主人公の<岩永順庵>は肥前長崎の蘭学者の26歳、下級通司として江戸に出向いた際他の蘭学者と喧嘩を起こし長崎に戻ると脱藩あつかいになり、仕方なしに江戸にもどり辰巳芸者の<豆吉>の家に居候しています。
物語の舞台は安永7(1778)年、<田沼意次>が老中にしたのが安永元年で、将軍は第10代<徳川家治>の時代です。
本書は4編の市中に起こる怪事件が納められており、火盗改の同心<瀬川又右衛門>と武家の出で剣豪でもある<豆吉>とで、<淳庵>の蘭学の知識を駆使して解明していきます。
今では当たり前の製鉄技術や電気(エレキテル)、潜水船など当時としての科学技術を織り交ぜながら、三人の活躍が楽しめました。
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Posted at 2015-01-29 04:56
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Posted at 2015-01-29 04:58
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