日経平均株価(5月20日)@終値2万6739円03銭
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中国人民銀行(中央銀行)は20日、住宅ローン向けの指標となる金利の引き下げを発表。引き下げは4カ月ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大に伴う都市封鎖(ロックダウン)の影響で落ち込む中国経済の立て直しが意識され、20日の中国・上海株や香港株が上昇し、景気減速への過度な懸念が和らいでいます。
20日朝に総務省が発表した4月の消費者物価指数(CPI)は生鮮食品を除く総合指数が前年同月比(2.1%)上昇と、日銀が目指す(2%)の物価目標を上回っています。ただ、市場では「携帯電話料金引き下げの影響がなくなったこともあって伸び率は市場予想の範囲内。日銀の金融緩和策は当面継続されるだろう」との見方があり、米国と異なる緩和的な金融政策が日本株の一定の支えに好感されているようです。
終値は反発し、前日比336円19銭(1.27%)高の2万6739円03銭で取引を終えています。