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神戸:ファルコンの散歩メモ

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『片想い』東野圭吾

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『片想い』東野圭吾
年に一度開かれる元帝都大アメリカンフットボールの飲み会に参加していた<西脇哲郎>は、その飲み会のあとで、<日浦美月>と十年ぶりに再会します。<美月>は、<西脇>の妻<理沙子>と一緒の帝都大アメリカンフットボール部の女子マネジャーでした。<美月>は理沙子の親友でもありました。

<哲郎>は、<美月>を自宅に誘ったが、そこで衝撃の事実を知らされることになる。ひとつは、<美月>は性同一性障害であり、現在は男として生活していること。もうひとつは、ある人物を殺してしまったという事実でした。

<美月>は、警察に自首することを考えていましたが、<哲郎>と<理沙子>は彼女を引き止め、そして彼女を匿うことにします。やがて、同じアメリカンフットボール仲間で<美月>の元恋人でもあった<中尾功輔>も協力することになるのですが。

しかしある日、<美月>は忽然と<哲郎>と<理沙子>の前から姿を消してしまいます。そして、それに呼応するかのように<中尾功輔>も姿を消します。<哲郎>たちは、消えた<美月>と、中尾>を探し出そうとしますが、その過程で、次々と驚くべき真実を知ることになります。

大学時代のアメリカンフットボール時代の青春を絡めながら、仲間たちの友情と、性同一障害者の心理を描き、思わぬ事件の真相に、驚愕の結末を迎える筋書きの構成の巧みさに感心しながら、622ページの長編を読み終えました。

当サイトの管理人より
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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