日本海の秋の味覚、「ベニズワイガニ(香住ガニ)」の初競りが6日、兵庫県香美町の香住漁港西港で行われました。コロナ禍を吹き飛ばそうと、最高額は過去最高の1匹30万円。早朝の競り場は、初物を買い求める仲買人らの活気でにぎわいました。 「ベニズワイガニ」の水揚げは関西では香住漁港西港のみです。1日の漁解禁を受けて、小型船8隻が約100キロ沖で、水深約1100メートルの海底に餌を入れたかごを設置しました。 台風の影響で予定より2日遅れましたが、例年並みの約20トンを水揚げし、約1483万円を売り上げています。人気を受け、近年は値上がり傾向ですが、今季は宿泊施設や飲食店の需要縮小が不安材料となっています。