平地や山地に生息する大型のチョッキリ類で、体長10ミリほどです。
コウチュウ目(鞘翅目)オトシブミ科の昆虫ですが、吻の長い姿は 「クヌギシギゾウムシ」 や 「ヒゲナガホソチクゾウムシ」 などのゾウムシ科の昆虫ととよく似た姿をしています。
体色は濃い赤紫色で金属光沢があり美しい色合いを見せ、背面は黒褐色の短毛で覆われ、<吻>は太く長く、やや青みを帯びています。
前胸下面両側に突起がなく、<吻>の真ん中あたりから触角が伸びていますので、写真の【モモチョッキリ】は<メス>です。
モモやナシ、ビワ・リンゴなどの木の実が膨らみ始めた頃、<メス>は実に産卵、その実の付いた枝を 「チョッキリ」と地面に切り落とします。
そこで孵化した幼虫は果実の実を餌として育ち、成熟した成虫は地面に穴を掘り<蛹>となり、秋の終わりごろ羽化した成虫は、そのまま穴の中で越冬、春先にまた表れてきます。
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Posted at 2014-05-25 14:26
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Posted at 2014-05-25 14:55
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