昨日アップしました 「タチイヌノフグリ」 が咲いていました同じ空き地に、【オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)】を見つけました。
本種も、明治時代末期に帰化していることが確認された欧州原産の外来種で、ナデシコ科ミミナグサ属の一年草です。
<金田一春彦>の『ことばの歳時記』の「ミミナグサ」の項には、平安の才女<清少納言>の『枕草子』の逸話が紹介されています。
正月七日の若菜の準備中に子供が取ってきた見も知らぬ草を、<清少納言>が「何と言う草か?」と尋ねますが、子供たちはすぐには答えられない。そこへ誰かが「それはみみなぐさと言います」と言ったので、<清少納言>は「耳無草では道理で話が聞こえないような顔をしていること」と、大笑いされたのです。
実際にはミミナグサは「耳無草」ではなく「耳菜草」ですが、これは<清少納言>が面白おかしく書いたものであろうと言われています。
この話には落ちがあり、しばらくして別の子供が可愛らしい「菊」を持ってきたので、<清少納言>が『摘めどなほ 耳無草こそ つれなけれ あまたしあれば 菊(聞く)も混じれリ』と一句詠んで披露しようとしたのですが、相手が子供なので聞く耳は持つまいとして、やめたとあります。
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Posted at 2016-04-15 16:42
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Posted at 2016-04-15 17:20
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Posted at 2016-04-15 17:18
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Posted at 2016-04-15 17:21
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