「皆既月食」
Jan
28
月は太陽の光を反射して輝いています。太陽と地球、そして月が一直線上に並ぶと、月が地球の影に入って暗くなります。すると、月が欠けてしまったように見えるのが月食です。徐々に欠け始めると「部分月食」となり、すっぽり地球の影に入ってしまうと「皆既月食」になります。このとき、月は地球の影で真っ暗になりそうですが、地球の大気で屈折した赤い光がほんの少しだけ入り込むので、赤黒い赤胴色に見えることになります。
今回の具体的な観測時間は次の通りです。
■部分食の始め(月が欠け始める時間) ⇒ 20時48分
■皆既食(完全に欠けて赤銅色になる) ⇒ 21時51分~23時8分まで(1時間17分)
■部分食の終わり(月が明るく丸くなる) ⇒ 0時12分
前回、日本で見ることができた皆既月食は2015年4月4日で、このときは、わずか12分間でした。今回は1時間17分も続きますから、観測のチャンスはたっぷりあります。しかも、欠け始めから欠け終わりまで、お天気がよければ日本全国どこででも「皆既月食」を観察することができます。肉眼で十分観察できます。さらに、月食の間は月の光に邪魔されず、星がはっきり見えるようになりますから、いつもよりきらきらと輝く星を観察してみるのも、おもしろいかもしれません。
ちなみに、今年は7月28日にも(土)にも「皆既月食」が起こりますが、月食が夜明け前に始まり、月食中に月が沈む「月入帯食」のため、東側の地域では見るのが難しくなります。
Posted at 2018-01-28 14:44
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Posted at 2018-01-28 14:48
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