ダウ平均株価(3月21日)@終値3万4552ドル99セント
Mar
21
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル>議長が21日、今後の米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.5%)の利上げに踏み切る可能性を示唆しました。金融引き締め加速を警戒し、また、ダウ平均株価は前週に(5.5%)高と2020年11月以来の上昇幅となり、目先の利益を確定する売りも出やすい情況で、幅広い銘柄に売りが膨らんでいます。
中国の航空当局は21日、中国東方航空が運航するボーイングの小型旅客機「737」が墜落したと発表しています。ボーイング株は(6%)強下げる場面があり、ダウ平均を押し下げています。
ウクライナ情勢の不透明感も買い見送りにつながっています。ロシア国防省が20日、港湾都市マリウポリのウクライナ軍に武器を捨て降伏するよう要求したがウクライナ側は投降を拒否したといいます。紛争の一段の激化を警戒し、米原油先物相場が(6%)高と急伸したのも、消費関連株の売りを誘っています。
米長期金利が一時前週末比(0.09%)高い(2.24%)と前週に付けた2019年5月以来の高水準に並び、相対的な割高感が増した高PER(株価収益率)のハイテク株も売りが先行しています。