今年の読書(55)『ぼくの映画人生』大林宣彦(実業之日本社)
Jul
26
2008年に発売された単行本の文庫版となる本書は、大林が70歳を機にその半生と映画論を語った自伝のような1冊です。
第一章・・・生い立ち、第二章・・・自主制作時代、第三章 としてぼくの映画づくり・・・≪尾道三部作≫と呼ばれる『転校生』(1982年) ・ 『時をかける少女』(1983年) ・ 『さびしんぼう』(1985年) について語られているほか、全六章からの構成として、これからを生きる人へのメッセージなども収められています。
文庫版の解説として、<大林宣彦>と長年親交のあった<赤川次郎>(72)が惜別の思いを込めた「『ふたり』の思い出」を収録。装丁と絵は、2019年10月7日に亡くなられた <和田誠> が手がけています。