神戸港と鹿児島・奄美群島、沖縄本島を結ぶ旅客フェリー「琉球エキスプレス」が、10月7日の神戸出港便を最後に運航を休止することが発表されました。沖縄や奄美出身者が多く暮らす神戸・阪神間からの帰省の足などとして親しまれてきましたが、近年は格安航空会社(LCC)の台頭もあり利用客数が低迷。運航会社が貨物専用船に切り替える決断をしました。
「琉球エキスプレス」を運航するマルエーフェリー(鹿児島県)によると、阪神航路の開設は1972年4月。沖縄県の本土復帰(1972年5月15日)直前でもあり、当初は奄美群島発着だった。翌73年に航路が沖縄本島まで延びています。
航路の距離は約1300キロ。神戸・六甲アイランドを出港する下り便は、大阪・南港に寄り、奄美群島の奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島を経て、沖縄・那覇新港へ3日かけて運航する。現在は2週間で3往復している。総トン数は6266トン、旅客定員は240人。
近年は、離島住民の少子高齢化に加え、フェリーの運賃よりかなり安い価格設定で参入してきたLCCに利用客を奪われて苦戦。2016年度の乗船客数は、20年ほど前の3割にも満たない約7800人でした。
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Posted at 2017-09-08 15:46
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Posted at 2017-09-08 15:49
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