< 「ブランブルケイ・メロミス」(画像:オーストラリア政府) >
オーストラリア政府は、世界最大のさんご礁帯 グレートバリアリーフにある島に生息していたネズミの仲間の哺乳類が絶滅したと公式に発表しました。専門家は海面の上昇によって、生息地が浸水したことが原因だとみていて、温暖化の影響で哺乳類の絶滅が確認された初めての例だと指摘しています。
オーストラリア政府は19日、世界最大のさんご礁帯 グレートバリアリーフにある、豪最北部にある小さな砂の島(ブランブル・ケイ)にのみ生息することで知られていたネズミの仲間の哺乳類、「ブランブルケイ・メロミス」が絶滅したと発表しました。
海面の上昇によって島ではたびたび浸水が発生していて、10年ほど前には、数十匹が生息しているとみられていましたが、ここ数年は確認されていませんでした。
地元の大学の研究チームは、海面の上昇によって生息地が浸水したことが原因だとみていて、温暖化の影響で哺乳類の絶滅が確認された初めての例だと指摘しています。
環境保護団体の「WWF・世界自然保護基金」は海面の上昇や生息地の変化などによって温暖化の影響を受ける絶滅危惧種の動物は3000種近くにのぼるとして対策を呼びかけています。
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Posted at 2019-02-20 14:11
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Posted at 2019-02-20 14:19
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