメラの存在。植物撮影に適すると思える新機種。
大判センサーの出現、更には植物の記録撮影に持って来いの機種が登場するらしい。
目の前の植物を只々ひたすらに、、、ありのままに写すことが出来たら最良だ。
臨場感あふれる描写力、目の前のものをただありのままの質感で撮れたら!?!
来年には登場するだろう(東京オリンピックがあるのでその前に!!)。
待ち焦がれたFoveonセンサー、Quattro(1:1:4)ではなくオリジナル1:1:1の採用。
其の素晴らしさは、Merrilで実証済みだ。更には、Lマウントアライアンス仕様!!
SIGMAというカメラ屋さん、只々驚きの創造集団だ。楽しみたい、写真生活。

8月15日、今年は感慨深く1日を過ごした。僕は、昭和天皇時代に生まれ育った。
終戦~安保条約=昭和天皇・岸信介総理、頭のなかで思い描いている御仁だ。
戦後70有余年を以って、漸く憲法改正問題が浮上してきた。
この大改正が、国会の場で議論されよう所まで来た。令和の大改正!?!
是非にも実現して頂きたい。又、昭和天皇の言質が庶民でも拜せる時代に成った。
昭和天皇の言質、戦後処理に当たった駐留軍に大いなる影響をもたらした。
そんな史実が、次々と表れている。我々団塊世代は、ある方向に洗脳されていた!?!
岸信介総理時代に今のような史実が分かっていたら、と思うと「教育」重要さが分かる。
こうした史実の基に60年安保時代の真実、現在に至った事柄、真摯に検証すべきである。
岸信介⇔安倍晋三、巡り合わせは、天の思し召しか??って感慨深い。
拉致問題、慰安婦像問題、強制徴用工問題等々も史実に立って世界に発信すべきである。


#ブログ #植物

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“失態~~!?!”《森羅・/・万象19-63》

厚木市荻野運動公園。野草園は、斜面上部に入り口がある。
ハルシャギク(波斯菊) キク科Asteraceae (Compositae)
学名:Coreopsis tinctoria Nutt. 
別名: ジャノメソウ(蛇目草)、春車菊
北米原産の帰化植物が野生化している。綺麗な色合い。沢山の品種がある。
(野草植物園に上がる前の斜面に沢山咲いていた)
野草園内は、散策路として木道が敷かれている。
ボタンクサギ(牡丹臭木) シソ科(Lamiaceae)
学名:Clerodendron bungei
別名: ヒマラヤクサギ
熱帯、亜熱帯で広く栽培されている帰化植物。日本の暖地で野生化してもいる。
葉は、クサギ同様な臭いがある。樹高1~2mの落葉低木。葉は対生する。
和名の由来は枝や葉を傷をつけると悪臭がすることから。若葉は山菜として食す。
カワラナデシコ(河原撫子) ナデシコ科 (Caryophyllaceae)
学名:Dianthus superbus var. longicalycinus
別名: ナデシコ、ヤマトナデシコ
大和撫子とも云われる様に「愛しい子」を表す「撫し子」が名前の由来。
秋の七草の1つ。エゾカワラナデシコや高山型の変種にタカネナデシコがある。
マムシグサの実
まむしぐさ(蝮草) サトイモ科(Araceae) 
学名:Arisaema serratum
同属にはテンナンショウ等、幾種類かの植物がある。
レンゲショウマ(蓮華升麻) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Anemonopsis macrophylla Sieb. et Zucc.
根茎は発達し横によく伸びる。葉は根生で茎の下部につく。
花は淡紫色、直径約3cm前後、萼片は長さ約1.5cm前後で開出して花弁に見える。
花弁は萼片より短く先が濃紫色で開出しない。日本固有種。
野草園入り口前の広場に在る藤棚したは、休憩場所になっていた。
広場の外側にアーチ型の隧道があった。
春・秋には、クレマチスがアーチを埋めることだろう。

《時節・_・襍感⇔“怪我の巧妙な出会い!!”》
“百日紅・睡蓮”の季節になった、と思い平日に平塚花菜ガーデンにでかけた。
が、現地に着いてガックリ“休園”だ!?!単に間抜け、確認ミスだった、、、。
まっすぐ帰るのも脳がない。一寸、遠回りだが厚木・荻野の野草園に行くことに。
平日かつ夏休みに入り、親子連れが結構いる運動公園の一角に野草園はあった。
園内は木道が敷かれ歩きやすいが、梅雨時期とあって滑りやすく注意深く散策。
滑りやすいがためか園内の一部は、閉鎖されていたが楽しい花との対話を持てた。
梅雨の中休み!?!猛烈な暑さだったが、園内の日陰はひんやりと涼しかった。

「2019/07/24」







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“旅先=伊豆高原周辺!!”《森羅・/・万象19-62》

定宿の一隅。
我々を迎えてくれた華。
キツネユリ(狐百合) イヌサフラン科(Amaryllidaceae)
学名:Gloriosa superba
別名: グロリオサ、ユリグルマ(百合車).
観賞用の栽培種。花被片が上向きに反り返り、
花被片の縁が火炎のように縮れるのが特徴。
伊豆高原駅近くの遊歩道。海岸にまっすぐ一直線。
海岸への散歩道。
海岸に出たところにある対島滝の落口。
海岸線の光景(2)
ハマカンゾウ(浜萓草) ユリ科(Liliaceae)
学名:Hemerocallis littorea
ウスギハマカンゾウ(薄黄浜萱草、Hemerocallis x fallaxlittoralis)にも見える??
どちらにしても海岸線に華を添えている。
スカシユリ(透百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Lilium maculatum Thunb. var. maculatum
別名: イワユリ(岩百合)
海岸に近い山地に生育する。花弁の根元が細くて透けてみえる事でこの名前がある。
自生種のオレンジ色、鮮やかさには目を見張る。
(場所によって色合いが違う)
タイトゴメ(大唐米) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum uniflorum ssp. oryzifolium (S. oryzifolium)
マルバマンネングサや コゴメマンネングサに似て丸い小さな葉が密集する。
名前の由来は大唐米と呼ぶ小さな米粒が、この葉に似ることから。
橋立吊橋。

《時節・_・襍感⇔“引き寄せられる場所Ⅱ!!”》
“梅雨は、明けた”が、、、梅雨期にジオパーク内で出会った自然・花々!!
柿田川「わき間」の湧水、その周辺の自然環境保全を拡大し充実させてほしく思った。
富士山麓の「忍野八海」より地下からの湧水が顕著に確認出来、貴重な場と感じた。
柿田川湧水公園を観た後、趣味である自生紫陽花の場所探しに伊豆高原に向かった。
未だ僕自身が確認していない「アマギアマチャ自生地」の下調べ自生場所を見つけに。
伊豆半島の山地を車で走ったが、自生地と思しき場所は崖上で手に取れる所は無し。
天城峠辺りまで行きたかったが、時間がなく伊豆高原大室山下の定宿に向かった。
森の中を走っていて数カ所、自生地と思える所も位置確認しながらドライブ。
天候も良く伊豆高原の定宿に。温泉に入り美味な夕食に舌鼓、優雅な時間を持った。
夕食そして翌日の朝食をご機嫌に頂いたあと、城ヶ崎辺りを探索する事にした。
一般的に城ヶ崎と言うと門脇灯台と門脇吊り橋周辺(ピクニカルコース)である。
隣接する海洋公園には、大きな駐車場もあることでこの周辺を訪れるのが一般的。
周辺の海岸線には、今ひとつ「城ヶ崎自然研究路コース」と呼ばれる散策路がある。
こちらは6キロ程の探索路だが、余り人気がないと聞いていた。それ故に静か!?!
伊豆急伊豆高原駅近くの駐車場に車を留めて城ヶ崎自然研究路の一部を散策した。
駐車場脇の小川(対島川)に沿ってしっかりした遊歩道があった。
平日ということもあったが、殆ど人と出会わなかった。それ故に静かな場所。
そして何よりも海岸帯に見れる花々は、楚々として実に力強く咲き誇っていた。
野趣、自然台地と花々との饗宴、台地が生け花を活けているようだった。

「2019/07/18伊豆高原」
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“雨ニモマケズⅢ=続・里山!!”《森羅・/・万象19-60》

タシロラン(田代蘭) ラン科(Orchidaceae )
学名:Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
ボロ布のような不思議な花だが、よくよく見るとランの花にも見える。
が、腐敗した枯葉などに育つ菌類から栄養をとる腐生植物の仲間だ。
光合成の能力がなく、緑素をもたないため全体が白く、幽玄的である。
(07/13・散策路と野の境に置かれた枯れ枝から姿を見せた)
ウバユリ(姥百合) ユリ科(Liliaceae)
学名:Cardiocrinum cordatum (Thunb.) Makino
薄緑色をした花でユリらしくない。花の咲く頃に落葉してしまうと紹介されている。
「姥」の由来か。実際は、根元だけ葉が残っている場合が多い。
あちこちと結構、茎を立てている。
古くにはウバユリの新芽、球根も山菜として食べられていた。
フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Lychnis miqueliana Rohrb.
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai
茎は直立し上部で分枝し節が太くなり、黒紫色を帯びる。葉は対生し先尖、縁に毛。
花弁は5枚。花弁には溝があり花弁の基部には花弁と同色の鱗片が2個ずつつく。
タマアジサイ(玉紫陽花) アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea involucrata;日本固有種
ツボミが開き、中の花びらやガクが顔をだし開ききると覆っていた殻は落ちてしまう。
花期が他のアジサイより遅い。又、すべて装飾花になるものを
テマリタマアジサイという。
殻が落ちてしまうとガクアジサイにみえる(葉形が異なるが)。

《時節・_・襍感⇔“続・定点観察地!!”》
“梅雨”であっても泉の森のある場所は、週末になると人々で賑わっている。
野外調理場(屋根付き)あり、予約して食材を持っていけば無料でBBQが楽しめる。
キャンプ的楽しみ方。調理道具や鉄板も無料、有料なのは炭、薪、ゴミ処理のみ。
隣接地には、小さなアスレチック設備もあり親子連れには、好評のようだ。
そんな草むら(林床)には、健気な植物も見ることが出来、人と自然が融合している。
里山の活用から見ると巧く作用し始めていると思う(この10年余りを見ると)!!
そんな里山で自然植生の植物、薄暗い林床で人知れず咲く花々の強さを感ずる。
里山として植物相が厚い。引地川の源泉でもある。今後の泉の森管理に注目している。

「2019/07/13・21、泉の森」





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“雨ニモマケズⅡ=里山!!”《森羅・/・万象19-59》

マヤラン(摩耶蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Cymbidium macrorhizon(C.nipponicum)
乱立に近い状態で増えている。
囲いを立てたりして保護している。
画像左の明るいところのすぐ後ろで工事していた。
キツリフネ(黄釣船) ツリフネソウ科(Balsaminaceae)
学名:Impatiens noli-tangere
泉の森では増え続けている。
ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科(Helwingiaceae)
学名:Helwingia japonica FG.Dietr. subsp. japonica
果実は秋ごろ黒く熟すが早、真っ黒。液質で小鳥が好んで食べる。
クヌギにカナブンが樹液を求めて集まっていた。
オオバトンボソウ(大葉蜻蛉草) ラン科(Orchidaceae)
学名:Platanthera minor
別名: ノヤマノトンボソウ(野山蜻蛉草)
この植物も増えている!!

《時節・_・襍感⇔“定点観察地!!”》
今年は、未だ“梅雨”が明けない。気分は、色々だが植物にとっては。。!
庭の草花も健気だが、里山の植物も清々しく薄暗い林床でも咲き誇ってた!?!
“摩耶蘭”を定点観察してきたが、年々生育範囲を広げているのに驚かされる。
そんな場所で昨秋からすぐ脇で大工事があり、植物の生存を危惧していた。
植物愛好者が、ささやかな防護策を講じていたがどうなるかと案じていたが。。。
春、近くの定点観察花“金蘭”“銀蘭”が元気に姿をみせてくれ安堵した。
“摩耶蘭”はどうだろう、と拝みに1週間前に訪れてこれ又驚いた!!
以前より範囲が広がり数十メートル以上も離れたところにも花を確認した。
そしていっとき見えなかった“銀竜草”と思しき姿があちこちで確認できた。
“銀竜草”か、否、銀竜草擬にも見える??小体、継続して注意深く観察してみたい。
これ等の場を見るとすぐ隣の地表が変わっても植物個体は自助保守する、と感じた。
更には、子供達が駆けずり回っている林床にオオバトンボソウが群立していた。
森全体、里山は、力強く生きているって感じ、感慨深く鬱陶しい天候もぶっ飛ぶ!!

「2019/07/13・21、泉の森」
#ブログ #植物

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