昨年末に買いそろえた <寝正月用の書籍> 、今年最初の読み出しとしては、ミステリーファンですので『キングの死』を選びました。
著者は3作目の『川は静かに流れる』で、2010年の英国推理作家協会最優秀賞を受賞しています。
13歳の少年を主人公に据えて、行方不明になった妹の捜査を進める物語ですが、受賞作の貫禄十分の内容でした。
ミステリーに限らず、本来は作家の発表年代順に読み継ぐのが王道だとは思いますが、えてして文庫本などでは発表年代が後先になる場合もあり、読み手側としてがっかりします。
今回は、あえてデビュー作の1作目にさかのぼって読んでみました。
親子二代の弁護士の家庭を中心に話しは展開します。先代の父親は弁護士としてはやり手でしたが、射殺死体で発見され、主人公の弁護士を中心にその妹、父親のいいなりで結婚した家庭、昔馴染みの女性との不倫等の伏線を散りばめながら、自分自身の人生観を見つめ直す結末へと一気に読ませます。
600ページを超える作品ですが、3作目で協会賞を受賞する力量を感じさせるストリー展開、面白く読み終わりました。
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Posted at 2012-01-01 06:33
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Posted at 2012-01-02 01:12
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Posted at 2012-01-02 02:26
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Posted at 2012-01-03 00:26
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Posted at 2012-01-03 09:26
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Posted at 2012-01-03 10:02
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